こころの時代~宗教・人生~「“聴く”という生き方」村田久行

こころの時代~宗教・人生~「“聴く”という生き方」
2013年4月6日 Eテレ

心の深い痛みを持つ人の話を聴く“傾聴”が注目されている。“傾聴”に20年にわたって取り組んでいる京都ノートルダム女子大学特任教授・村田久行さんにその神髄を聴く。

“傾聴”に20年にわたって取り組んでいる京都ノートルダム女子大学特任教授・村田久行さん(68歳)は、「真剣に聴いてくれる相手がいることで、人々は“生きる力”を自ら引き出せるようになる」と言う。“傾聴”は、末期患者や家族、災害の被災者など、深い心の痛みを抱える人のそばで悩みや苦しみを真剣に聴いて、痛みを和らげようという“心の支援”だ。村田さんが“傾聴”の神髄を語る。

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【出演】京都ノートルダム女子大学特任教授…村田久行
    NPO法人対人援助・スピリチュアルケア研究会 理事長
【きき手】品田公明アナウンサー



・傾聴という行為についての話をずっとしていた。「”聴く”ことはそれだけで援助になる。」この言葉に集約される番組。村田さんは、元来理系人間であり高校で教えていたということだが、生きることへの疑問から再び学んでいった。

村田さんによれば、どのように聴くのかということは重要ではなく、何を聴くのか、なぜ聴くのかという姿勢の方が本質的であるという。そして上手に聴いてもらうと、人は落ち着き考えがまとまり生きる力が湧いてくるという。

人間は、苦しみ・悲しみ・困難・悩みを抱える。医療では、末期がん・認知症・うつなど医師や看護師が行う医療では対処できないことがある。それは身体的、精神的、社会的な痛みに加えてスピリチャルな痛みを複合した全人的な苦痛の状態にあるからだ。そのために、生きる意味がない、生きる価値がない、家族の負担になっているという思いにさいなまれることになる。

傾聴の力は、ライフレビュー(生の回顧)を通して自分を振り返ることで、宗教とか信仰とかを越えたもの「死をも超えた他者の存在」に気づき、大いなる繋がりに目覚めさせる魂の仕事を促すものだという。

以上、私的な要約

私個人の意見では、学問や流派など、さらに宗教や哲学・心理学なども超えて、その中に流れるものをつかむことが大事だと考えている。傾聴という行為は、何も対人援助だけのものではなく、広く人間が自己を確かにする上で必要なことだ。

傾聴といえば、誰かに聴いてもらうことを前提としているが、それは自己との対話でも全く構わないこと。ただ、そうして自己を客観視することは難しいことだ。その点で利害関係のない他人に聴いてもらうことは手助けになることは当然のこと。

ここで大切なことは、いわゆる専門家のように、あれこれとアドバイスすることやされることではない。この答えはこうだとか、こうしなさいという他人の方法や考え方で納得することはできない問題だからだ。

今回の話も目新しいことは特にないのだが、それを学問的に構成しているということ。個人的には感じるのは、悩む人自身が自己を知る過程に過ぎず、それに消極的な関与をすることが援助者には許されることだと思う。

悩んで死んで行ってはいけないのか、往生しなければならないのかという疑問は私にはある。死を前にすれば心が澄んで落ち着く・・・という人もいるだろう。ただ、やり残したこと、家族のこと、死後のことなど分からないことばかり、不安があっても当然ではないのか。

「苦しみがなくなりました」と言われて援助者は嬉しいものだろうか。その辺りが、大いに疑問も残るところだ。つまり苦しみ悩みがあってこそ、かろうじて傲慢な自分を振り返ることができるのではないだろうか。そして決して語られないことは、失敗した事例なのだ。

この番組でも、苦しみが傾聴によってなくなった上に、人間的な深みに到達した人の事例をあげたのだが、そうした人は稀なのではないだろうか。私は人間として受け入れるべきことは受け入れないといけないと思う。その辺りに、人生の意味を考えようとする思惑が援助者にあることに気づくべきだろう。

私が強調したいのは、自己を客観視するために、どのような環境が必要かということだ。その一つとして傾聴という行為でも何かしらの力があるということだろう。傾聴すれば、苦しみ・悩み・困難が消え去るわけない。自分自身というものに気づくことができることがいいのだ。

この番組でうなずいたのは、傾聴する人に何ら背景はいらないということだ。村田さんは、キリスト教を背景にした研修をオーストラリアのホスピスで受け日本でも実践しようとした。しかし受け入れてくれる病院がなく諦めかけたところで、ただ老人の話をすればいいのじゃないかという誘いを受けて実践に入った。

つまり、大事なのは傾聴する人がどんな人であっても良いということになる。なぜなら、適切なアドバイスをする必要もないからだ。話す人が、話すことで自己の感情を知り、歴史の繋がりを感じ、他人との関係性を再発見することは本人しかできないことだからだ。

そこに技法やノウハウがあるはずはないのだ。相手の中にある生きる力を信じること、そして相手も自分も何らかの限界や弱点を持つ人間だという自覚さえあれば誰でも傍らに寄り添える。傾聴などと、もったいぶった言い方も必要ないかもしれない。悩む人・傷ついた人に寄り添うという人間本来の行動をすればよい。

番組では、現代人の孤独について、誰にも分かってもらえないというもので、分かってもらえたという実感が私は独りきりではないのだという前向きな生きる姿勢を引き出すという話があった。この孤独こそが、作家や物語の中心主題になって久しい。それに光をあててきたのが宗教的古典といわれる書籍群に違いない。

聴き手が大阪局のチーフ・アナウンサーであるが、話のプロのはずなのだが、自らの体験からの問いかけもなく残念である。傾聴の話を聞いて関心しているだけではいけないだろう。なお、以下の番組はテレビ番組を再構成したもの。ラジオ深夜便は独自番組が多く、最初期にあったテレビの再構成番組はほとんどなくなった。


関西発ラジオ深夜便
2013年4月20日深夜 NHKラジオ第1

明日へのことば
「“聴く”という生き方」
京都ノートルダム女子大学特任教授 村田久行
きき手 品田公明アナウンサー


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人生いろいろ:名古屋市長・河村たかし再選

† 名古屋市長選挙で河村たかし氏が再選された。抜群の人気、パフォーマンスと減税連呼で市民には人気のようだ。選挙戦では、中日ドラゴンズの帽子をかぶりながらの遊説や独特の主張で、名古屋・愛知から日本を変えるという地域政党を組織している。今回も二位以下に大差をつけて開票前から当確の勢いだった。

‡ ただ河村氏の減税理論⇒景気回復理論がまったく分からないのだ。いろいろな学者やマスコミ人が対論しているが、土俵が違うというのか、河村氏の頭の中の理屈がさっぱり分からない。これは私だけではないようで、質問する人たちも匙を投げている感じがする。河村氏は経済学者に、あんたらは経済学が分かっていないと真顔で仰るから、ちと怖い。大村愛知県知事との中京都構想も頓挫し蜜月時代も去り、国政進出も阻まれ、市議会からはそっぽを向かれ、お膝元の市役所も職員の不祥事が続き中々困難な舵取りは続く。

登校月イチ練習週2~通信制高校・吹奏楽部の奮闘記~

登校月イチ練習週2~通信制高校・吹奏楽部の奮闘記~
2012年12月30日 NHKEテレ

東京・国立市のNHK学園には、在宅学習中心の通信制高校がある。登校日は月に1回だが、週に2回熱心に練習に集まるのが吹奏楽部。部員はわずか7人。編成は小規模でも、吹奏楽コンクールを目指すほど意気込みは高い。

メンバーのほとんどが全日制の学校になじめず不登校を経験したり、家庭の事情で学齢期に進学できなかったり、人間関係や生活に様々な事情を抱えてきた。今、通信制で学び続けることにも人知れぬ苦労や悩みがある。

楽器演奏の経験もなかった生徒が半数。入部しても結局、足が遠のいてしまうこともある。

しかし、仲間やOBに支えられて練習に励み、やがてその楽しさに目覚めていく生徒は少なくない。なぜ彼らは吹奏楽の部活に打ち込むのか?吹奏楽部は彼らにとってどんな「居場所」なのか?

番組では、コンクールを目指す初夏から今年最大の晴れ舞台となる創立記念コンサートまで、通信制高校の吹奏楽部で繰り広げられる部員たちの青春の喜怒哀楽の日々を追う。一度は断たれた自分の可能性を通信制教育でつかもうとする若者たち。音楽を通して自分の力で立ち上がり、仲間たちと一緒に、生きることに真正面から向き合う若者たちの姿を描いていく。

ナレーション:川島海荷(女優)
ディレクター:伊藤小枝
制作:NHKグローバルメディアサービス



・内容は上記の通りであり、昨年の夏上旬から学園祭のあった9/30までの記録である。

民放でも吹奏楽人気が続いており、そちらはいわゆるコンクール強豪校と言われる学校を焦点に当てている。一方で、コンクールとは無縁ともいえるが、50周年という節目を迎えた通信制高校の存在をアピールすることが最大の狙いだろう。

栃本浩規(東京藝大准教授、トランペット)を、特別コーチに迎えて数回のレッスンをすることで技術の向上を図った。なお、部活には顧問の先生もいる。元NHK交響楽団員であった栃本先生が急に出てくることで、いささか番組のためなのかとも思ってしまう。

まず、この番組に登場した生徒らの心情に何かの変化が起きたのは当然かもしれない。栃本先生に対しても、反発心があったのだが、徐々に慣れていく様子が見られる。どちらかと言えば、集団で何かを成し遂げるという気質よりも自分を大事にする優しい生徒たちであり、厳しい指導で鍛え上げるということは不得手であろう。

栃本先生も指摘されていたが、ほとんど合奏という経験を踏んでいないので、ただ自分の楽器を吹くことになってしまう。合奏の醍醐味を通しての音楽作りが、人間作りや生き甲斐といった普遍的なものになるには、まだまだ足りないところがある。ただ、それが彼らの良さではないのかと思ってしまう。

残念なことは長期に渡っての取材でもなく、NHKのお祭り的な内容であることにある。むろん爽やかな感動を与えられるように構成されているから後味が悪かろうことはない。

彼らがいくつかの転機を迎える、例えば、栃本先生のアドバイスにより練習の最後に1日の反省を入れてから全員で声を上げるといったもの。ところが、それをやらずに迎えたレッスンで指摘されてしまう。その後、できるようになるのだが経緯が不明。彼らが自発的になったのか、それとも顧問教師の指導、番組スタッフのアドバイス等々よく分からない。

彼らの目標は吹奏楽コンクールに上位入賞することなのだが、それが叶うとは誰も思っていないだろう。週2回の練習では無理なのは分かっている。また、女性の部長がしゃべっていたように、通信制の学校に通う生徒の背景は複雑であり、まとまることに期待を抱いていない。

それでも、この3か月間はプロの指導を受けたことで技術的な向上と、音楽の持つ意味をも考えたことや、若い彼らが自分の練習の足りなさを自覚し、部外指導者への反発心も作用したことは容易に想像できる。

なお楽器経験者がほとんどいうのは疑問で、中学校などで吹奏楽をやっていた人も多い。それから夏からの取材というのも中途半端な感じであるとともに、放送が年末ということでよく分からない。できれば1年間は取材し今春、彼らの卒業に合わせて追加取材し、彼らの今後の生き方とリンクさせることで通信制高校のあり方を示すことができたのではないだろうか。

番組内容としては、25分程度で十分な内容であるが60分に構成されたのは、上記の理由だからだろう。番組では学校外の日常も一部分ではあったが取材していた。バイトで働く部長の姿、買い物をする部員たち、自宅での風景など、今どきの子どもたちという印象である。コミュニケーションが苦手という側面は感じられるが、それは珍しくなくなっている。

制作しているのは、NHKの子会社なのだが調べてみると、スポーツ番組他に手話ニュースや海外番組制作などの実績がある。ドキュメンタリーは、これからも取り組んでほしいものだ。


参考

株式会社NHKグローバルメディアサービスは、平成21年(2009)4月1日、株式会社NHK情報ネットワーク(平成元年9月設立)と、株式会社日本文字放送(昭和60年11月設立)との合併により発足。

創立50周年記念 NHK学園高等学校 東京本校学園祭

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9月29日(土)、30日(日)に創立50周年を記念した学園祭を東京本校で行います。
学園祭は飲食物を販売する模擬店や各種文化系クラブの作品発表などを行う予定です。
生徒が生き生きと活動をする姿をぜひ、ご覧ください。

【日時】:9月29日(土)10:00~17:00
      ・生徒、協力校の展示
      ・模擬店
      ・クラブ発表
      ・介護疑似体験 など

     9月30日(日)10:00~16:00
      ・「学ぶ力」シンポジウム
      ・吹奏楽部記念演奏 など
      (16:00~後夜祭)

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【会場】:NHK学園 東京本校
     国立市富士見台2-36-2



・栃本 浩規 Hiroki TOCHIMOTO(トランペット)

岐阜県高山市出身。名古屋芸術大学音楽学部器楽科弦管打専攻卒業。トランペットを和久田照彦、津堅直弘の両氏に師事。
 1985年東京フィルハーモニー交響楽団に入団。91年NHK交響楽団に移籍。96年国際ロータリークラブのスカラシップを得てシュトゥットガルト音楽演劇大学に留学し、H.ロイビン、H.ヴォルフの両氏に師事。89 年と2005 年ITG(国際トランペット協会)にゲスト・アーティストとして参加。リサイタルを04年と10年に開催。
 12年4月、東京藝術大学音楽学部准教授に就任。東京音楽大学、名古屋芸術大学および聖徳大学音楽学部、尚美ミュージック・カレッジ専門学校コンセルヴァトアールディプロマ科各非常勤講師。N-crafts、東京ブラスシンフォニー各メンバー。

人生いろいろ:誰も変わりたくない!?

† 外国人から見ると日本は奇異に見えるらしい。それは日本人でも同じことなのだ。社会の変革を求める国民は大多数だと思いたいのだが、それが身辺に及ぶと途端に二の足を踏んでしまう。自分自身が享受している利益を捨ててまで、誰かのためになるようにしたいとはできないのも人間の心理だろう。

‡ 徳川時代の統治法が身に染みてしまった日本人は、相変わらずオカミ意識とムラ意識の呪縛にある。時代の変化が乏しく鎖国でも国が成り立つ時代は良かったのだろうが、技術革新に加えて外交・貿易という未知数の問題に機動的に対応するには組織力がない。3.11でも変わらないなら、戦争による国家的なガラポンしかないかという溜め息も分かる。オカミとムラに頼らないことを自覚できるまで続くのだろう。


NYタイムズ支局長「日本は3.11より大きな危機の必要あり」
2013年2月22日 NEWSポストセブン ※週刊ポスト2013年3月1日号

 経済ではアベノミクス、外交では強気の対中姿勢で高い支持率を維持している安倍政権は、果たして世界にはどのように映っているのか。日本研究の第一人者であるK.V.ウォルフレン氏と、ニューヨーク・タイムズ東京支局長のM.ファクラー氏が初対談。「世界から見た安倍政権」の実態を語り合った。

ファクラー:自民党がもし、旧態依然のままなら、いつの選挙かわかりませんが、新たな政権に取って代わられることでしょう。国民は官僚システムを打破し、国民の中にある閉塞感を打ち破るものを望んでいる。

ウォルフレン:この前の選挙結果における投票数を見れば、自民党は第一党を占める議席数を獲得したが、実際の得票数は2009年選挙よりも少ない。これはつまり、2009年に民主党に投票した人々は、この前の選挙では自宅にいて投票しなかったということ。

 彼らは裏切られたと感じ、マニフェストで約束したことを履行しなかったと憤りを感じたんです。もちろん、自民党の圧勝を演出した新聞が、そうした事実を指摘することはなかった。反民主党の新聞にとっては願ってもないことですからね。

 それでも、自民党に入れたくもないし、投票したくもなかったため自宅にいた人が大勢存在するのは間違いありません。もし安倍政権が、日本の進むべき方向性について国民が納得できる形で示すことができなければ、この先、予測しがたいタイプの新たな政治家、政治ループが登場していくことになるでしょう。

ファクラー:維新の会がそれを担うのかもしれないし、そうでないかもしれない。ただ私は、日本は今後、この国の制度・システムに対する本当の危機が起こり、それに対処する形で変革せざるを得なくなるだろうと考えています。外的要因としては領土問題などを抱える中国、内部要因としては日本の財政危機でしょうか。

 その意味では、3.11の東日本大震災、福島原発事故でさえ日本にとって真の危機にはならなかったわけです。なぜなら、あれほどの災害でも東京電力はまだそこにあり、旧態依然とした“原子力ムラ”の体制、やり方に戻っていってしまっているのですから。

 官僚は原子力関係への天下りを温存し、学者は原子力業界からの研究資金を得続けて、メディアは原子力を推進する企業の広告をいまだに数多く扱っている。これでは変わりようがありません。日本のシステムを変革するには、ある意味で3.11より大きな危機に直面する必要があるのかもしれません。

ウォルフレン:官僚を中心とした権力構造が改革を妨げる。まさに私が指摘してきた「人間を幸福にしない日本というシステム」ですね。安倍氏も「戦後レジームからの脱却」を唱えながら、全くその思考から逃れられていません。

■カレル・ヴァン・ウォルフレン
 ジャーナリスト、アムステルダム大学名誉教授。1941年オランダ生まれ。1972年にオランダ『NRCハンデルスブラット』紙の東アジア特派員として来日以来、日本研究を続けている。近著に『いまだ人間を幸福にしない日本というシステム』(角川ソフィア文庫)など。
■マーティン・ファクラー
 ニューヨーク・タイムズ東京支局長。1966年米国生まれ。ブルームバーグ東京支局、AP通信社各支局を経てニューヨーク・タイムズ日本支局記者になり、2009年より現職。昨年、『「本当のこと」を伝えない日本の新聞』(双葉新書)がベストセラーになった。


人生いろいろ:番組改編期

† 新年度になりテレビ・ラジオがリニューアルしていく。関心あるところでは、NHKが昨年度から試験的に始めたインターネット利用に本腰を入れて始めたことだろう。契機となったのは東日本大震災でのネット基盤の効用が確認された以降からだ。テレビ離れは加速しており視聴者獲得のために、若者番組の充実を昨年あたりから本格化した。加えて若手の投入という点も目立つ。頭の固いだろう制作者たちでは流れの速い現代では、どうしても遅れてしまうからだ。

‡ 私が改編期によくある警察もののシリーズ特番が面白いと思っている。昨今の警察官の不祥事多発をおくびに出さず、警察PRにひた走るのはなぜなのだろうか。番組に登場する警察官は熱血であり仕事熱心で罪を憎んで犯罪者も憎む。取材者も彼らの立場から、いかにあくどい人間たちが世の中には蔓延しており取り締まらないと大変なことになると代弁している。本当はそうでもないことを誰も知っているが普段見ることのできない舞台裏を見られることや何よりも勧善懲悪で悪人が捕まるのを見るのは快感なのだろう。警察官って地味な職業だとつくづく思う。テレビ東京系のものが面白いとの評判もあり。

フランス:同性婚の解禁法案可決 14カ国目

フランス:同性婚の解禁法案可決 14カ国目
2013年04月24日 毎日新聞

 フランス国民議会(下院)は23日、同性間の結婚を解禁する法案を最終可決した。オランド大統領の公約の一つで、同性のカップルが養子を取り両親となることを認めるなどの内容。野党の右派・国民運動連合(UMP)は法案可決を受け、憲法会議に違憲審査を請求した。だが憲法会議は1カ月以内に合憲と判断する公算が大きく、6月中にも発効し、同性婚カップルが誕生する。同性婚の合法化はオランダ、ベルギー、ニュージーランドなどに続き14カ国目。

 仏では既に同性のカップルに社会保障などで結婚に近い権利を与えるパクス(連帯市民協約)法があるが、カップルのどちらか一人しか子供との親子関係を認められなかった。

 同性婚法が発効すれば伝統的な家族の形が変わるとして、カトリック教徒の一部や保守派が10万人規模のデモを繰り返すなどして反対し、世論を二分する議論となった。上院が12日、法案に一部修正を加えて可決。下院で修正点を審議していた。【パリ宮川裕章】



・国論を二分するほどの問題となっている。記事にあるように新しい価値観のもとで、従来は宗教的にタブーとされてきたことが、実は生物的に意味あることという認識が拡がっているからだろう。

性差のメカニズムとは、ほんの少しの差異から生ずるし、まれに女性の身体に男性の感情といったことも生ずる。この割合だが、4/22の全国紙報道では、北海道での調査で2800人に1人の割合で性同一性障害が起こるという全国推計となっている。

この結婚の問題は、そうした生物学的な因子よりも幅広い考え方を必要とするだろう。また、なぜ法律的に認めなけらばならないのかは、社会制度の安定のためであり財産・相続といった身分を確定すること、そして差別をなくし社会サービスを享受するようにするためである。

宗教や倫理的な問題も残っているが、事実婚が増え現実的に問題が生じていくなかで早急に法整備の必要があるのだろう。

キリスト教では、ジェンダーの考え方から、聖書に書かれている女性蔑視の考え方を問題視する神学者たちも多い。もっと実態に即した神学が樹立できないものだろうか。聖書が成立した時代には、極めて生物としての人間に対する科学知が乏しかったことは認めざるを得ないだろう。

離婚が多い欧米ではすでに家族関係は複雑になってしまっている。そのために身分法を整備し、子どもたちへの権利を守り、合わせて財産法も整備することが求められる。今後とも、こうした動きは拡大することは予想される。

日本においては、これからの課題である。女性の社会進出を国は推進しようとしている。それが法的にも社会的にも果たされて、こうした問題はクリアされていくのだろう。


チェック:欧州、広がる同性婚 仏14カ国目、米6月判決 団塊世代台頭で容認機運?
2013年04月25日 毎日新聞 東京夕刊

 同性カップルの結婚を認める動きが欧州各国で広がっている。フランスでは23日、下院が同性婚を認める法案を最終可決し、早ければ6月にも発効する。英国でも2月に下院で法案が可決された。家族の形が変わりつつある。【パリ宮川裕章、古関俊樹】

 同性婚は2001年にオランダで合法化。ベルギーやスペインなど14カ国に拡大している。米国は州ごとに異なり、マサチューセッツなど9州と首都ワシントンで合法化されている。連邦最高裁では同性婚の是非を争う訴訟が進行中で、6月にも出される判決が注目されている。

 フランスでの同性婚法制定はオランド大統領の公約の一つ。社会党はすでに保革共住政権時代の1999年、結婚しないカップルにも社会保障などで結婚に近い権利を与える「パクス法」を制定。パクス婚する同性カップルは年間9000件を超え、世論調査では国民の53%が同性婚に賛成している。

 しかし3月24日、パリ・凱旋門(がいせんもん)近くで行われた同性婚法案反対のデモには、主催者発表で140万人(警察発表30万人)が参加した。「この問題の本質は出産や親子関係の話。生物学的に親は男女でなければならない」。そう語るのは、女性タレントのフリジッド・バルジョーさん(50)。法案反対運動のリーダーだ。

 パクス婚では、養子を取る場合、どちらか一方が独身者として行う。だが、同性婚が認められると子供は同性の両親を持つことになる。国民の約7割がカトリック信者のフランスでは、家族など伝統的価値を重視する教会の反発が根強い。

 一方、同性愛者は法案に期待する。09年に女性同士でパクス婚したパリ市の会社員、バネサ・バルバさん(33)は、ベルギーの病院で精子バンクを利用して子を出産。パートナーの女性も同じ方法で子を産んだ。同性婚法が発効すれば、4人は法的に完全な家族となり、互いの子供へ遺産を相続することも可能だ。バルバさんは「同性婚法ができれば同性愛への偏見も変わるはず」と語る。

吉田徹・北海道大学准教授(欧州比較政治)は「日本の団塊世代に相当する欧州の68年世代は学生運動や性の解放運動にかかわり、新しい価値観を持っていた。彼らとその子世代が社会の中心となり、同性婚が受け入れられる土壌ができた。また経済のグローバル化に伴い保守と革新の経済政策に差がつかなくなり、同性婚のような社会・文化政策が選挙で争点化したことが大きい」と説明している。

 日本では、同性愛者らでつくる「特別配偶者法全国ネットワーク」などが、国に法的保障の充実を求めている。だが、法整備へ動き出すほどの盛り上がりはまだない。大阪府議だった05年に同性愛者であることをカミングアウトした尾辻かな子さん(38)は「日本では同性愛者であることを周囲に打ち明けにくい雰囲気がある。人権問題であり、政治課題として議論することが必要だ」と話している。

 ◇同性婚を合法化した国

01年 オランダ

03年 ベルギー

05年 スペイン カナダ

06年 南アフリカ

09年 ノルウェー スウェーデン

10年 ポルトガル アイスランド アルゼンチン

12年 デンマーク

13年 ウルグアイ(上下院可決済み)
    ニュージーランド(議会可決済み)
    フランス(上下院可決済み)

    ?英国(下院可決済み)
    ?米国




フランスで同性婚法が成立…今夏に発効見通し
2013年4月24日 読売新聞

 フランス国民議会(下院)は23日、同性結婚を合法化する法案を可決し、法案は国会で成立した。今夏、発効の見通し。ロイター通信によると、同性婚の合法化を決めた国としては、世界で14番目となる。

 採決では保守系野党が反対に回り、賛成331票、反対が225票だった。法案は性別を問わず結婚の権利を認め、同性カップルによる養子縁組を可能にする内容。仏では1999年に成立した民事連帯契約法で、同性カップルも事実婚として登録すれば結婚した夫婦と同じ社会保障や税控除が認められている。同性婚の合法化は、昨年5月に就任したオランド大統領の公約だった。【パリ=三井美奈】


神の風景-人間と世間-117

「殺し合ってまでして守らねばならぬ正義、私たちはいつからこんな錯覚を抱くようになったのでしょう。平和こそ正義です」(藤木正三)2-139平和こそ正義

・戦争と宗教という課題は非常に重いものです。宗教は必ず平和を説きますが、時として国家権力と同一化・協調して結果として戦争に協力しています。一神教だけではありません。イエスは一貫して非暴力でした。剣をとるものは剣で滅ぶと…。大義をもってしても殺し合うことで何が生まれるのでしょうか。

爆報!THE フライデー 俳優・田宮二郎の死の真相

爆報!THE フライデー
2013年2月8日 TBS

【レギュラー出演】 テリー伊藤 , 中田敦彦(オリエンタルラジオ) , 佐藤哲夫(パンクブーブー) , 友近 , 太田光(爆笑問題) , 山根良顕(アンガールズ) , 田中みな実 , 田中卓志(アンガールズ) , 田中裕二(爆笑問題) , 田原俊彦 , 藤森慎吾(オリエンタルラジオ) , 黒瀬純(パンクブーブー)
【ゲスト】 坂口杏里 , 小川眞由美 , 逸見太郎
【その他】 柴田光太郎 , 梨元麻里奈 , 西園哲治

【放送内容一部】
1978年12月28日に猟銃自殺をした俳優・田宮二郎の死の真相に迫る。今回は長男・柴田光太郎が死の真相について語る。

田宮は「白い巨塔」などに出演した俳優で、映画「悪名」では俳優の相棒役に抜擢された。その後「黒の爆走」など黒シリーズで人気俳優となる。

家庭でも子供たちの憧れのヒーローで、子供も俳優の息子というだけで何をしても怒られなかったという。堕落しきった息子を見た田宮は夜中まで勉強を教え、正しい道に引き戻した。

自殺の1年前になると俳優は意味不明の行動をしだし、大女優との不倫が発覚。その後母とは別居状態となり、田宮は躁うつ病と診断された。当時田宮は薄毛に悩んでおり、海外に行ってまで植毛手術を行ったという。

田宮の躁うつ病がわかると家族は一致団結し父を支えたが、田宮は1978年12月28日に猟銃自殺。長男の光太郎は自殺4日前にスキー合宿に出かける際、「さよなら」と声をかけてしまったが、田宮は笑顔で手を振ってくれたそうで、今でも後悔していると打ち明けた。

俳優の死から20年が経ち、息子の柴田光太郎はNHKの「必要のない人」で俳優デビューしたが、プレッシャーから驚く演技すら出来なかったという。光太郎は俳優業のかたわら英語講師も始め、己を磨いている。



・芸能人のゴシップはほとんど興味がないのだが、この番組では俳優・田宮二郎の死の真相を長男が語るということで非常に興味深く拝見した。

ことの顛末について、関心を払い数少ない評伝や『白い巨塔』の小林俊一プロデューサーの証言などを読んでいたので病状については知っていた。ただ家族が今まで真相を語ることはなかったようで、さまざまな憶測を呼んでいたろう。

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長男の証言は、上記のまとめに簡潔にあるので分かる。彼の意見では、田宮二郎は30代半ばになって薄毛に悩んでいた。それに対して、田宮は敏感になっていた。その後、海外に行って「植毛」手術を受けていた。ファンのため二枚目のイメージを守りたいと思っていた。やがて薄毛のストレスは躁うつ病の引き金に・・・手術の後遺症で偏頭痛が残り躁うつ病は悪化。そして「白い巨塔」撮影に入っていった。

にわかには信じがたい内容であり、躁うつ病発症の契機となるのか疑問が残る。またバラエティ独特の編集により誇張されて報道されているのかも分からないので真実は依然として分からない。

それでも家族が口火を切ったことにより、新たに取材ができれば新しい田宮二郎像が書かれる可能性もでてきた。

ゲストの小川眞由美が語っていたように、田宮が完璧主義であったことは間違いないようであり、その性格からしても精神的な病に対する親和性が高いという判断はできるだろう。

今回の放送では、芸能人二世というカテゴリーで番組を構成していたので、それなりに親の七光りとなれない苦労を誰もがしているということが分かる。偉大な親を持つ子どもたちは洋の東西を問わず苦労は多いということだろう。


関連

田宮二郎さんの次男五郎さん死去 47歳
2014年11月10日 日刊スポーツ

 俳優田宮二郎さん(享年43)の次男で俳優の田宮五郎さん(たみや・ごろう、本名柴田英晃=しばた・ひであき)が6日に亡くなったことが10日、分かった。47歳だった。葬儀は8日に近親者で済ませた。

 関係者によると、五郎さんは今月2日早朝に都内の自宅で、くも膜下出血の再発で倒れた。同居している女優の浅野ゆう子(54)が発見し、救急車で都内の病院に搬送された。

 その後、五郎さんは意識が1度も戻ることなく、6日未明に、浅野にみとられて息を引き取ったという。

 五郎さんは、ドラマ「白い巨塔」などで知られる田宮二郎さんの次男。06年に39歳で俳優デビューした。同年のNHK大河ドラマ「功名が辻」に黒田長政役で出演した。

 浅野とは、07年から交際を始め、同じ事務所に所属した時期もあった。

 12年4月にくも膜下出血で倒れ、一時は重篤な状態になったが、同7月にリハビリ専門病院に転院し、同12月に退院した。その間、浅野は献身的な看病にあたり、同6月に交際が報じられると、「良き理解者である田宮さんは今、『生きていきたい』と前向きに信念を持ち、懸命に病と闘っております」とコメント。退院後も同居していた。

 関係者によると、五郎さんは最近も復帰への意欲を見せ、体調も順調に回復していたという。



背景分析

『爆報』『何イケ』『ナイナイアンサー』テレビ業界で“不幸番組”がヒットするワケ
2014年11月10日 サイゾーウーマン

 『金曜日のスマたちへ』『爆報!THE フライデー』『私の何がイケないの?』(いずれもTBS系)、『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)。これらはみな、芸能人の病気や借金、離婚、さらには故人の死の真相まであらゆる不幸を取り上げる、いわゆる「不幸番組」。気がつけば、この手の番組がテレビ業界に増加しているが、一体なぜだろうか?

「もちろん視聴率が取れるからです。“人の不幸は蜜の味”の言葉通り、『自分より不幸な人を見て溜飲を下げる』というのは今も昔も変わりません。ただ、私見ですが『格差社会』がさらに進んでいる今の日本では、そういう精神性がこれまで以上に顕著になっているのかもしれませんね。また現場的な話だと、この手の番組は再現VTRも交えますが基本的にはトーク中心ですから、予算も意外と抑えられます」(在京テレビ制作会社スタッフ)

 先月10月6日に放送された『私の何がイケないの?SP』では、奥山佳恵が3歳の次男がダウン症であることを初告白。16.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と番組最高視聴率を記録した。また、横行結腸がん(大腸がん)による肺炎のため去年3月に亡くなった女優・坂口良子の一人娘でタレントの坂口杏里が、義父でプロゴルファーの尾崎健夫との間に確執があったことを、先月の『解決!ナイナイアンサー2時間SP』で告白。これも13.5%を記録した。

 視聴者の「不幸欲求」の高まりだけでなく、番組増加の背景にはタレント本人の「希望」もあるという。

「芸能界はスキャンダルが金になる世界です。時にその暴露がリスキーすぎて干されたりすることもありますが、旬が過ぎた過去の芸能人にとっては『ありがたい仕事』ですし、再浮上も狙えますので、タレント側からの売り込みもあるようです」(同)

 一方、こうした番組の増加に、ある放送作家は「かつては午前中や昼のワイドショーで、こうした不幸エピソードが1コーナーで放送されていました。家に人がいない時間に主婦がこっそり見るのがお決まりだったんです。それがいつの間にかゴールデン帯にも侵食しつつある。そういう意味では、テレビ全体がワイドショー化しつつある」と警鐘を鳴らすが、視聴者、制作側、タレント……三方のニーズが存在する不幸番組は、一過性のブームから定番のジャンルを確立しつつあるようだ。

 番組で、故人の死の真相を掘り返すことをテレビ業界では「墓場荒らし」と揶揄するそうだが、この先テレビ業界はどこまで過去を掘り返すのだろうか?


人生いろいろ:短歌・俳句を雑誌や新聞に掲載後、電話勧誘されて

† 団塊世代の大量世代退職とともに、文芸作品を自費出版する人たちが急増しているという。余暇利用とともに過去の夢を追いたいという人たちも多いことだろう。下記にあるようなトラブルは引き続きあるという。むろん、それらしい印刷物は送られてくるのだろうが、被災地の役になるわけではないだろう。

‡ 「かんさい土曜ほっとタイム」(NHK大阪放送局制作)という土曜午後のAMラジオをよく聴くのだが、川柳コーナーが名物で多くの投句がある。中には、番組で取り上げられることに大きな生き甲斐を感じている人たちも多い。別段、賞金を貰えるわけでもない。誰もが自分を認められたいのだろう。川柳といっても頭で作ったものが多く含まれており、実相を揶揄する本来の目的からは外れているように感じる。これだけネット社会になったのだから、孫にブログでも作ってもらって全世界に発信し満足していればよいだろう。


見守り新鮮情報 第156号    平成25年2月14日
◇発行:独立行政法人国民生活センター◇

  「素晴らしい作品」とおだてられ…短歌掲載の次々勧誘

かつて文芸誌に掲載された自分の短歌を見たという出版業者から「雑誌に短歌
を掲載しませんか」と電話があった。「あなたの素晴らしい作品で、ぜひ被災
された方を励ましてください」などと言われ、困った人のためになるならと思っ
て承諾し、20万円の掲載料を支払った。すると次々に新たな掲載を勧められ、
「先生、是非お願いします」「チャリティですよ」などと言われ、断りきれず
に契約に応じてしまった。そのうち、他の業者からも同様の勧誘の電話がかかっ
てくるようになり、その度に掲載を承諾し、結局約1千万円も払ってしまった。
これ以上、勧誘されたくない。(80歳代 女性)

<ひとこと助言>
☆短歌や俳句などの雑誌や新聞等への掲載を電話で勧誘されるトラブルの相談
 が、依然として寄せられています。自分の作品を褒められたり、社会のため
 に役立つと言われたりして、嬉しく感じる気持ちなどにつけこんだ手口とも
 言えます。
☆事例の他に、一度限りの契約のつもりだったのに複数回掲載する契約とされ
 たり、解約を申し出ると、既に印刷したなどと言って解約を認められなかっ
 たりするケースもあります。
☆執ように勧誘されても、不審な点がある場合はきっぱり断りましょう。
☆一度契約すると次々に勧誘されることがあります。身近な人が日ごろから気
 を配ることも大切です。
☆困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。

イラスト入りリーフレット(PDF形式)


人生いろいろ:デジタル多チャンネル化のウソ

† デジタル化でテレビ受像機の買い替えが行われて一時潤った業界であったが、需要が一巡したことと韓国や中国などの価格の安い製品に追われて、日本のメーカは軒並み減益し撤退するメーカーも出てきている。振り返ってデジタル化とは何だったのかと検証する必要もあるのではないだろうか。

‡ デジタル化の理由の一つに電波の有効利用というものがあり、激増するスマホなどに割り当てる周波数をめぐって裏では画策があるという。電波利権と言われているものの一端だ。一つデジタル化の題目と言われたのが、ラジオのデジタル化であった。ところが以下にあるように民放ラジオについでNHKも断念という記事が出た。表向きの理由は設備投資なのだが、もともと本気度がないのは明白だろう。AMラジオをクリアな音質のデジタルに変える試みはなくなったが、一方で民放局はPCやスマホでのラジオ視聴を目指している。大震災の時にもはっきりとしたことだが、災害時のAMラジオの有効性は証明されている。誰のための電波行政なのか、それを伝えるマスコミは数少ない。


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NHKもラジオデジタル化断念
2013/4/13 中日新聞 夕刊

 NHKはテレビの地上デジタル放送への完全移行で空いた周波数帯(V-Low帯)を使うラジオのデジタル化を見送る方針を明らかにした。

 民放連が三月、民放ラジオ全局での取り組みを断念したためで、NHKの久保田啓一技師長は定例記者会見で「オールジャパンで取り組む前提が崩れ、現時点では参入することにはならない」と述べた。

 ラジオ放送をめぐっては、都市部でAM放送の難聴取が深刻化しており、NHKはFM放送を活用した対策の検討を進める。


神の風景-人間と世間-116

「狡さは敬虔にはなりませんが、敬虔は狡さになるということ。念頭に置くものが神から人になると敬虔は狡さになります」(藤木正三)2-138狡さと経験

・狡(ずる)さと敬虔と題する断想。ものごとに対する時に両方の気持ちがあるかもしれません。ただ藤木師の言われるように神を第一にしている場合は狡さから多少は遠のくのではないでしょうか。
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