イラン女性「いい人いなくて…」大卒増え結婚相談所繁盛

イラン女性「いい人いなくて…」大卒増え結婚相談所繁盛
2010年11月18日 朝日新聞

 イランで結婚相談所が繁盛している。特に高学歴の女性が入会するケースが目立つ。伝統的な見合い結婚に縛られず、自分に合った伴侶を納得できるまで探したいという欲求が強いようだ。

 「28歳の大卒です。父親は医者です。いい人がいなくて困っています……」。女性が遠慮がちに電話で話す内容を相談員がメモする。首都テヘラン西部のビル内にある結婚相談所「若者の希望の家」。14人の相談員がいる部屋の電話は、片時も鳴りやまない。1日で400件近くの相談が寄せられるという。

 非営利の民間NGOが1999年に設立し、会員は1万6千人。心理学などを学んだ相談員が、会員の個人情報を手がかりに適切な相手を紹介する。毎月10~15組が結婚しているという。会員の7割は女性で、うち、大卒以上の学歴を持つ人が6割。「伴侶探しで妥協したくない女性が増えている」とマネジャーのマリキさんは話す。

 イランでは、親が見つけてきた相手と見合いをして結婚するのが一般的だが、最近は恋愛結婚も増えている。大学生の半数は女性という事情が大きい。高校までと違って男女共学なので、異性と知り合う機会が多くなるためだ。

 結婚に至らなくても、「親だけに頼っていたら損をする」(婚活中の女性)と考える女性も多い。

 ただ、未婚男女の交際はイスラムの教えで禁じられているお国柄。電話やインターネットで入会できる結婚相談所が、こうした女性たちの「受け皿」となった。ここ10年間で急成長し、いまでは全国で30カ所ほどあるという。

 「婚活」事情はこの世代の女性に厳しい。一般的に5歳の年齢差が望ましい結婚と考えられているが、政府統計によると、25~29歳の未婚女性は57万人。これと釣り合う30~34歳の未婚男性は26万人だ。さらに、若年層の失業率が20%を超えており、将来への不安から結婚に二の足を踏む男性も多いとされる。

 だが、女性たちはあきらめない。ある団体職員(25)は「親の紹介で20人ほどの男性に会ったけど、ルックス、年収、社会的地位など、どれもいまひとつ。30歳までに結婚したいから、何としても自分で見つける」と話した。



・自由恋愛であれば、やはりルックス、年収などで判断するということ。古今東西同じなのか。お見合いは、やはり釣り合いということを考えるのだろうか。
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