バチカン銀行:強制捜査 元総裁ら3人、85億円着服か

バチカン銀行:強制捜査 元総裁ら3人、85億円着服か
2014年12月08日 毎日新聞

 キリスト教カトリックの総本山・バチカン(ローマ法王庁)は、不透明な運営が指摘されていた宗教事業協会(通称・バチカン銀行)の元総裁ら3人に対する強制捜査に着手したと明らかにした。フランシスコ・ローマ法王は昨年3月の就任以来、法王庁改革の一環としてバチカン銀行の浄化に取り組んでいる。

 バチカン銀行は6日の声明で、2001?08年の運営を巡って「元幹部2人と弁護士1人」を告訴し、3人の口座が司法当局によって凍結されたと発表した。ロイター通信によると、3人はアンジェロ・カロイア元バチカン銀行総裁(75)、レリオ・スカレッティ元同銀行事務局長(88)、ガブリエレ・リウッツォ弁護士(91)。

 バチカン銀行は第二次世界大戦中の1942年、修道会や聖職者の資産を守るため設立された。ロイター通信によると、バチカンが保有するローマやイタリア北部ミラノの建物29棟を売却した際、譲渡所得を過少報告して差額を横領した疑い。凍結された口座資金は計1600万ユーロ(約24億円)だが、5700万ユーロ(約85億円)が横領、着服された可能性があるという。

 強制捜査の対象となった3人はいずれもイタリア人で、バチカンに巣くっていた「守旧派」とみられている。バチカン銀行の声明によると、昨年、実施した内部調査で3人の疑惑が浮上した。

 今年7月に就任したドフランシュ・バチカン銀行総裁は声明で「当局が断固たる措置を取っているのは喜ばしい」と述べた。一方、フランシスコ法王は7日付アルゼンチン紙ナシオンのインタビューでバチカン銀行の現状について「うまく機能している。私たちは多くの仕事を成し遂げた」と語り、改革の成果を自賛した。バチカン銀行は近年、資金洗浄(マネーロンダリング)疑惑がつきまとい、フランシスコ法王が昨年来、透明性の向上に努めている。【ローマ福島良典】


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<ローマ法王>「世直し」で存在感 「格差是正」人気背に

<ローマ法王>「世直し」で存在感 「格差是正」人気背に
2014年12月27日 毎日新聞

 ◇米・キューバ仲介 中東に積極関与

 世界に約12億人の信徒を擁するキリスト教カトリックの総本山・バチカン(ローマ法王庁)のフランシスコ法王(78)が、国際政治で存在感を高めている。イスラム過激派は容赦せず、米国とキューバの国交正常化のための橋渡し役も果たした。世界版・水戸黄門のごとく、弱きを助け「世直し」を実践する原動力は何か?【ローマ福島良典】

 「クリスマスにも多くの人々が涙を流している。(戦争や迫害で)殺された子供たちに思いを寄せる」。法王は25日、バチカンのサンピエトロ大聖堂のバルコニーから談話を発表し、イスラム過激派によるキリスト教徒の「残忍な迫害」を糾弾した。

 カトリック史上初の中南米出身法王となって1年9カ月。戦争被害者や難民に救いの手を差し伸べる「貧者の教会」路線を掲げ、独自色を打ち出してきた。6月にはイスラエルのペレス大統領(当時)とパレスチナ自治政府のアッバス議長をバチカンに迎え、平和を祈願。米国とキューバの電撃的接近も法王が仲介していた舞台裏が明らかになり、「バチカン外交が復活した」(外交筋)。

 先々代のポーランド出身の故ヨハネ・パウロ2世は東欧民主化を後押しして冷戦終結に道を開いたが、2005年から約8年間在位したドイツ出身のベネディクト16世(87)時代はスキャンダルが相次ぎ、目立った外交成果はなかった。

 プロテスタントが多数派の米国でも、シンクタンクの12月発表の世論調査による法王の支持率は78%。オバマ米大統領(45%、ギャラップ社の最新調査)を上回っている。「人気がカトリック教徒にとどまらないのは平和や、貧富の格差是正を訴えているからだ」。法王の評伝を著したアルゼンチン紙ナシオンのエリザベッタ・ピケ記者が解説する。歯に衣(きぬ)着せぬ発言もメディアを動かす。

 フランシスコ外交の3本柱は「平和、貧困撲滅、懸け橋」(バチカンのパロリン国務長官)。そこにあるのはキリスト教徒の安全を守るという使命感だ。キリスト教徒を保護してきたアサド・シリア政権への武力行使には反対したが、キリスト教徒を迫害する「イスラム国」への空爆は黙認する。イスラエルとパレスチナの和平交渉を促すのも、中東からのキリスト教徒流出の危機感からだ。

 「欧州出身の法王と違って、フランシスコ法王は『南の法王』。アジアへの布教に取り組んできた修道会イエズス会の出身で、DNAにはアジアがあり、東アジアと中東に照準を合わせている」。米インターネット紙ハフィントン・ポストのバチカン専門記者、ピエロ・スキアバッツィ氏(56)が分析する。

 「(神学生時代)日本に宣教に行きたかったが、健康上の理由でかなわなかった」と語る法王。第二次大戦終結70年を前に「人類はヒロシマ、ナガサキから何も学んでいない」と核軍縮の遅れを嘆く。友人に「心の中には日本がある」と打ち明けており、来年か16年に訪日する可能性がある。

 法王のアジア重視には、欧州でカトリックの地盤沈下が進み、信徒数拡大はアジアなどが頼みの綱という事情もある。今後の焦点はバチカンと国交のない中国との関係改善だ。法王は来年1月中旬、スリランカとフィリピンを訪問するが、「中国に南沙諸島問題の解決を促す平和メッセージを発する機会」(フィリピン人信徒)とみられている。法王外交の「次の一手」を世界が注視している。

 【経歴】
 1936年、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス生まれ。イタリア系移民の両親を持ち、21歳でイエズス会に入会。アルゼンチン管区長時代は貧民街でミサを開き、未婚の母やエイズ患者に手を差し伸べた。2001年に枢機卿になった後もアパート暮らしだった。


・ローマ法王のニュースがとても多くあった一年である。チェンジと叫んだ大統領が失速したのに比べて、改革を期待することは少ない宗教保守組織では異例な存在感である。

これも宗教組織の内部問題が大きい。最近の問題をテコにして勢力を維持したいという事情があるにしても、キリスト教の原点に立ち返る機会にはなっている。

マザー・テレサではないが、貧しいものと一緒に生きることしか宗教者の道はないのではないか。講壇から難しい説教をしても、宗教家が事業家としてしか映らない現状は打破したいものだ。

シンボルとしての存在は、裏表のない平和な質素なものを求めたい。来年も、混迷する時代に経済・政治の抑えとして宗教が本来の姿勢に少しでも近づくことを期待したい。


バチカン、15の病 法王、官僚主義体質を批判
2014年12月24日 朝日新聞

 「自らを批判し、改善できない法王庁(バチカン)は病気だ」。ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は22日、枢機卿らに向けたクリスマスのあいさつで、バチカンの官僚主義的で内向きな体質を厳しく批判した。

 例年ならば一年の労をねぎらわれる場で、トップから強い「内部批判」が飛び出した。法王庁の問題点を「陰口というテロ」や「物欲」「虚飾に走る」など、15もの「病気」に例えて、改善を促した。

 法王はまた「聖職者とは飛行機のようなものだ」と語りかけた。「ニュースになるのは落ちた時だけだ。だが一人が落ちれば、教会全体が傷つく」と述べた。

 昨年3月に就任したフランシスコ法王は「貧者のための清貧な教会」を掲げる。機密文書の流出や、教会の資産を運用する機関のマネーロンダリング(資金洗浄)問題など、醜聞が噴出した法王庁の改革に取り組んでいる。信者からは高い人気を得るが、法王庁内には倹約思考への不満もあるとされる。(ローマ=石田博士)


介護主夫始末記:餌食にされる認知症高齢者・知的障がい者

† このブログでは、国民生活センターの消費者相談をもとにした生活情報の一部を載せている。それは騙す・騙されるという構造を端的にあらわすことだからで、人間がいかに簡単に詐欺の餌食になるかを知ってもらいたいからだ。私自身も若い頃にマルチ商法商品を知人から紹介されて、相手を信用して購入したこともある。

‡ ただ問題はネット情報に疎い高齢者、そして判断能力の乏しくなった認知症者らをターゲットとして仕掛けられる被害に対処できていないことだ。振り込め詐欺もそうだが、被害にあうと回復は極めて困難であり、そのために老後の生活資金をなくすことになりかねない。だから家族を中心にして身を守る方法を考えるしかない。介護される立場になったなら介護者に経済的なものも委譲していってもいいだろう。

認知症高齢者の被害10年で倍増 投資詐欺など
2014年6月7日 中日新聞

 健康食品の送り付け商法や投資詐欺といった消費者トラブルで、2013年度に全国の消費生活センターに寄せられた相談のうち、認知症や知的障害がある高齢者が被害者となったケースは約1万600件で、10年前に比べほぼ倍増したことが7日、国民生活センターへの取材で分かった。

 全体の相談件数はこの間に4割近く減少しており、判断力が不十分な高齢者が集中的に狙われている実態が浮かんだ。

 認知症の高齢者をめぐっては取り巻く状況が深刻化。被害の回復は難しく、国民生活センターは「地域の見守りや成年後見制度の利用で未然に防いでほしい」と呼び掛けている。(共同)



国民生活センター 2014年12月18日:公表

消費者問題に関する2014年の10大項目 PDF

2014年の10大項目

高齢者の消費者被害依然として多く 認知症等の被害者も目立つ
事業者からの個人情報の大量流出事件発生
公的機関等をかたる詐欺的勧誘が急増 国民生活センターをかたる電話も頻発
食の安全と信頼が脅かされる事件が相次ぐ 食品の安全性に関する相談がここ5年で最多
インターネット通販などのネット関連トラブルは引き続き増加
遠隔操作によるプロバイダ変更勧誘トラブルが急増
若者に投資関連トラブルが拡大 バイナリーオプション取引などが顕著
繰り返される子どもの事故 事故防止へのさまざまな取り組み
消費税が8%にアップ 相談も増加
消費者関連法規の改正により地方消費者行政の基盤を強化


人生いろいろ:敬虔な・・・

† 報道で語られるのが「敬虔なクリスチャン」という形容が気になる。敬虔な仏教徒なんて言うことは聞いたことがない。その由来を調べると面白いかもしれない。敬虔でない普通のキリスト教徒たちは、どんな気持ちで聞いているのだろうか。一方で差別言葉として言い換えがあり、昭和の映画黄金期時代の映画作品のセリフが無音になっていたりする。例えば勝新太郎主演の座頭市シリーズなどは、題材やセリフともにアウトとなってしまう。

‡ 言葉は生きものであり時代による。福祉でも「障害者」は漢字がよくないと「障がい者」「障碍者」にしようとする動きもある。差別の問題は大きいとしても、言葉には限界があることで所詮厳密に定義できるものではない。どのような表記にしろ、その内容を使う人が噛みしめながら行うしかない。言葉を失うことは文化をなくすことでもある。

<脱税>「霊感商法」で6400万円、5容疑者逮捕 大阪

<脱税>「霊感商法」で6400万円、5容疑者逮捕 大阪
2014年11月11日 毎日新聞

 「除霊すれば宝くじが当たる」などと持ちかけ高額の祈とう料を得て、法人税約6400万円を脱税したとして、大阪地検特捜部は11日、大阪市淀川区の開運グッズ販売会社「アドライン」(解散)の実質経営者、河本大介(34)=大阪市福島区=や大阪国税局OB税理士、野上孝行(47)=大阪府泉佐野市=ら計5容疑者を法人税法違反の疑いで逮捕した。

 河本容疑者らは「サクセスライフジャパン」の屋号で数千人にブレスレットを販売、購入者に祈とうをしつこく勧誘したとされ、特捜部は霊感商法とみて実態解明を目指す。特捜部はこの日、大阪国税局と合同で関係先を家宅捜索した。

 逮捕容疑は2011年6月期までの約1年2カ月間、祈とう料などの所得約2億2200万円を架空の仕入れ費を計上して隠し、法人税約6400万円を脱税したとしている。野上容疑者は担当税理士だった。特捜部は認否を明らかにしていない。

 関係者によると、アドラインは写真週刊誌や女性誌に広告を出し、開運ブレスレット「流気幸珠(りゅうきこうじゅ)」を1個1万円で通信販売していた。購入した客に電話をかけ、「あなたには霊がついている。除霊しないと大変なことになる」などと不安をあおり、1回平均60万円の祈とうサービスを受けさせたという。

 アドラインと関連2社は2010~12年、同様の手法で約4000人にブレスレットを販売、9割以上の客が祈とうサービスを受けていたという。

 この3社を巡っては消費者庁が12年11月、効果がない祈とうサービスをしつこく電話勧誘したとして、特定商取引法違反(不実告知など)で3~6カ月の業務停止を命じた。3社は現在解散している。【高瀬浩平、原田啓之、向畑泰司】


・雑誌広告には開運ブレスレットなど、昔から同じような商品が掲載されている。ブレスレットをつけたら高額宝くじにすぐに当たったとか、交際するセレブ女性が出来たとか写真入りで体験談と称するものを載せている。だが、それがインチキであることは誰が見ても分かることだろう。

ブレスレットを高価で買わせること以上に、祈祷を受けさせることが目的で関連商品なども販売し架空の売り上げで脱税という手口。そこに休眠宗教法人買収という手法を用いている。

上記の記事にあるように9割以上が祈祷を受けて高額な費用を負担していたという驚くべき結果が書かれている。インチキ広告を信じる人たちならば、少し不安・恐怖心を煽ればカモになると予測しているのだろう。

この事件は脱税だけであり、他に被害者が確認されれば刑事・民事上の訴訟にもなるかもしれない。また悪徳商法は、会社の名前を変えて商品を変えて繰り返し行うものだ。このような手軽な商売でうま味を得ると金銭感覚も狂ってしまい真面目に働く気もしないようになるのだろう。

開運とは、自らの欲望を達成することなのだろうか。藤木正三師が断想において、祈りと願いについて書かれているが、祈りと称しても実は自らの欲望達成の隠れた動機があることに向き合うことは信仰を持つ人も考慮すべきことだろう。

誤解を恐れずに書けば病気平癒や進学成就など、普通に教会でも祈られているのを見てきたが違和感を感じている。病気や苦しみをメッセージと受取り自分自身を省みること、その中に神意を感じる人生態度が必要なのではないだろうか。


国税OBら5人逮捕 開運グッズ販売で脱税容疑 大阪地検
2014年11月11日 産経新聞

 法人税約6400万円を脱税したとして、大阪地検特捜部は11日、法人税法違反容疑で開運グッズ販売会社「アドライン」(解散)の元実質経営者、河本大介容疑者(34)=大阪市福島区=や、大阪国税局OBで同社顧問税理士の野上孝行容疑者(47)=大阪府泉佐野市=ら5人を逮捕し、同国税局と合同で関係先を捜索した。特捜部は容疑者の認否を明らかにしていない。

 ほかに逮捕されたのは、同社元代表清算人の田中寛紹(39)=大阪市淀川区▽同社元代表取締役の寺尾拓也(37)=兵庫県尼崎市▽宗教法人檀家(だんか)総代の中島昇(61)=同=の3容疑者。

 逮捕容疑は平成22年4月~23年6月、中島容疑者側の宗教法人から架空仕入れを計上する手口で、約2億2200万円の所得を隠し、法人税約6400万円を免れたとしている。

 捜査関係者によると、同社は22年4月設立。ブレスレット販売や風水などの占いを利用した鑑定業務などを通じ、7億円以上を売り上げた。ところが「除霊しないと大変なことになる」と祈祷(きとう)をしつこく勧誘するなどして悪評が広がり、23年6月に解散。消費者庁は24年11月、特定商取引法に基づき同社などに6カ月の業務停止を命じていた。

 国税関係者によると、野上容疑者は主に大阪、和歌山両府県内の税務署で法人税担当の調査官を務め、21年7月に退職。以降は税理士として活動していた。



国税OBら脱税逮捕 休眠宗教法人を買収、悪用…その手口とは
2014年11月12日 産経新聞

 開運商法で得た所得を隠したとして、大阪市の開運グッズ販売会社「アドライン」(解散)の元実質経営者ら5人が逮捕された脱税事件で、同社が休眠状態の宗教法人を買収し、同法人から開運グッズを仕入れていると装って経費を架空計上していたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。大阪地検特捜部は、同社側が正規の取引を装うために宗教法人を悪用し、脱税の発覚を免れようとしたとみて調べている。

 捜査関係者などによると、宗教法人は三重県菰野(こもの)町に所在。平成19年2月に法人格が取得されたが、間もなく運営に行き詰まって活動をほぼ中止した。当時の運営者側が法人格の売却先を探していたところ、その“利用価値”に着目した同社側が買収。22年11月には僧籍を持つ女性が代表として送り込まれた。

 その後は、宗教法人の「檀家(だんか)総代」の肩書を持つ中島昇容疑者(61)が資産管理などを担当。同社の実質経営者だった河本大介容疑者(34)や大阪国税局OBで同社顧問税理士の野上孝行容疑者(47)らと共謀し、法人と同社の間での架空取引額を決めるなどしていたという。

 国税関係者によると、野上容疑者は主に大阪、和歌山両府県内の税務署で法人税担当の調査官を務め、21年7月に退職。以降は税理士として活動していた。

 これまでの調べでは、同社はブレスレットなどの開運グッズの仕入れ代や祈祷(きとう)料などの名目で、宗教法人からの架空の仕入れ費を計上。23年6月末までの約1年2カ月の間に、約2億2200万円の所得を隠し、法人税約6400万円を脱税したとされる。


介護主夫始末記:老いるショッ苦

† 老化の兆しを感じている。視力とともに巧緻性も落ちてきたと思う。なかでも食べ物をこぼすようになってしまった。介護していて汚いと思っていたが自分自身がこのようになるとは想像できなかった。モノは真下に落ちるから目測自体が狂ってきているのだろう。今後とも、今までできたものができなくなる・上手く処理できなくなることが予想される。

‡ 一方で精神的にはどうかというと、強いて学ぶことに関心がなくなった。好奇心は相変わらずであり、より本質的なことを求める姿勢は変わらない。若い人たちには驚きを感じるが一方で同じ道を歩いているとも感じる。自分自身より高齢な方に対する尊敬の念はますます感じる。苦労を強いられた世代の力強さ・働きぶりには感心させられる。老いが苦になるのか楽しくなるのかは普段の生活次第であろう。

<インド>「ヨガ」促進へ大臣を任命…モディ首相

<インド>「ヨガ」促進へ大臣を任命…モディ首相
2014年11月12日 毎日新聞

 インドのモディ首相は9日に行った内閣改造で、インドの伝統的な健康法「ヨガ」の促進などを行う省を創設し、ナイク前観光相を初代大臣に任命した。モディ氏は自身もヨガをたしなむことで知られ、9月の国連総会では「国際ヨガの日」の創設を提唱していた。

 ヨガはインドに古くから伝わる修行法で、紀元前に編さんされた哲学書にも言及がある。独特の呼吸やストレッチなどを通じて心身を整える健康法として日本や欧米でも人気がある。地元メディアによると、新設省はヨガに加え、薬草などを用いる伝統医学アーユルベーダなどの普及も担当するという。

 モディ氏はヒンズー至上主義者として知られ、折に触れインドの伝統を守る重要性を主張。国連総会では「ヨガは世界や自然との一体感を発見する方法だ。生活様式の変化や意識の高まりをもたらし、気候変動への対策としても役立つ」などと演説した。【ニューデリー金子淳】


・もう忘れられているだろうが、前政権の時に伝統医学を評価しようとする厚労省内の動きがあった。それは当時の政権を担った政治家が、こうしたものに関心が髙かったためだろうと思われる。官僚も困ったことだろうが、政治家の趣味だろうが真面目にやらざるを得なかったことだろう。

ただ科学的な評価の定まっていない治療観・治療法も含まれているために、日本では漢方など一部のものを除いて重要視されていない。政権も交代し、その動きも西洋医学側の圧力で立ち消えた。あれは一体なんだったのだろうか!?

上記の記事は、インドの行政制度に詳しくないために、どの程度の話なのかは分からない。前から担当する部門もあったようであり、それが独立するのか!?

それにしてもヨガの促進をメインに伝統医学を推進するということらしい。医療費削減にも効果があるだろうし馬鹿にはできない。何千年も蓄えられている叡智が効果がないわけあるはずもなく、何でも立証を要求する西洋医学とは相いれない場合もある。


ネットで見ると、

公益財団法人 日印協会  月間インド・ニュース(2014年11月分)
 11月9日
 *モディ首相は内閣改造を行い、21名の新大臣(閣僚4名、閣外大臣(専管)3名、閣外大臣14名)が宣誓を行った。新たしく任命された閣外大臣(専管)には、伝統的なヨガの促進を行うMinistry of AYUSHの大臣が含まれ、前観光相のスリバド・ヤッソ・ナイク氏が任命された。


 http://indianmedicine.nic.in/

統合医療プロジェクトチーム (厚生労働省)


参考

スポーツ教室に「お墨付き」=ヨガやダンス、国が認証制度
2015/02/17 時事通信社

 経済産業省は、スポーツ教室の安全性や効果、利用実態を第三者が評価し、インターネット上で公表する「アクティブレジャー認証制度」を2015年度から始める。認証の対象はヨガやダンス、ボイストレーニング、ゴルフなどのレッスン。同省は「教室やジムを選ぶ際の参考にしてほしい」と話している。

 このような運動の内容や効果を審査する国の認証制度は初めて。国民の健康志向を高め、増え続ける医療費に歯止めをかける狙いもある。

 評価基準は、健康産業の活性化策を検討する官民組織「次世代ヘルスケア産業協議会」(座長・永井良三自治医科大学長)が枠組みを策定。一般財団法人「日本規格協会」が審査する。



追記

国際ヨガの日 インドでヨガのイベント
2015年6月21日 NHK

21日は、国連がことしから設けた「国際ヨガの日」です。ヨガ発祥の地のインドでは、ヨガの愛好家として知られるモディ首相が3万5000人の市民らとヨガを披露し、ヨガの魅力を世界にアピールしました。

このイベントは、「国際ヨガの日」に合わせてインド政府が開いたもので、首都ニューデリーの観光名所、インド門に続く長さ1.5キロの大通りの特設会場には、子どもから政治家までおよそ3万5000人が集まりました。

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はじめに毎朝ヨガを実践していることで知られ、去年の国連総会で「国際ヨガの日」の制定を提案したモディ首相が、「ヨガは単なるエクササイズではなく、争いのない平和な社会を実現するための手段です」と述べ、魅力をアピールしました。

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モディ首相は、演説だけの予定でしたが、急きょ参加者の先頭に移動し、さまざまなヨガのポーズを披露しました。インド政府は、21日のイベントを、「最大のヨガイベント」としてギネス記録への登録を申請するということです。

14歳の女の子は、「首相と一緒にヨガができてうれしかったです。首相からヨガを続けてくださいと声をかけられました」と話していました。

モディ首相としては、21日のイベントを通じてヨガの魅力を世界にアピールし、インドのイメージの向上や、観光客の獲得につなげたいねらいがあるものとみられます。



集団ヨガで世界記録=3万7000人参加―インド
2015年6月21日 時事通信社

 国連で「国際ヨガの日」に定められた21日、ヨガ発祥の地インドの首都ニューデリーで、政府主催の下、約3万7000人が参加してヨガを行うイベントが開かれた。集団ヨガでは世界最大とされ、ギネス記録に申請された。

 インドのモディ首相は伝統文化の発信に力を入れており、ヨガや伝統医学アーユルベーダなどの振興を担う「アーユシュ省」を新設。国際社会への働き掛けも功を奏し、昨年12月の国連総会でヨガの日の制定が採択された。この日のイベントには首相自身も参加した。【ニューデリー時事】 

【特集】ヨガの世界へ行ってみよう!~セレブも夢中~  http://www.jiji.com/jc/v4?id=201405yoga0001


たたりを意識? 大手町再開発、「将門の首塚」は計画外

たたりを意識? 大手町再開発、「将門の首塚」は計画外
2014年12月11日 朝日新聞

 三井不動産などは11日、東京・大手町の三井物産本社ビル、旧プロミス本社ビルなど3棟を再開発し、超高層ビル2棟を建てる計画を発表した。敷地の一角にある「将門の首塚」は計画に含まれず、周囲は緑地にするという。「撤去しようとしたGHQ(連合国軍総司令部)の重機が横転した」など、たたりがあるという言い伝えがある。

 首塚は東京都指定の文化財で、敷地は都の所有。平安時代の武将、平将門(まさかど)の飛んできた首をまつったとされる。道路に囲まれた四角形の開発予定地の中で、首塚の一角だけが切り取られたように抜け落ちている。三井不動産広報は「神聖で大切な場所と認識している」と話している。

 計画では、2万900平方メートルの敷地に41階建て約200メートルと30階建て約160メートルのビルをつくり、オフィスやホテル、コンサートもできる多目的ホールが入る。投資額は約1700億円。(上栗崇)


・心霊体験や恐怖体験など都市伝説的な噂話があるが、それが現代でも立派に通ずるという話。そうしたことは今でも縁起を担ぐために粛々と行われている。

決して笑えないのは、そうしたことを半ば気にする人たちが多いためだ。たたりがあろうとは思えないが何かあったら困るという意識は時代を超えて日本人にあるのだろう。

さて何度も登場させているNHKの番組だが、この話題に対しても調べている。噂となっていることは事実なのかを当時の新聞資料から探し、都市伝説の所以を知ることができよう。

神聖で大切な場所は必要なことである。ただ祀らないと酷い目にあわせるという脅しには賛成できない。


<参考> NHK番組とニュース映像(期間限定)



平将門の首塚 祟り伝説の真相|幻解!超常ファイル
2014/07/19 テレビまとめ
http://tvmatome.net/archives/255




平将門の首塚は大手町再開発対象外 「神聖で大切な場所と認識」
2014年12月16日 フジテレビ系(FNN)

都心で進む最先端の再開発計画が恐れたのは、1,000年以上前のあるたたりだった。東京・大手町のオフィス街で、サラリーマンたちが口にする、穏やかではない言葉。参拝に来たサラリーマンは、「ここをいじったら事故が起きたとか」、「以前も、ここを壊そうとした時に、たたりがあったという話が」などと話した。今、この地で、1,000年以上語り継がれるたたりが注目を集めている。先日発表された東京・大手町エリア最大規模となる再開発計画。今回、公開された図面を見てみると、計画地の中に、なぜか1カ所だけ再開発の対象から外れている場所があった。

その場所を取材してみると、ビルが立ち並ぶ中、1区画だけ緑に包まれていた。ここは平安時代の武将「平将門」の首を祭ったといわれている「平将門の首塚」。今から1,000年前、朝廷に反旗を翻す「平将門の乱」を起こしたものの、討ち死にし、京都で首をさらされたという平将門。その将門の首が、失った体を求めて飛んできたと伝えられているのがこの首塚。

この首塚をめぐっては、「将門のたたり」といわれる、不可解な出来事がたびたび起きている。10万人以上の死者・行方不明者を出した1923年の関東大震災。この翌年、将門の首塚を取り壊し、大蔵省の仮庁舎を建設したところ、時の大蔵相・早速整爾氏が、就任わずか3カ月で急死した。さらに、工事関係者などが相次いで亡くなった。さらに第2次大戦後、日本を統治していたGHQが首塚を整地しようとすると、ブルドーザーがひっくり返り、運転手が死亡した。そのほかにも、さまざまなうわさがある。

参拝に来たサラリーマンは「将門塚の方にお尻を向けた社長室や、重役の部屋を作ると、その会社はつぶれる。あるいは、その事業部がうまくいかないと」と語った。

一方、近年、この首塚は、パワースポットとしても知られていて、多くの人がお参りに訪れている。参拝に来たサラリーマンは「ここは絶対に残してほしい、やっぱり。よく、リストラされた方が、栄転に結びつくとか、そういった話を聞いたことがある」と語った。

再開発を請け負う三井不動産の広報によると、「神聖で大切な場所と認識している」と話している。



人生いろいろ:大義なき選挙の深層を問えば…!?

† 衆議院選挙も終わり今後の進路が決まった。選挙前、とあるジャーナリストの放送を聞いていたら、今度の選挙は宰相が、自分自身を歴史に残すために用意周到に計画したことだと評した。にわかには信じられないことだが、与党大勝ならば宰相在任期間が歴代3位にも達することになるという。宰相も多くの名前が思い出されようが、歴史に残ることは最高の権力・名誉欲に違いないだろう。

‡ そんなバカなことがあるはずない、日本国の利益を考えて政治を行っているに違いないとする考えはあろうが、実際は権力機構の維持が目当てであることが真相だろう。加えて政党の離合集散を見ていると単なる政治家同士の個人的な好き嫌いに由来するだけなのだ。イデオロギーの対立などという高級なことではないのだ。だから宰相が単に自分自身の名声・権力欲を行使していてもありうべきことかなと思ってしまう。政治家が口先だけと評する方もあるが、本当に魂がないのが現実だろう。その代償を国民が享受することに哀しさが残る。米国大統領も同様に歴史に名前を残す業績がないためにTPP交渉妥結を急いでいるという。名前を残すことがそれほど価値のあることなのだろうか・・・やはりそうなのだろう。

介護主夫始末記:“最期のとき”を決められない人たち

† 少子高齢化社会の問題が顕在化してきている。これから10年さらに身近で感じる機会が増えることになる。昔、人工推計値を聞いても何ら実感がなかった。日本の場合は少子化が予想以上でさらに厳しい状況下にある。NHKの番組で問題となっていることを取り上げていたが極めて深刻な問題であろうと思う。

‡ 延命治療の延伸を判断をする時に家族・肉親が身近にいない場合に、判断を示すことのできない患者が増えている。医師はどのように本人の気持ちを推測し判断するのだろうか。取材先の医師は真面目に本人の生き方をできるだけ調べて本人の意志を知ろうとする良心的な方だ。ところが、このような医師は珍しいだろう。病院の収入にならない患者の対応は機械的にならざるを得ないだろう。番組では、最期のあり方について考えを持っている方は多いのだが実際に文書などで明確化する人は3%としており、常日頃のあり方が問題となるのだろう。厳しいなぁ。


NHKクローズアップ現代 No.3583
“最期のとき”を決められない ~延命をめぐる葛藤~
2014年11月19日 NHK

一人暮らしの高齢者が増加する中、医療現場では、本人やその家族の意思が確認できず、延命医療をどこでやめるのか判断できないケースが相次いでいる。こうしたなか、すでに学会レベルではガイドラインが策定されており、先進的に家族や本人の同意のもとで延命医療をやめる医療機関も増えている。そうしたひとつ、東京・荒川区にある木村病院。入院患者の大半が高齢者で、離れて暮らす高齢の家族に延命をめぐる判断が求められる場面が日常的に見られる一方、親族が見つからない患者も増え続けている。親族に頼れずに老後を過ごす独居高齢者が急増する今、医療現場で“最期のとき”を誰が、どう決めるのか。医療現場の課題を浮き彫りにする。

出演者
鎌田 實 (諏訪中央病院名誉院長)

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宣教師ザビエルのミイラ化遺体を公開 インド

宣教師ザビエルのミイラ化遺体を公開 インド
2014.11.22 産経新聞

 インド南部ゴア州オールドゴアで22日、16世紀に日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師フランシスコ・ザビエルの遺体が一般公開された。10年に1度の機会で、来年1月4日までの公開期間中、主催者側は約500万人の来訪を予測している。

 遺体は通常、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産である「ボム・ジーザス教会」に安置されている。数千人の信者が見守る中、透明のひつぎを聖職者らが路上を担いで運び、公開場所の約500メートル離れた別の教会に移された。

 あおむけの状態で衣装をまとったミイラ化した遺体が通り過ぎると、沿道の信者は合掌したり、胸の前で十字を切ったりして祈りをささげた。ポーランド人女性のシルビア・ワクラワスカさん(31)は「なかなかないチャンスなので良かった。とても神聖な時間を過ごせた」と語った。

 ザビエルは1506年、現在のスペインに生まれた。インドに渡った後、同49年に現在の鹿児島市に上陸。日本で2年あまり布教活動を行い、52年に中国で死去した。その後、遺体は当時ポルトガル領だったゴアに移送された。(共同)


・各メディアが伝えたが画像を見たい方は検索されるといい。

遺体と対面して病気が快癒したという宗教的な癒しもあるということで全世界から観光客もある。10年に一度というのもポイントだろう。常時では有難みがない!?

なお以下のNHK動画であるが、小中学校のデジタル教材として作成されているもの。今の子どもたちはタプレット端末やパソコンを使用して授業を受けているらしいが、受け身にならないように活用されるといいだろうね。


ザビエルの生涯 NHK for School  外部リンク


ザビエルのミイラ化遺体、10年ぶり公開へ
2014年11月20日 読売新聞

 日本など世界各地でキリスト教を伝えたイエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエル(1506~52年)のミイラ化した遺体が、インド西部ゴアの大聖堂で22日から一般公開される。

 10年おきにゴアで公開されており、今回で17回目となる。

 ゴアは大航海時代の16世紀、ポルトガルの拠点として繁栄し、アジアでのキリスト教布教活動の中心となった。ザビエルもゴアに派遣され、キリスト教学校で指導。1549年に日本で布教した後、中国南部の上川島で病死したが、遺体はゴアに移され、安置された。

 ガラス製のひつぎに入った遺体は、安置されているゴアのボム・ジェズ教会から大聖堂に移される。教会関係者は「保存状態は良好だ。世界各地のカトリック教徒や観光客に見てもらいたい」と話している。来年1月3日まで。【ニューデリー=田原徳容】


ラジオ司会は宮司と僧侶と牧師!? 宗教の枠超え番組放送200回

ラジオ司会は宮司と僧侶と牧師!? 宗教の枠超え番組放送200回
2014年11月22日 神戸新聞

 宮司、僧侶、牧師がパーソナリティーを務める兵庫県尼崎市のコミュニティー放送局のラジオ番組が放送開始から200回を超えた。異なる宗教者が垣根を越え、トークを繰り広げる異色の番組。息の長い放送になり、出演する3人は「お互いの違いを楽しんでいる」と声をそろえる。(松本大輔)

 尼崎のコミュニティー放送局「エフエムあまがさき」(82・0メガヘルツ)で、週1回放送の「8時だヨ!神さま仏さま」。2010年4月にスタートし、11月19日放送分で209回を数えた。

 パーソナリティーは、貴布禰神社(尼崎市)の宮司、江田政亮さん(45)、浄土真宗浄元寺(同市)の住職、宏林晃信さん(45)、牧師で関西学院中学部(西宮市)宗教主事の福島旭さん(51)の3人。

 放送はゲストを交えてのトークが中心。「世界遺産」がテーマの回では、厳島神社(広島)、本願寺(京都)、シャルトル大聖堂(フランス)と、各宗教の建築を紹介。「教会の日曜学校では何をしている?」「お寺や神社もクリスマスツリーを飾る?」など、身近な疑問から儀礼や作法に話が広がる。

 ジョークを交えた軽い乗りで、宗教観を難しく論じることはない。11年度の近畿コミュニティー放送賞では「娯楽番組」で最優秀賞を受賞した。

 「肩肘を張らず、お互いに尊重し合っている」と僧侶の宏林さん。番組開始後、ゲスト出演からレギュラー入りした牧師の福島さんは「幸せを求めるという点はどの宗教も共通。番組を通して聖職に就く人間の考えを知ってもらえれば」と話している。

 放送は毎週水曜午後8時~8時半。ホームページから過去の放送を聴取できる。


・いわゆるミニFM局は各地にある。放送出力が弱いので放送エリアは限られているものの、それをネット環境を使ったりすることで全国各地からリアルタイムで聴くことも可能である。

かくいう私も、某ミニFM局の熱心なリスナーとして過ごしていた時期があり全く行ったこともない地域であるが第二の故郷のような身近さを感じるのだ。

神戸新聞の記事にある放送局も番組も知らなかったが、試しに過去録音を聞いてみるとワイワイがやがやしミニFM局の楽しさが伝わってくる。

ネットを使った宗教番組はいくつもあるだろうが、このような宗派を超えたものは珍しいと思う。記事にもあるように宗教心の異同ではなく共通性を持って排他的にならないことが大事だろう。

全国各地にミニFM局はあり、スポンサー確保など資金面の問題もあろうが、地域創生を掲げる現代にはもっとも頑張ってほしいのが地方からの情報発信であり、地方にも優秀の人材はあるので今後も活動は期待される。


FM aiai エフエムあまがさき  http://fmaiai.com/

過去録音
「8時だヨ!神さま仏さま」Podcast  http://www.voiceblog.jp/hachiji-aiai/

<番組のコーナー> お悩みや相談事のある方は、 mail@fmaiai.com までどうぞ

「教えて!神さま、仏さま」
 いまさら聞けない、宗教の素朴な疑問に住職と宮司と牧師が丁寧に、脱線しつつお答え。

「宮司と住職のお悩み相談」
 悩み多き現代。あなたのちょっとした悩みを宮司と住職と牧師が解決!?

「教典拾い読み」
 それぞれの宗教に伝わる教典から名言や名場面を紹介します。

「ありがたソング」
 歌詞や音楽性に「なんともありがたい」雰囲気が漂う1曲をチョイスしてお届け。

「今夜のありがたい話」
 3分間で味わうありがたい話。

その他、宗教の枠を超えて多数のゲストをお呼びして、尼崎ならではのトークを!


・JCBA 近畿地区協議会 近畿圏のコミュニティFM総合サイト  http://jcba-kinki.net/

英国国教会、女性主教を容認…創設以来初

英国国教会、女性主教を容認…創設以来初
2014年11月18日 読売新聞

 英国国教会は17日、最高機関である総会を開き、女性を主教に任じることを認める教会法案を賛成多数で承認し、成立させた。

 16世紀創設の国教会で、女性の高位聖職者就任に道が開かれた。

 合計108人の主教は、最高位聖職者のカンタベリー大主教、ヨーク大主教に次ぐ要職で、各教区を率いる。国教会では1992年、主教の一つ格下の司祭に女性登用が認められたが、主教については「イエス・キリストの12使徒は全員男性」などの反対論から容認が遅れていた。【ロンドン=柳沢亨之】


・女性の地位向上を認める動きがあると同時に未だに女性を男性や家族の附属物と見なす人たちもいる。女性というだけで男性よりも低い地位に甘んじることが許されていいのか。

宗教は何をめざしているのだろうか。一神教では、女性の地位は低くされているので極端には、「イスラム国」で問題とされているように異教徒であるゆえに拉致された少女が奴隷として売買されたり、無理やり結婚させられていたりする。

人権・社会権としての発展も大事に違いない。ただ、人は男女を通して世に生まれ育まれることは変わりない。女性だから、同性愛だからと決めつけることは幅の狭い見方であろうと思う。



英国国教会、初の女性主教が正式に就任 Church of England creates first female bishop
(期間限定)

「神に対する罪」のバチカンを批判 米尊厳死女性の母親が反論

「神に対する罪」のバチカンを批判 米尊厳死女性の母親が反論
2014年11月19日 産経新聞

 尊厳死が合法化されている米西部オレゴン州で今月1日、末期の脳腫瘍を患っていたブリタニー・メイナードさん=当時(29)=が投薬によって死亡したことに関連し、母親のデビー・ジーグラーさんが娘の死を批判したローマ法王庁(バチカン)に反論したことが分かった。

 バチカン側はメイナードさんの死後、「尊厳というのは人生を終わらせることではない。安楽死は神と創造に対する罪である。非難すべきことである」とするメッセージを発していた。

 これに対し、ジーグラーさんは、尊厳死を支援する米団体のホームページで「29歳の娘に肉体的、精神的に襲いかかる激しい痛みを知らない、大陸を隔てた見知らぬ人に非難されることではない」とし、「この批判は、ほほを平手打ちされる以上のこと」と家族の気持ちを記した。

 メイナードさんは今年1月、脳腫瘍と診断され、4月には余命半年と宣告された。当時暮らしていたカリフォルニア州から、死を選ぶ末期患者への医師による薬剤の処方が認められているオレゴン州に転居。10月に入ると発作が頻発するようになり、「夫の名前も言えない痛み」にたびたび悩まされていた。彼女の死をきっかけに、尊厳死の是非に関する議論が米国内外で活発化している。【ロサンゼルス=中村将】


・この問題は賛否両論であろう。尊厳死というよりも自殺と識者の一人は述べているが、その方が説明がしやすい事例となろう。

苦痛を避けるために死んでもいいとなるならば、どうなのだろうか。誰もが一瞬で亡くなることはあるまい。特にがんの末期などは酷い痛みが伴うらしい。その点では鎮痛剤を上手にコントロールすることで対応が可能な状況ではあろう。

昔、BBC制作のドキュメンタリーで人の一生の身体・精神変化を描くものがあった。人間の晩年に出演した老人は、自分の死の記録をテレビクルーに撮らせた。ところが最期の最後の部分だけは撮影を拒んだ。その気持ちの変化は想像できないが、やはり何か厳粛なものを感じた。

11/18に三重県・津市で集団自殺の報道を最初に地元ラジオ放送で知って、この件も報道に埋もれてしまうのかと感じた。ネットの自殺掲示板で情報交換し自動車内で練炭を使用するというパターンである。

またエボラ出血熱では5000人以上の死者を出しつつも爆発的な感染は続いている。

下の新聞コラムあるように、72億4400万人(2014年度版世界人口白書)それぞれに死生観があるというが、人生を選べる状況にない人も多いことだろう。

さまざまな死に方を見ながらも、現実味のあるのは身近な人の死しかない。自分らしく、ただ迷惑をかけないように、苦しみの少ない死を求めることを願いつつも、できるならば自ら選んだ死だけは避けたいという気持ちがする。

ただ死に方は生き方そのものであり、死は恐らく経験することはできないだろう。つまり生き方の問題があるだけであり、生がどこまでも続くという思いがあると納得しやすいとはいえることだろう。

追記
この問題に詳しい会田氏の解説が出ていた。米国のケースは、日本で言われている尊厳死や安楽死というものと少し意味合いが異なる。彼女によれば、「目指すべきは、一人ひとりの生き方と生き終り方を尊重する社会をいかにして実現するかを考えることだろう」とし、現在、国会議員などが計画する尊厳死法が局限するものしか法定できないことに危惧を抱いている。

日本では、用語の混乱もあり統一的な考え方に至っていないのが現状のようだ。米国のケースはやはり医師に幇助された合法的な自殺と解すべきだろう。


参考記事
尊厳死と安楽死 米国人女性の「死の選択」が問うものは? 東京大学大学院・会田薫子
2014年11月15日 THE PAGE

上記記事、用語解説部分
彼女が行ったことは、オレゴン尊厳死法(The Oregon Death with Dignity Act)のもとでの医師に幇助された自殺(physician-assisted suicide、略称はPAS)である。合法的な死の選択であり、オレゴン州の保健当局の報告によると、同法下でのPASが開始された1998年から2013年末までに、752人がこの方法で死を選択している。また、オレゴン州に倣うように、ワシントン州、モンタナ州、バーモント州、ニューメキシコ州でもPASが法制化されている。

上述のように、米国では合計5州で、PASを「尊厳死法」という名の法のもとで行っている。しかし、日本で尊厳死というと、一般には、延命医療を行わずに自然死することを指すことが多い。

では、安楽死とPASの異同はどうか。両者は、死の選択のために致死薬を用いる点で共通している。異なるのは、安楽死では医師が致死薬を注射して患者を看取るが、PASでは医師が処方した致死薬を患者が自分で服用するという点である。つまり、PASの場合は、患者が自分で薬剤を服用可能な程度の体力を有していることが必要になる。

 安楽死はオランダ、ベルギー、ルクセンブルグで合法化されており、ベルギーでは2014年2月に年齢制限を撤廃する法改正がなされた。つまり、小児における安楽死も合法化されたのである。一方、PASを合法化しているオレゴン州等の米国の州では、安楽死は禁止されている。



「忙人寸語」
2014年11月6日 千葉日報

▼麻薬密輸で服役した48歳のダメ息子。出所後、老母が暮らす実家に身を寄せ更生を期すも就職や恋はままならず、几帳面(きちょうめん)な母と諍(いさか)いが絶えない▼ある日、息子は母が民間会社と結んだ尊厳死契約書を見つける。驚き問い詰めると、母は脳腫瘍が進み、独(ひと)り決断したことを明かす。ベッドで末期の薬の処方を待つ母に息子が優しく寄り添う▼2012年の仏映画「母の身終い」は、脆(もろ)いけれど深い親子の絆に心を動かされる一方、身動き取れぬ2人の現実に複雑な思いが残った▼事情は違うが、脳腫瘍で余命半年と宣告され、29歳で尊厳死を選んだ米国人女性、ブリタニー・メイナードさんのニュースに、この作品を思い出した。選択には賛否ある。日本でなら、協力した医師が自殺幇助(ほうじょ)に問われる可能性があるという▼同じ米国で、やはり脳腫瘍で余命約2カ月と診断された19歳の女子大学生バスケ選手、ローレン・ヒルさんが、麻痺(まひ)のある体で懸命に得点し感動を与えた。勇気を持って生を全うすべく立ち向かう姿は、まばゆいばかりだった▼そもそも命は誰のものなのか。生きるとは。そして、死にゆくとは。人それぞれ、72億通りの答えがあるはずだ。ただし、精いっぱい生き、人の手を煩わすことなく、安らかに逝(い)きたい-との願いは万国共通だろう。だからこそ彼女らの姿が、綱渡りの現在を生きる私たちの心に響く。



「編集日記」
2014年11月7日 福島民友新聞

「同じ川には二度と足を入れることはできない」。「万物は流転状態にある」と説いたヘラクレイトスの格言として伝えられている▼紀元前540年ごろに生まれた欧州最初の「隠者」とされる。「涙を流す哲学者」とも呼ばれるのは「無常の擁護者」とみなされたことによる(レシェク・コワコフスキ著「哲学は何を問うてきたか」藤田祐訳)▼川の水は絶えず流れる。このように万物は変化を続けて止(や)まない。生者必滅はこの世の宿命でもある。命が誕生した瞬間、死への旅立ちが始まる。人間をはじめとして生きとし生けるものにとり「老・病・死」からは逃れることができない▼そうだとしても若すぎる死はあまりにも痛ましい。脳腫瘍で余命わずかと宣告された米国の女性が医師から処方された薬を処方して29歳の生涯を閉じた。「尊厳死」の実行宣言によって「死ぬ権利」をめぐる議論が世界で巻き起こっている▼日本では患者を死なせる目的で医師が薬剤を投与したり、処方したりすると殺人や自殺ほう助罪に問われる恐れがある。「生きる権利」と「死ぬ権利」。重い問いを私たちに突きつけている。



「大弦小弦」
2014年11月7日 沖縄タイムズ

誰にでも訪れる「死」と向き合うことが、より良い「生」につながる-。学生時代、哲学者のアルフォンス・デーケンさんに学んだ。対語が矛盾なくつながり納得した驚きがあったのかもしれない。当時のわずかな学びの記憶の中で、今も鮮やかによみがえる講義である▼県内でも「終活」に関心が高い。限りある人生の時間を意識し、今をより自分らしく生きたいと、内なる欲求を再確認するようになったからだろう▼国内にも波紋を広げた記事が胸を離れない。末期がんで余命わずかと告げられた29歳の米国人女性が、安楽死を予告し、医師が処方した薬を飲んで亡くなった▼「死にたくはない。もうすぐ死ぬなら、自分の思い通りに死にたい」とつづっていた。生きていたい気持ちと、最末期に待ち受ける苦しみへの悲嘆との間で、心は揺れ続けていたのかもしれない▼患者の意思を尊重して延命措置を中止する尊厳死とは異なる。日本では医師が自殺ほう助罪に問われかねず、許されないケースでもある。それでも、自分が短い命と宣告され、もし耐え難い苦痛の中にあるなら、家族がそう望んだらどうする、と考えを巡らせた人も多かろう▼女性の決断の是非は軽々に語れない。ただ、悩み苦しんだ上だったにしても、自ら死期を早めることには、やはり胸のつかえが下りない。(宮城栄作)



<津・集団自殺>死亡3人の身元分かる ネット上で知り会う
2014年11月19日 毎日新聞

 津市芸濃町の山中の軽乗用車内で18日に男女3人が遺体で発見された事件があり、三重県警津署は19日、3人の身元を特定した。女性2人は神奈川県平塚市の40歳と茨城県鉾田市の18歳、男性は大阪市住吉区の49歳で、いずれも職業不詳。死因は一酸化炭素(CO)中毒。ほかに意識不明の重体で見つかった1人は奈良県生駒市の男性(45)だった。

 同署によると、4人はネット上で知り会い、練炭を使って集団自殺を図ったとみられる。【永野航太】


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