スピリチュアルブームでカルト被害にあわないために4-1

スピリチュアルブームでカルト被害にあわないために
2011年01月26日 All About ストレスガイド:大美賀 直子

占い、神社仏閣めぐりなど、精神世界の充足を求めるスピリチュアルブーム。これらがストレスケアになっている人もいるようですが、不安定な心につけこむ悪質な組織には注意が必要です。巧みなカルトにはまらないために、注意すべきポイントを解説します。

スピリチュアルブームの陰に潜む「カルト」の罠

先行き不透明で、不安が渦巻く時代になると、物質よりも精神的な充実に価値を見出す人が多くなるようです。

2000年代に入ってから活気づいてきた「スピリチュアルブーム」も、生活の安心が揺るがされる時代を反映した現象だといえます。

日本型の企業システムの崩壊、いわゆる「勝ち組・負け組」への二極化、年金システムや福祉資源の脆弱化などの問題が露呈し、将来が不安になる人が増えてきた時代。そんな時代だからこそ、そして、物ではない「スピリチュアルなもの」に、魅かれる人が増えているのでしょう。

スピリチュアリティを信じることが、悪いわけではありません。人の心を豊かにし、生きる意味や喜びを感じさせるものは、目には見えないものの中にこそある、と私も思います。

しかし、近年では人々のスピリチュアルなものへの関心の高まりを利用して、反社会的活動や違法活動を繰り返す団体もあるので要注意なのです。たとえば、「カルト」「破壊的カルト」などと呼ばれる一部の宗教団体です。

密室に連れ込んで強引な勧誘をしたり、ありえない話で不安や恐怖を煽るなど、弱った心を操作してその人の人生や財産を支配し、利用しようとする一部の悪質な団体が、カルトなのです。



・このたびの震災は被災者のみでなく日本人すべてに大きな影響を与えています。国民性というべきですが、楽天的な民族でない日本人は、自然に対しては従順であり誰も天災に対しては文句は言いません。

ただ、上記にあるように日本は閉塞的な時代状況にあり、3万人を超える自殺者を出し続けています。時代は、経済的な豊かさから精神的な豊かさへと大きくシフトしている訳です。

日本人はどちらかというと確固とした宗教信条体系を持っていないようであり、急に宗教とかスピリチュアルといったところに安心を求めようとしても無理があります。特に宗教家や自己啓発指導者らの優しい言葉に対する、懐疑的な免疫がないために盲従するか搾取されるかといった事態もうまれています。

目に見えないことだから、結果もでないかもしれないし自分の都合の良いような方向に導いてくれるものでもありません。それは、工場や駅に掲げられているポスター標語のようであり、唱えているだけでは何も変わりません。ただ生きることのなかでつかまえられるものだからです。

現在、危惧されることは、精神的に問題を抱えてしまった人たちがカルト団体からの誘いを受けやすい状態になっていることです。
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