Brilliant Classics ドイツ3大B:作品全集2

CD47 Beethoven
ピアノ・ソナタ全集 第23番「熱情」
 アルフレート・ブレンデル(p)
 録音:1962-64(ステレオ)

† 実は、Beethovenのピアノソナタを聴いていて、新たな体験をしています。なぜなら、たれプーさん♪のクラシック体験のはじまりはBeethovenの弦楽四重奏曲からだったからです。以下の動画は、珍しいピアノフォルテによる演奏。響きが違いますね。完成度の高い作品です。

‡ なお、ブリリアント全集のBeethovenピアノソナタ全集はブレンデル盤が使用されていますが、ブレンデルは3種類の全集を完成させており、むろん後期なれば完成度・円熟度が上がっていると思われます。ブリリアント全集収録は第一回目の録音です。


Beethoven Piano Sonata No. 23 "Appassionata" 1st mvt. on fortepiano

Beethoven: Piano Sonata Op. 57 No. 23 "Appassionata" I Allegro assai
Hiroaki Ooi (fortepiano)
Jones-Round 1805 5-octave and a half
ベートーヴェン:ピアノソナタ No. 23 『熱情』Op. 57 第1楽章
大井浩明(フォルテピアノ)
ジョーンズラウンド

《ドイツ3大B探究メモ》
「三大ピアノソナタ」とは!?
ベートーベンは番号付きのピアノソナタを全部で32曲も作曲していますが、その中でも特に第八番「悲愴」・第十四番「月光」・第二十三番「熱情」を「ベートーベンの三大ピアノソナタ」と呼んでいます。しかし、この通称と組み合わせは生前のベートーベンが決めたものではありません。レコード会社によって、抱き合わせにされたものが「三大ピアノソナタ」の正体なのです。しかし、営業上の意図を抜きにしてもこの三曲のピアノソナタは、32曲のピアノソナタの中でも上位に位置する完成度と内容を持った曲であるのは確かなのです。

ピアノソナタ第二十三番「熱情」の曲調
「熱情」は、まるでピアニストの指先から炎が燃え上がるような激しいメロディを持っています。冒頭は「月光」のような「序破急」を思わせるのですが、主旋律に入ると同時に最初から最後までクライマックスといえるほどの盛り上がりを見せます。「本当の熱情というものは、炎のように揺らめきながらも決して消えることはないものである」とばかりに強弱を付けた旋律は、まさしく「ベートーベンの三大ピアノソナタ」にふさわしい快作であるといえます。ベートーベンは、「熱情」を作曲した後は「傑作の森」時代にあってもピアノソナタを作曲しませんでした。1809年に第二十四番嬰ヘ長調「テレーゼ」を作曲するまで、ピアノソナタから手を引いたのです。そういった意味で、「熱情」はベートーベンのピアノソナタの最高傑作であるといえます。
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