スピリチュアルブームでカルト被害にあわないために4-4

あなたは大丈夫? カルトにはまりやすい4タイプ

好奇心や考え方のくせによって、カルトに近づいてしまうことも
誰の人生にも、心にぽっかりと穴が空くような時期は、必ず訪れます。そうした時期にカルトのターゲットにされないためには、「自分だけは大丈夫」と思わないこと。特に、以下のような傾向がある人は、カルトにはまりやすいことを自覚しておくことが大切です。

■ 「スピリチュアルなもの」への好奇心が強い人
スピリチュアルなものに魅かれ、日ごろから霊感や占い、超常現象、オカルトなどに関心が高い人は、カルトが展開する精神世界に反応しやすい可能性が高いので、自覚することが大切です。スピリチュアルな世界は目には見えず、真偽を確かめられない分、好奇心で近づく場合も、相当の慎重さが求められます。

物質的な価値観にまみれた世界に疲れると、スピリチュアルな事象が魅力的に見え、本当に価値のあるもののように見えるかもしれません。しかし、気軽な気持ちで試そうとすることで、知らぬ間にカルトのターゲットにされている可能性もあります。

■物事を「オール・オア・ナッシング」で考えがちな人
「神を信じない人は地獄に落ちる。天国に行ける人は信者のみ」というように、カルトは「オール・オア・ナッシング」の論調で扇動するのが常。したがって、自分自身がこの考え方で物事を捉えている人は、扇動に反応しやすい可能性があるので要注意です。

たとえば、「落第したら人生の落後者」「一流企業に入れない人は二流の人間」というように、物事を二元論的に考えていませんか? 注意しましょう。

■「答えや結果がすぐに得られる」と期待してしまう人
生きている意味や目的、頑張ったことの成果など、答えや結果はすぐに、確実に得たいと思うもの。しかし、それらは誰もが簡単に得られるものではなく、まして外から断言されるものではないはずです。

カルトは「生きる意味はここにある!」「入信すれば必ず天国に行ける」というように、答えや結果を断言します。そのため、道に迷っている人ほど扇動に乗りやすくなります。注意しましょう。

■強いインパクトのリーダーシップを期待してしまう人
第1次世界大戦後のドイツ国民がヒトラーを狂信したように、不安を抱えているときほど、極端なことを断言できるような強いインパクトのリーダーシップに憧れるものです。

しかし、その言葉は、本当に信じられるものなのでしょうか? 巧みな話術と強烈な個性に、心が揺さぶられているだけではないでしょうか? 自信をなくし、不安になっている時期だからこそ、強いリーダーシップに惹かれているのではないかと、冷静になって考えてみることも大切です。

心に穴が空いている時期には、冷静な思考力や判断力が低下しているもの。だからこそ、そのときには特に、強い扇動には近づかないように自衛することが大切です。自分の人生は、かけがえのない自分自身のもの。人生を悪用されることがないよう、大切に守っていきましょう。



・上記の共通点として、自分自身が分かっていないということが言えると思います。

不思議なことに対する興味は良いのですが、科学的な思考法が身についていないと目の前の現象が分からなくなります。雷は物理現象ですが、理解できない時代は神の怒りだったことでしょう。

オール・オア・ナッシングという考え方は、人生に対して狭い見方だと言えるでしょう。極端な考え方が長続きすることはありません。予言が外れても責任取る占い師はいないでしょ。そんなものです。

魅力ある人に導いてほしいというのは自然なことですが、あなたが感じる魅力とは本当のものなのでしょうか。美化したり完全視してはいないでしょうか。相手が人間ならば当然に弱さや間違いを抱えているはずです。

健全な批判精神、歴史認識、人間認識・・・学ぶべきことは多くありますが、どれも努力して学ぶ時間は必要です。
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人生いろいろ:大震災と人生態度9

† 3/25深夜にテレビ朝日で「朝まで生テレビ」が放送された。出演者の一人、ホリエモンが繰り返して確認していたことは、西日本で節電やイベント自粛をしても全く効果がないということ。反対に景気を冷やし活力を奪ってしまうという話をしていた。

‡ ACなどの公告で流されるものに、節電しよう、買占め止めよう・・・というものがある。残念ながら、電気周波数が違う地域で節電してもエコライフになっても、我が国の経済活動を活発化させることにはつながらない。むしろ、普段通りに生活し消費することで税金を支払った方がよいのかもしれない。

スピリチュアルブームでカルト被害にあわないために4-3

心にぽっかり穴が空くときを、カルトは狙っている……

カルトの勧誘にひっかかりやすい時期には、ある傾向があります。勧誘する側は、このタイミングを見計らってくることも多いもの。

心が不安定になりやすいときは、いつも以上に気をつける必要があります。

■大学生・専門学校生の場合
受験、入学の慌しい時期が終わり、次の目標が見当たらなくなったとき
志望校に入学できず、現状に満足していないとき
志望校に入れたものの、周りの人と合わなかったり、ついていけないと感じたりして、疎外感を感じているとき

■社会人の場合
職業に違和感があり、「本当にやりたいことって何?」と迷うとき
キャリアアップや結婚に進む友人と、自分を比較してしまうとき
頑張ってきたのに報われないと、むなしさを感じるとき
退職をして、生きる目標を見失ったとき

■主婦・家庭人の場合
家事や育児に追われ、「自分らしく生きられない」と思うとき
パートナーや家族との関係がうまくいっていないとき
子どもの巣立ちや配偶者の死を経験したとき

このように、さまざまなストレスで生きる目的を見失ったり、つらい局面で心にぽっかりと穴が空いた気分のときには、アイデンティティを見失いやすくなります。そのときには、強い扇動を受けると心がなびきやすくなるので、注意が必要です。



・誰でも人生に迷う時期があります。その迷いに不安がり固い信念を求めることも人間として当然のことです。そうした時に、以前ならば身の回りに尊敬できる人たちがいたものです。

現在は、聖職と言われた職業にある人たちでも社会を騒がせるような破廉恥な行為を平気でするようです。誰も相談したり導いてくれるモデルのない時代にあると言えるでしょう。

悩むことが問題なのではなくて、安易に解決を求めて他人に頼ったり権威に頼ったりすることが問題なのでしょう。悩む力というべきでしょうか分かりませんが、人生は答えがあるわけではないからです。

ぽっかりと空いた心を埋め合わせるために人間はさまざまなことをします。趣味に没頭したり、お酒やギャンブルにハマってしまうかもしれません。そして、スピリチャルな世界に何かの答えを求める人も出てくるでしょう。

急に普段と違う行動をしているならば注意が必要かもしれません。

心の泉80

「もし、神の愛が無条件のものならば、――すなわち、神がわたしたちを無条件に愛されるならば、――誰が主を恐れよう?」(アントニー・デ・メロ)1-414

Is your God aware that Love is never jealous?

・主を恐れる?なぜ恐れるのか。

スピリチュアルブームでカルト被害にあわないために4-2

不安な心に忍び込む……カルト勧誘の手口とは?

カルト問題の研究交流機関である「日本脱カルト協会」の勧誘予防パンフレットには、注意すべき勧誘の手口として、次のような例が紹介されています。
(日本脱カルト協会パンフレット『こんな勧誘にご用心!』より、一部引用・編集)

■ 終末を予言する
戦争や飢餓、環境汚染などによって、世界は滅亡へと向かっている。教えを信じる人は救われ、信じない人は地獄に落ちる、というように、世界の終末を予言して不安を煽る。

■ 祈祷や治療をしてくれる
不幸は悪因縁やたたりによるものであると指摘。霊能者である教祖が霊障を取り除くことで、幸せになれると誘う。

■ 使命感を与えてくれる
「君たちにこそ、この堕落した日本を救う使命がある!」というように、生きる意義を説くことでやる気にさせる。

■ 本当の自分がお手軽に得られる
「3日間のセミナーで自分がみるみる変わる」というように、簡単に自己変革ができると期待させる。

いかにもあやしい勧誘手口ですが、「自分だけは騙されるはずがない」「あやしい集団はすぐに見分けられるはず」と思う人こそ、要注意。近年、カルトの誘い方はとても巧妙になっています。急にあやしい言葉をかけてくるわけではないのです。

たとえば、大学新入時のサークル勧誘を始め、「就活セミナー」を装って勧誘するケースも増えています。気軽に受けた手相や占い、スピリチュアル・カウンセリング、気功などが、実はカルトの入り口だったということも。「自分探し」や「生き方」などを考える自己発見・啓発系のセミナー、友だち探しイベントやパーティーなどを装う団体も多いため、最初はカルトとは気がつくにくいことがあるのです。



・記事あるように、詐欺師集団と同じく、カルトもカルトだと名乗ってくることはありません。宗教団体とすらも分からない巧妙な方法で近づいてくるのです。

少し以前ならば、自己啓発セミナーなる催しが盛んでした。それらには共通した段階を通じて、人間のこころをコントロールしていきます。

映画「フルメタル・ジャケット」に描かれているように、普通の人間が殺人マシーンたる兵士に育て上げられる過程は、カルトの手法と共通するものがあります。

特に、オウム真理教事件・阪神淡路大震災から時間が経ってしまい、その経験がない若者たちが20歳前後になりました。彼ら彼女らが、無垢な状態で信じ込み被害者となる可能性は大きいと思います。

人生いろいろ:大震災と人生態度8

† 海外メディアは、震災後も日本人は忍耐強く規律正しい生活をしていると絶賛しているという報道が多い。事実そうだろうと推測する。いくつかのデマやチェーンメールが出回ったが収束している。ただ、騒ぎに乗じた義捐金詐欺や買占めなどの話題もにぎわっている。

‡ ただし、援助のない地域では事情は違うようで、被災した車両からのガソリン抜き取り、倒壊したコンビニからの食料品の略奪は起こってるようだ。国による援助物資の配送は地域差が大きくて、マスコミも入らない場所では生きるためにいろいろな触法行為があることだろう。是非の問題ではなく生きるとは、食べることであり眠ることだ。

スピリチュアルブームでカルト被害にあわないために4-1

スピリチュアルブームでカルト被害にあわないために
2011年01月26日 All About ストレスガイド:大美賀 直子

占い、神社仏閣めぐりなど、精神世界の充足を求めるスピリチュアルブーム。これらがストレスケアになっている人もいるようですが、不安定な心につけこむ悪質な組織には注意が必要です。巧みなカルトにはまらないために、注意すべきポイントを解説します。

スピリチュアルブームの陰に潜む「カルト」の罠

先行き不透明で、不安が渦巻く時代になると、物質よりも精神的な充実に価値を見出す人が多くなるようです。

2000年代に入ってから活気づいてきた「スピリチュアルブーム」も、生活の安心が揺るがされる時代を反映した現象だといえます。

日本型の企業システムの崩壊、いわゆる「勝ち組・負け組」への二極化、年金システムや福祉資源の脆弱化などの問題が露呈し、将来が不安になる人が増えてきた時代。そんな時代だからこそ、そして、物ではない「スピリチュアルなもの」に、魅かれる人が増えているのでしょう。

スピリチュアリティを信じることが、悪いわけではありません。人の心を豊かにし、生きる意味や喜びを感じさせるものは、目には見えないものの中にこそある、と私も思います。

しかし、近年では人々のスピリチュアルなものへの関心の高まりを利用して、反社会的活動や違法活動を繰り返す団体もあるので要注意なのです。たとえば、「カルト」「破壊的カルト」などと呼ばれる一部の宗教団体です。

密室に連れ込んで強引な勧誘をしたり、ありえない話で不安や恐怖を煽るなど、弱った心を操作してその人の人生や財産を支配し、利用しようとする一部の悪質な団体が、カルトなのです。



・このたびの震災は被災者のみでなく日本人すべてに大きな影響を与えています。国民性というべきですが、楽天的な民族でない日本人は、自然に対しては従順であり誰も天災に対しては文句は言いません。

ただ、上記にあるように日本は閉塞的な時代状況にあり、3万人を超える自殺者を出し続けています。時代は、経済的な豊かさから精神的な豊かさへと大きくシフトしている訳です。

日本人はどちらかというと確固とした宗教信条体系を持っていないようであり、急に宗教とかスピリチュアルといったところに安心を求めようとしても無理があります。特に宗教家や自己啓発指導者らの優しい言葉に対する、懐疑的な免疫がないために盲従するか搾取されるかといった事態もうまれています。

目に見えないことだから、結果もでないかもしれないし自分の都合の良いような方向に導いてくれるものでもありません。それは、工場や駅に掲げられているポスター標語のようであり、唱えているだけでは何も変わりません。ただ生きることのなかでつかまえられるものだからです。

現在、危惧されることは、精神的に問題を抱えてしまった人たちがカルト団体からの誘いを受けやすい状態になっていることです。

神の風景-人間と世間-26

「誰にでもそれぞれに抜けたところがあるものです。自分が出来るからといって他の人にも出来る筈と期待しないこと、それよりも、抜けているところは必ずあるのですから、それの自覚につとめましょう」(藤木正三)2-40抜けたところ

・抜けたところは誰にもあるものです。自分自身の抜けたところに気づくことが大切とする断想です。抜けたところは、欠点では必ずしもありません。非常に人間的だとも言えましょう。抜けたところのない人間って、かえってそれが欠点となります。適度に息抜きながら生きましょう。

世界の陰謀論・陰謀説10-10 フィラデルフィア事件

世界の陰謀論・陰謀説10-10 フィラデルフィア事件

10. フィラデルフィアで行われた怪実験の真相は?

フィラデルフィア計画とは、1943年10月28日に、米ペンシルベニア州フィラデルフィア沖合で、米海軍が行ったとされる軍事実験のことである。

この実験により米駆逐護衛艦エルドリッジが、短期間、緑色の霧に包まれて消えてしまったという。戦艦は消えた後、2500キロ離れたノーフォークまで瞬間移動し、再びもとの位置へ戻ってきた。死者、行方不明者合わせて16人、発狂者6人という大惨事となり、海軍上層部はこの事実を隠ぺいしたと噂されている。

この話はでっちあげだと広く信じられており、海軍もこのような実験はなかったと否定している。それにも関わらず、多くの陰謀論者たちによって支持され、現在でも様々な論議を巻き起こしている。

一説によると、この実験はアインシュタインが発表した「統一場理論」を軍事的に応用すべく行われたものとされる。この理論によれば、重力場と電磁場をひとつにまとめることによって生まれる力を応用し、物体を消すことが可能となる。そこで、特別な装置と十分なエネルギーを使って、物体の周りの光を曲げ、見えない兵器を作ることが理論上可能だと考えられたのだ。

当時は第二次世界大戦中ということもあって、海軍はこの理論の応用は軍事的に価値があると考え、実験を進めたとささやかれているのだ。しかし真相はいまだ謎に包まれている。



・この実験に関しては分からないことが多い。ベスト10になぜこの事件が含まれるかは分からないけど、米国人には大きなインパクトがあるのかもしれない。


The Philadelphia Experiment

The Philadelphia Experiment was an alleged naval military experiment at the Philadelphia Naval Shipyard in Philadelphia, Pennsylvania, sometime around the date of October 28, 1943, in which the U.S. destroyer escort USS Eldridge was to be rendered invisible to human observers for a brief period of time. It is also referred to as Project Rainbow. The story is widely regarded as a hoax. The U.S. Navy has stated that the experiment never occurred, and furthermore, details of the story contradict stated facts about the Eldridge. It has nonetheless caused a significant ripple effect in many conspiracy theory circles, and elements of the Philadelphia Experiment are featured in many other government conspiracy theories.

According to some accounts, the experiment was conducted by a Dr. Franklin Reno (or Rinehart) as a military application of a Unified Field Theory. The theory, briefly, postulates the interrelated nature of the forces that comprise electromagnetic radiation and gravity. Through a special application of the theory, it was thought possible, with specialized equipment and sufficient energy, to bend light around an object in such a way as to render it essentially invisible to observers. The Navy considered this application of the theory to be of obvious military value (especially as the United States was engaged in World War II at the time) and both approved and sponsored the experiment. A navy destroyer escort, the USS Eldridge, was fitted with the required equipment at the naval yards in Philadelphia.


人生いろいろ:大震災と人生態度7

† 東京消防庁の記者会見を直後の録画ですべて見ていた。彼らの話は、今までどこの記者会見よりも率直で具体的で分かりやすく伝わった。消防の現場指揮とは、現場で様々な要素を素早く判断して行動に移す。そうした体験が活かされている。普段の訓練の成果を出すということだったらしい。

‡ それに比べて、災害時の現場対応について経験のない人たちが、机上の考えで対策を実行していったことが後手後手の対応となっている感じが強い。やはり生命をかけて現場で活動している人の声は重みがあるし、学ぶべきことが多い。

世界の陰謀論・陰謀説10-9 ファティマ第三の預言

世界の陰謀論・陰謀説10-9 ファティマ第三の預言

9. ファティマ第三の預言は、本当は何か?

1917年、ポルトガル・ファティマに住んでいた3人の羊飼いの子の前に聖母マリアが6回にわたって出現、「人類の未来に関わる3つのメッセージ」が託された。これが、ファティマの預言である。

この聖母マリアの出現は数多くの人の前で起きており、当時ヨーロッパでは一大センセーションを巻き起こした。後にバチカンも、これを正式な奇跡として認めている。

ファティマの預言の第一と第二は、1941年に明らかにされている。しかし第三は長い間、バチカンに封印されていた。第一が「第一次世界大戦の勃発」、第二が「第二次世界大戦の勃発」であったため、第三の内容は人々の興味の対象となってきた。内容の公開をめぐって、ハイジャック事件さえ起きたほどである。ところが2000年5月に公開された第三の預言の内容は、「1981年法王暗殺未遂事件を暗示する内容」といった、意外にあっさりした内容だったのだ。

あまりにも拍子抜けの内容だったためか、公開された預言はウソだと信じている人が多い。バチカンが明かしたのは事実ではなく、仮に事実だったとしても内容の一部に過ぎないというのだ。第三の預言のオリジナルを実際に見たカトリック教会の司祭は、バチカンの公式見解に異議を唱えている。第三の預言には、終末論やカトリック教会へのサタンの浸透について書かれていると言われている。しかし事実は不明だ。



・ファティマ預言に加えて、キリスト教では血の涙を流す聖母像というのがあり、これらは、かなりギリギリの話題です。

カトリック教会では、こうしたことを重要視する神父や信徒らがいるもの事実です。プロテスタント教会には、残念ながら聖母マリア信仰もなく、預言も賜っていないので蚊帳の外には違いありません。

これらが問題なのは、終末意識をことさら喚起するものだからだと思います。ファティマ預言に関しても、戦争とリンクしており、来るべき第3次世界大戦やカトリック教会内部の背教の動きなどを指すという説明もあります。

終末思想を信奉する人たちは、極端にいうと終末を自分たちの手で起こしたいという潜在的な願望があるようです。それは、聖書的には終末が来てから人間は大きな変化を遂げることができるからです。反対に言うと、終末が来ないと救われないとい信じている人たちが大勢いるのです。

血を流す聖母像を強調する人は、繰り返して人類に警告を与えていると主張しています。私が問題だと感じるのは、きちんとした神父らが主張することと、オカルト雑誌などで主張することが似ていることです。

そして、バチカンが認定する「奇跡」が本当にあるのだろうかという疑問はあります。奇跡とは病気が癒されることでも献身的な行為でもなく、私たちの日常なのですから。


The Third Secret of Fatima

The Three Secrets of Fatima are said to be three prophecies that were given by an apparition of the Blessed Virgin Mary to three young Portuguese shepherds, Lucia Santos and her cousins Jacinta and Francisco Marto. From May to October, 1917, the three children claimed to have witnessed this Marian apparition, which is today popularly described as Our Lady of Fatima. On July 13 the Virgin Mary is said to have entrusted the three secrets ? in the form of prophecies ? to the young visionaries. Two of the secrets were revealed in 1941 in a document written by Lucia to assist with the canonization of her cousins, while the third was to remain secret, although the bishop of Leiria commanded Lucia to put it in writing and to present it to the Pope.

A Catholic priest who has apparently seen the original text of the “third secret” of Fatima disputes the official interpretation of the secret released by the Vatican. Furthermore, he has asked key people in the Vatican about the text and has gotten no response. While the Priest’s comments are somewhat radical, they are not without merit, as he has seen the secret with his own eyes. Moreover, while the first 2 secrets are fairly obvious and clear, leading some to wonder why the third one is required to be examined by a team of experts because of its complexity.


人生いろいろ:大震災と人生態度6

† 若者にとっては、初めての震災体験であり全国からボランティア希望者が溢れている。映画の中では危機的状況が作られて、主人公らの活躍でハッピーエンドとなるのが定石。ただ、現実は違っている。

‡ 彼ら彼女らが、医療・福祉といった分野に、また科学・技術者といった進路を選ぶという進路選択にも影響を与えるだろう。やはり子どもたちが未来の希望であることには違いない。

「サウスパーク」制作者、モルモン教テーマにミュージカル

「サウスパーク」制作者、モルモン教テーマにミュージカル
2011年3月23日 ロイター

 米人気風刺アニメ「サウスパーク」の制作者、トレイ・パーカー氏とマット・ストーン氏が手掛けたブロードウェーミュージカル「The Book of Mormon(モルモン書)」が24日に幕を開ける。末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)を扱った同作品は、今シーズン最大の注目作とみられている。

 作品について、パーカー、ストーン両氏は、ウガンダに派遣された現代の2人の若い宣教師の心温まる話でもあると説明。パーカー氏は、モルモン教徒を侮辱する目的でミュージカルの制作に7年間を費やしたのではないとし、「自分たちは非常に伝統的かつ古典的なミュージカルを作りたかっただけ」と述べた。

 また、ストーン氏は「『サウスパーク』の一般的なエピソードを子どもと一緒に見られない人は、おそらくこのミュージカルに子ども連れで行くべきではないだろう。ただ、今回の作品は間違いなく、これまで自分たちが行なった中で最も粗野で下品なものではない。もっと(下品に)できた」と語った。

 両氏は、観客がオープンな気持ちで劇場を訪れることを望むとも話している。

 モルモン教の歴史に関する風刺や多くの政治的に不適切なジョークを含む同作品だが、テレビ番組「Big Love」を通じて米大衆文化などを監視しているモルモン教会は、1つのショーに過ぎないと静観する構えだ。



・文化の多様性を重視する社会では、比較的風刺に寛容である。「サウスパーク」を視聴して感じることは、確かに面白いと感じる。

しかし、日本文化や政治を皮肉ったエピソードを見ると、安心して見られない。例えば捕鯨反対をテーマにしたエピソードでは、漁民らしい日本人集団が水族館に乱入してイルカなどを刺し殺すという場面が続き、捕鯨反対団体に参加した主人公らが面白おかしく・・・最後は、日本人がクジラやイルカを呪っている原因を探し当て、その対象が牛や鶏に代わり、これでアメリカと同じになったというオチだ。

このミュージカルはモルモン教を皮肉ったものらしいが、イスラム教で起きた騒ぎとは違った反応になるようだ。

この杯が飲めますか?1

「イエスが、友達のゼベダイの子ヨハネとヤコブに向かって、『わたしの飲む杯を、お前たちも飲めるか?』と問いかけられました。この質問は、私自身の司祭職と、人間としての生き方そのものの神髄を貫くものなのです」(ヘンリ・ナウエン)1-8

・ナウエンの本を読むときに、軽く読み飛ばすことを良しとしないものを感じます。それは、彼の性質からくるものなのでしょうが、粘着してこだわります。そのために、ずいぶんと深い考察と共に精神的にも引きずるものが残ってしまいます。このイエスの言葉にしても、発するイエスの意味と受け取る弟子たちの違いに驚きます。ナウエンは、この聖句から、どのようにイエスの発する意味を受け取ったのでしょうか。


※これからナウエンの著作『この杯が飲めますか?』から読んでいきます。1-17とは本書の17ページを指します。なお、長く続いていた品切れですが重版された様子です。もし必要ならば、聖公会出版(TEL03-3235-5681 / FAX03-3235-5682)に直接ご注文されることをお勧めします。

あめんどう新刊(2011/02)『主の憐れみを叫び求めて―ジェネシー修道院からの祈り』ナウエン、太田和 功一 (翻訳) が、まもなくネットでも購入可能となります。どうぞ覚えて読んでみてください。


【聖杯】
キリスト教の祭具の一つ。ラテン語calix,英語chaliceの訳で,〈カリス〉とも。ミサの典礼で用いるブドウ酒を入れる杯。その材質,形態は典礼法規に定められる。

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この杯が飲めますか?
ヘンリ・J.M. ナウエン (著), Henri J.M. Nouwen (原著), 広戸 直江 (翻訳)
単行本: 118ページ
出版社: 聖公会出版 (2001/03)

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聖公会出版:ヘンリ・J・M・ナウエンの好評の既刊(出版情報)
http://www.seikokai-pub.jp/nouwen.html

・ナウエン著「この杯が飲めますか?」「今日のパン、明日の糧」を重版致しました。(2011.1.30)



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聖公会出版 新刊 (2012年11月)

マイケル・オラフリン 著/廣戸直江 訳
『ヘンリ・ナウエン その生涯とビジョン』

ヘンリ・ナウエンは現代キリスト教界において霊性に関する著述家として40冊を超える作品を残した。しかし、その生涯は知られていない。本書はナウエン家所蔵の未発表の写真など100点近くを掲載。幼年期から死にいたるまでのナウエンの生涯を写真と彼の語ったことばで綴る。著者はハーバード大学でナウエンの助手を務め、後に編集者となったマイケル・オラフリン。この書によって、ナウエンの著作が書かれた経緯と背景が明らかとなる。(A5判並製 212頁 2,100円)

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〜目次から〜
家族/司祭ごっこ/第二次世界大戦/神学校/第二バチカン公会議/アメリカによばれて/イェール大学/トマス・マートン/修道院生活/ラテンアメリカ/ハーバード大学/身体障がい者から学ぶこと/カナダ/アダム/放蕩息子の帰還/臨終と死に直面して/最後のサバティカル/この杯が飲めますか?

単行本: 205ページ
出版社: 聖公会出版 (2012/12)
ISBN-10: 4882742349
ISBN-13: 978-4882742340
発売日: 2012/12


フル稼働でも火葬場は限界 仮埋葬の準備進む 犠牲者の遺体に苦悩の自治体

フル稼働でも火葬場は限界 仮埋葬の準備進む 犠牲者の遺体に苦悩の自治体
2011年03月21日 産経新聞

 東北各県の被災地では火葬場の処理能力を大きく上回る数の遺体をどう弔うかが大きな問題になっている。尊厳を守りながら、どう最後の別れをするか-。現地では遺族の了解を取った上で、いったん土葬して、後に火葬する「仮埋葬」に向けた手続きも進んでいる。21日は春の彼岸。十分な供養が難しい事態に、遺族だけでなく、行政の担当者など多くの関係者が苦悩している。

 ■フル稼働でも限界に
 「ベストではないが、最大限できる形で土葬という選択肢もある。ただ、ご遺族の気持ち次第ですが…」
 宮城県の担当者は苦肉の策を迫られている状況を説明する。
 県内の安置所に収容された遺体は19日夜の時点で5000体近く。県警の竹内直人本部長は、がれきの撤去が進むほか、海上で発見される遺体も考慮すると、今後、1日あたりの収容数が1千体になる可能性も口にしている。
 宮城県内では27カ所の火葬場のうち、24カ所が稼働しているが、ガスや油の供給がストップするなどしており稼働率は50%程度。すでに限界を超えた状態になっている。
 仙台市生活環境部では「火葬場をフル稼働しているが、1日に20体が限界で、追いつかない」と話す。仙台市内のある斎場では「通常は1日にひとつの炉で火葬するのは2体までだが、稼働時間を約3時間延長して、3体まで対応している」と明かす。
 また、仙台市内のある葬祭業者は「火葬は約10日間、待たされている状況。遺体が痛まないようにするために、全国から棺やドライアイスが届いている。ただ、これからもっと遺体が増えていけばどう対応すればいいのか」と話す。
 宮城県では山形県などに依頼しているほか、埼玉県の火葬場の空き情報まで市町村に流している。岩手県も状況は同様だ。

 ■進む「仮埋葬」準備
 こうした切迫した状況の中で、宮城県では16日、各市町村に対して、土葬する場所や必要な手続きを定めたマニュアルも配布した。マニュアルでは土葬の場所に関し、飲料水に影響を及ぼさない場所▽墓地近隣で住民感情に配慮した場所-などと規定した。
 すでに厚生労働省は14日の段階で、墓地埋葬法に基づく許可がない場合でも、弾力的に埋葬を認める方針を決め、被災地の自治体などに通知している。平成7年の阪神大震災でも取られた措置だ。
 宮城県によると、仙台市や気仙沼市、東松島市、石巻市などで、土葬に向けた場所探しや場所の整備が始まっている。
 身元が分かっている遺体については、土葬した上で、1、2年後に落ち着いた後、改めて火葬して墓所に納骨するという。
 宮城県の担当者は「家が流されて、火葬ができても骨壺を持って帰れない人も多い」と、被災者の置かれた厳しい状況を語った。
 現在の日本の火葬率はほぼ100%近く。そのため土葬に抵抗感を持つ遺族も多い。しかし、国学院大学大学院の新谷尚紀教授(民俗学)は、「日本で火葬が急速に普及したのは戦後の高度成長期以降。それまでは今回の被災地を含めて、土葬が一般的だった。被災地でもお年寄りの人は、土葬を見たりした体験があるはず。土葬だからといって、供養が粗末になるということにはまったくならない」と、話している。



・生活の隅々までに、影響が表れてきた。このような火葬場の問題も一つだろう。


「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の発生を受けた墓地、埋葬等に関する法律に基づく埋火葬許可の特例措置について(PDF:198KB)

 市町村長による埋火葬許可証が発行されない場合でも代替措置により遺体の埋火葬を認める特例措置について各都道府県に通知。(厚生労働省健康局生活衛生課)


遺体搬送、防衛相が厚労相に協力要請
2011年03月24日 MBSニュース

 東日本大震災の被災地で遺体の搬送が急がれていますが、北澤防衛大臣は23日、細川厚生労働大臣に、東北3県以外の葬祭業者を探して搬送作業を急ぐよう協力を要請しました。

 防衛省によると、自衛隊は宮城県の石巻市や東松島市からの要請で、これまでに3465の遺体を搬送しました。

 23日午後、北澤防衛大臣は細川厚労大臣と会談し、主に被災者の救出のために活動している自衛隊が、本来市町村が担うべき遺体の搬送なども行っている現状を踏まえ、政府全体で遺体搬送作業について整理検討すべきと提案しました。

 そのうえで北澤大臣は、厚労省の担当者を現地に派遣し、市町村との間で自衛隊に搬送を依頼する範囲を調整する、東北3県以外の全国の葬祭業者で、搬送が可能な業者に協力を依頼することなどを要請しました。

 これを受け厚生労働省は、葬祭業の業界団体などに協力を要請するとともに岩手、宮城、福島の3県に対し、遺体の搬送や埋葬などについては民間の業者に委託するよう通知しました。



土葬場所に寺敷地、市の要請に無料提供
2011年3月28日 読売新聞

 土葬が実施される岩手県釜石市は、2か所の土葬場所の一つに、市内の寺の敷地を選んだ。

 住職たちは慣れない土葬に戸惑いながらも、「助けを求める人のために尽くすのは釈迦の教え」と決断したという。

 釜石市鵜住居町の曹洞宗「常楽寺」。約400年の歴史を持つ同寺の敷地で、自衛隊の重機が山を切り開き、約110体分の土葬場所を造っている。住職の藤原育夫さん(48)が、市の要請を受け、敷地の無料提供に応じた。土葬には、貯水池など水源から離れた場所である必要があり、同寺の山が選ばれた。

 今回は埋葬後、DNA鑑定などで身元が判明した場合、掘り返して火葬する可能性もある。藤原さんは「仏さんには申し訳ない気持ちでいっぱいだが、生きている人は前に進まなければいけない。理解してほしい」と複雑な胸の内を明かした。



社説:埋葬と哀悼 遺族の思いを大切に
2011年3月28日 毎日新聞

 日ごとに増える遺体の尊厳をどう守るのか。

 東日本大震災で被災した自治体の一部で収容された遺体の土葬が始まった。屋外などに安置している遺体も多い。だが、燃料不足などの理由から火葬が追いつかないためだ。

 家族を捜す人がいる中で、身元不明遺体を土葬することへの批判もある。実際に岩手県釜石市は、遺体の身元確認や火葬を望む遺族感情に配慮してしばらく延期した。

 土葬への抵抗感はあるだろう。しかし、今の状況を勘案すれば、自治体側の「土葬でもいいから安らかに眠らせてあげたい」という苦渋の選択も理解したい。

 土葬を容認した宮城県は、「墓地近隣の住民感情に配慮する」「永代にわたり管理できる」など場所の選定について基準を作り、被災市町村に通知した。

 DNA鑑定ができる毛髪などを警察が採取、保管し、写真も撮って後日の身元特定に備える方針も打ち出している。

 仙台市は、遺留品の保管場所を墓地内に設け、身元が確認された場合は、遺体とともに遺族に引き渡す方針だ。遺族が希望すれば、掘り起こして火葬することもできる。

 できる限り遺留品など本人特定の手段を残し、後に遺族が確認できることは極めて重要だ。

 近親者の不慮の死に遭遇した時、残された遺体や遺留品を引き取り、しっかりと葬ることで、遺族は多少なりとも気持ちの整理をつけられるかもしれない。

 また、たとえ再び掘り起こすことがなくても、故人がいる場所が分かっていて、折に触れて弔うことができることは、遺族にとって大きな意味を持つのではないだろうか。

 土葬を決めた奥山恵美子・仙台市長は「一段落すれば慰霊碑を建立し、安らかにお眠りいただくよう祈りたい」と述べた。

 ぜひ、そうしてもらいたい。今後、遺留品などから身内にたどり着く遺族は少なくないだろう。当面、墓石や墓標がなくても、遺族の思いを可能な限り尊重する対応が大切だ。

 また、政府はがれきの撤去を決める一方で、アルバムや写真などは処分せず、なるべく保存するように地元の市町村に要請するという。これも当然の対応だろう。

 「少しでも被災者のために」と、被災地では地震後に帰省した学生らが、がれきの中で見つけたアルバムや写真を持ち主に渡すボランティアを始めた。行方不明者の捜索に当たる消防隊員らも見つけたアルバムを置いていく。未曽有の災害だが、「思い出」まで流されたくはない。その思いも分かち合いたい。



身元不明者遺体、東京で火葬へ 宮城・名取市が決定
2011年3月29日 共同通信

 宮城県名取市は29日、東日本大震災で犠牲になり同市の遺体安置所に保管されている身元不明者の遺体について、一部を近く東京に搬送して火葬することを決めた。市町村が被災した身元不明者遺体の火葬を決めたのは初めてとみられる。29日時点で市の安置所にある約100体の身元不明遺体のうち、収容から長時間が経過して傷みが激しく、保管を続けても身元判明の可能性が低いと判断された約70体が対象になる見通し。身体的特徴がはっきりしていたり、所持品で身元が特定される可能性が高い場合は除外される。宮城県警は検視の際にDNAや歯型を採取しており、身元確認作業は引き続き進められる。県警から遺体の引き渡しを受けた市が、都営瑞江葬儀所(江戸川区)に運び、遺灰は持ち帰って安置所で保管する。市によると、市の火葬場での身元確認された犠牲者の火葬は2週間待ちの状態。全国各地に問い合わせ、東京都が引き受けた。



福島原発周辺の墓地や寺院、供養どうする
2012/10/16 中日新聞 朝刊

 東日本大震災で壊れた多くのお墓。とりわけ、福島原発事故による重度の汚染地域ではお墓の修復もままならず、無人になった寺院は荒廃が進む一方だ。避難住民たちは先祖の供養をどうするかで悩み、僧侶らは寺院存続の危機に苦慮しつつ、各地に離散した檀家(だんか)や信徒たち(檀信徒)を訪ねている。お墓は家族、親族を結ぶよりどころでもある。原発事故は故郷の礎を崩しつつある。(小倉貞俊)

◆残すか移すか

 「再び故郷で暮らせるのかどうかも分からない中、お墓をこのままにしておいていいものか…」。警戒区域の福島県大熊町から、妻(72)、母(94)と同県いわき市の仮設住宅に避難している小泉政一さん(76)はため息をつく。

 今月五日、一時帰宅の際に久々に墓参りをした。滞在時間はわずか。清掃もままならず、地震でずれたままの墓石や伸び放題の雑草を前に、手を合わせることしかできなかったという。

 自宅周辺は毎時一〇マイクロシーベルト(年間約五二ミリシーベルト)超と、国が避難指示解除準備区域とする年間二〇ミリシーベルト以下を上回る。いつ自宅に戻れるのかは分からない。小泉さんは「高齢の母も私たち夫婦も、そのうちお墓に入る。でも、誰も戻らない墓地でいいのかどうか。子どもらに任せるが、先祖代々の墓を途絶えさせてしまうのは…」と声を落とした。

 警戒区域内などの墓について、東京電力による賠償のめどは立っていない。今後の生活さえ分からない避難者にとって、墓をどうするのかは後回しになりがちだが、避けて通れない問題でもある。

 避難生活も一年半を超えた。この間に亡くなった人の場合、遺骨は同様に避難中の菩提(ぼだい)寺の住職に預かってもらったり、避難先にある同じ宗派の寺院に預かってもらい、一時帰宅の際に納骨を済ませるケースが多い。

 中には避難先に墓地を確保したうえ、警戒区域内から先祖代々の墓を移設した人もいる。政府の原子力災害現地対策本部によると、遺骨の改葬は墓地の管理者などの許可を受け、一定以上の放射線量を超えていないことを条件に、自治体と協議の上で実施できる。

 とはいうものの、政府は原則、警戒区域内にある屋外物品の持ち出しを禁じている。さらに「墓を移した住民は町に戻らない可能性があり、本音では改葬は困る」(被災自治体の職員)こともあって、実際に墓を移したケースはまだ少ない。

 故郷の放射線量の違いによっても、お墓への考えは変わってくる。

 千葉県の借り上げアパートで妻や息子夫婦、孫と避難生活を送る福島県南相馬市小高(おだか)区の飯崎忠雄さん(69)の場合、自宅は警戒区域だったが、四月半ばに将来的に住民の帰還を目指す「居住制限区域」に変更された。

 飯崎さんは「自宅の仏壇に親や祖父母ら先祖の位牌(いはい)を残してきた。『先祖あっての私たち』と思い、毎朝故郷の方角にお祈りしている。何年待ってでも帰って墓を守りたい。子や孫が『避難先に残る』という選択をしたとしても、墓参だけは続けてほしい」と話す。

◆僧侶「つらい時こそ出番」

 問題はお墓だけではない。重い汚染区域内にあるお寺の現状と将来に僧侶たちは悩んでいる。

 福島県仏教会の調査では現在、福島第一原発の二十キロ圏内には四十、二十~三十キロ圏内には三十四のお寺がある。住職らの多くは福島市や、いわき市などに避難しており、法要の際には周辺の施設や寺院を借りるなどして寺務を果たしている。

 東電は寺院が避難指示対象区域から区域外に移転した場合の賠償について、「合理的な範囲で請求いただき、個別に協議したい」としているものの、具体的な基準は明らかにしていない。

 「震災から一年七カ月がたつ。警戒区域などの被災寺院はどんどん弱体化し、檀信徒の方々の不安も増しています」

 全域が警戒区域の同県双葉町にある日蓮宗妙勝寺の副住職、瀬戸隆寿さん(36)はそう懸念する。

 避難先のいわき市でアパートを借り、高齢の住職(85)に代わり、寺務を担う。檀信徒は散り散りになり、北は青森県から、南は双葉町の仮役場や避難所がある埼玉県まで通夜・葬儀、年忌法要などに駆け回っている。

 避難生活を送る僧侶にとって、今後の活動の選択肢は三つ。可能な場合に限るが故郷の寺院に戻るか、避難先で寺院を再建するか、拠点を持たずに依頼を受けるたび出張するか-だ。

 その選択がどうあれ、重度の汚染地域にある寺院では、檀信徒が離れてしまう可能性も無視できない。避難先で同じ宗派の寺に遺骨を預けた檀信徒が、そのまま離れてしまうケースもある。

 「各寺院とも、檀信徒の避難先をようやく把握したところ。今後、檀信徒がどこで生活するのか、故郷の復興がどう進むのかを見極めている状況だ。東電との賠償協議も進まず、寺の移設などにも答えが出せない」

 瀬戸さんは、いわき市内に共同墓地を造り、新たな拠点にすることも模索しているという。

 「お寺の基本は『来る者は拒まず、去る者は追わず』。代々のお付き合いが失われることもあるが、先祖供養をないがしろにすることだけはあってはいけない。檀信徒それぞれに最適の方法を選んでもらい、私たちは力を尽くすのみだ」

 故郷での寺院再開に望みをつなぐ僧侶もいる。南相馬市の曹洞宗同慶寺住職、田中徳雲さん(38)は福井県で家族と避難生活を送りながら、毎週、単身で福島県内に戻り、檀信徒の心のケアに当たるなどしている。

 県外に避難しているのは、幼い子どもらを抱えるためだが、「将来的に規制が解除されたとき、地域コミュニティーの拠点になるべき寺院がなくなっていれば、インフラも整備されず、若い世代も帰ってこない」と、故郷再生に取り組む覚悟だ。

 四月半ばには、寺院が警戒区域から避難指示解除準備区域に変更。立ち入り可能になり、月に二回、檀信徒と清掃に当たっている。本堂にネズミの死骸が散らばっていたこともあったという。

 「掃除をしながら、皆さんと笑ったり、泣いたり。つらいときこそ、私たち僧侶の出番だ」

 今回の事故の前から勉強会を通じて原発の危険性を学んでいた。大飯原発の再稼働に揺れた避難先の福井県をはじめ、各地で講演を頼まれることも多いという。

 「原発事故で多くのものを失い、今また、おカネでは買えない先祖や地域のつながりすら喪失しかねない危機にある。それでも、乗り越えられる試練と思い、前を向いて歩んでいきたい」


人生いろいろ:大震災と人生態度5

† 医療・介護施設ならびに在宅で療養している被災者が大勢いる。報道では医療が途切れて亡くなった方も出ている。透析などの治療も直接生命にかかわる。

‡ 国は在宅福祉を充実させることで、医療費削減を目指している。確実に増加している社会保障費を、どう抑えて維持していくのかが課題である。こうした災害時には、弱い者に一番の被害が及ぶ。

読まれるキリスト教 特集の雑誌・書籍、相次ぎ刊行

読まれるキリスト教 特集の雑誌・書籍、相次ぎ刊行
2011年2月21日 朝日新聞

 出版業界で「キリスト教」が静かなブームになっている。昨春以降、キリスト教や聖書を特集した雑誌や書籍が続々と発売され、おおむね売れ行き好調だ。このブーム、どんな背景があるのだろう。(浜田奈美)

■11万部、2週間で完売

 東京・丸の内の大型書店「丸善」。雑誌が並ぶ平台の真ん中に、男性誌「Pen」(阪急コミュニケーションズ)の新年合併号「キリスト教とは何か。II」と同誌の別冊「キリスト教とは何か。」、最新号で「聖書入門」を特集する「日経おとなのOFF」(日経BP社)が積み上げられている。

 専門書売り場担当の工藤吉隆さんはいう。「昨年の『Pen』を皮切りにキリスト教関連の雑誌や書籍が次々と出た。どれも、なかなか堅調です」

 発端の「Pen」とは、昨年3月号の特集「完全保存版 キリスト教とは何か。」だ。絵画や建築といった西洋美術を紹介しつつ、聖書の概要などを70ページ以上展開。初版11万部を2週間でほぼ完売し、特集を増補して同年5月に発売された別冊も初版の13万部を完売した。いずれも、書店に加えてコンビニエンスストアでもよく売れる、ふだんとは違う売れ方だった。

 「Pen」とほぼ同じころに発売された季刊誌「考える人」(新潮社)も、「はじめて読む聖書」を特集して好評だった。

 新約聖書学者、田川建三さんへの大型インタビューに始まる重厚な構成で、初心者にとってはやや敷居の高い内容だったが早期に完売し、同誌の中で最も売れた企画の一つとなった。

 以後、ムック「キリスト教を知りたい。」(昨年6月、学研パブリッシング)、新書『新約聖書I』『新約聖書II』(昨年10~11月、佐藤優解説、文芸春秋)、版画家ギュスターブ・ドレの画集『旧約聖書』『新約聖書』(昨年11~12月、宝島社)などが発売。今年に入っても「日経おとなのOFF」などへと流れは続いている。

■「歯切れの良さ、魅力」

 なぜキリスト教の企画が受けるのか。キリスト教を題材にした西洋美術の美しい「図版」は魅力的だが、「Pen」編集長の安藤貴之さんは「あえて企画をアート寄りではなく、教養としてのキリスト教入門に重点を置いた」と話す。

 「多くの人は西洋美術に接するたびに『キリスト教をもっと知っていたら理解が深まるのに』と思うものの、断片的な関心に終わっていた。その断片化した関心を結びつけた結果、読者の無意識レベルの知識欲を刺激したのではないか」

 「考える人」編集部の須貝利恵子さんは「以前の特集『海外の長篇小説ベスト100』で旧約聖書を挙げた人がいた」という。「聖書は壮大な物語として読めるし、神話や歴史、寓話(ぐうわ)や詩など文学表現のアンソロジーでもある。聖典としてではなく一冊の本として企画化したことが、読まれた理由では」

 2人の指摘の共通項は「知識欲」だ。確かに昨今、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(ダイヤモンド社)や『これからの「正義」の話をしよう』(早川書房)といった「プチ教養本」が売れている。

 では、なぜキリスト教か。

 「日本人は近代以後ずっとキリスト教に関心を持ち続けてきた」と宗教学者の島田裕巳さん。「それも信仰心の薄い日本人にとって宗教への関心ではなく、『なぜこんなに真剣にキリスト教なる宗教を信じる人々がいるのか』という関心です。ミステリー小説への関心に近い」

 昨秋、新書『聖書に学ぶビジネスの極意100』(ワニ・プラス)を著した作家の江上剛さんは、時代の閉塞(へいそく)感と「言葉」がカギだと指摘する。

 「(元首相の)小泉さんのワンフレーズは印象的だったが、イエスの言葉も歯切れがよい、いわば究極のワンフレーズ。政治も経済もリーダー不在の時代に、迷いを消してくれるものが聖書にはあるだろう、という期待の表れではないか」



・教養としてのキリスト教というのは、いつの時代でもあった。これらの雑誌特集がヒットした理由とは何なのだろう。

西欧文明を知りたいという気持ちは分かるし、世界を知るにはキリスト教やイスラム教を知ることだとも言える。日本人は、キリスト教の信者になるための勉強ではなく、そうした教養主義的な傾向が強いだろう。

また、ニーチェの言葉や老子の言葉を易しく翻訳(意訳)したもののブームが続いている。本離れが進み考えることから遠くにいることから、何かしら渇きのようなものがあるのだろう。軽薄な内容や、短文化していく言語から必要な潤いが消え去っている現状では、反動があって当然だろう。

ただ、こうした雑誌特集を読んでも入門の入門であり観光旅行のようなものに過ぎないだろう。生死や悩みという難題を抱えて手にするときに何らかの支えを与えるものとして出会ってもらいたい。

心の泉79

「自然とはわたし自身の延長、わたしの身体が広がったもの」(アントニー・デ・メロ)1-413

Nature is a prolongation of myself. my wider body.

・わたしの身体の延長に自然がある。わたしも自然そのもの。

日本を殺すスキャンダル狂い

日本を殺すスキャンダル狂い
2010年 9月7日 ニューズウィーク日本版

民主党代表選の結果がどうあれ、些細な醜聞に過剰反応する社会がまた政治空白を生むなら意味はない──横田 孝(本誌記者)

 先進国の政界では、スキャンダルはよくあること。大抵の場合、渦中の政治家は政治生命や政権を失うことなく、生き延びられる。

 ビル・クリントン元米大統領は政治資金疑惑やセックススキャンダルを乗り越え、2期目を満了する頃の支持率は66%に達していた。フランスのニコラ・サルコジ大統領は就任早々に派手な離婚劇を繰り広げたものの、今も健在。イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ首相は、カネやセックス絡みの醜聞が次から次へと浮上するにもかかわらず、ほとんど無傷だ。

 だが、日本は違う。この国では、どんな些細なスキャンダルも癌のように肥大化し、政治家の政治生命を奪うまで進行し続ける。世界最悪水準の財政赤字と景気停滞をもたらした自民党政治に終止符を打つべく、鳩山由紀夫首相率いる民主党中心の政権が誕生したのはわずか8カ月前のこと。それから間もなく政治資金問題が持ち上がり、鳩山の支持率は右肩下がりを続け、今や首相就任当時から50,下がって24%にまで落ち込んだ。

 7月の参院選を前に、既に鳩山の後任を取り沙汰する声もある。官僚主導政治からの脱却を誓って政権交代を果たした鳩山と民主党が、さまざまな取り組みを始めたばかりにもかかわらず、だ。

 鳩山の凋落ぶりは、日本政治をめぐる古くからの疑問を提起している
 世界第2位の経済大国に、なぜ冴えない政治指導者しかいないのか。

 これまでの一般的な答えは、自民党が長年にわたって政権を握っていたからというもの。自民党は世襲で議席を引き継いだり、派閥の力関係によって台頭した政治家を首相の座に就けてきた。

 だが、鳩山のケースはより根深い問題を示唆している。日本に政治指導力が欠落してきた最大の、そして最も見過ごされがちな理由は、この国の政治スキャンダルに対する病的なまでの執着だ。最新のトレンドやハイテク機器に熱狂するように、日本は最新のスキャンダルに飛び付く癖もあるらしい。

 政治家の命取りになった一連のスキャンダルの始まりは70年代にさかのぼる。当時、田中角栄首相が金脈問題で退陣し、その後ロッキード事件が発覚。今日まで日本政界を揺るがし続ける「政治とカネ」の問題の引き金でもあった。

 確かに、自民党が築いた政官業による「鉄の三角形」の弊害はある。こうした癒着関係は多くの先進国にも存在するが、それにまつわる些細なスキャンダルが致命傷になるのは日本ぐらいだ。

 強い指導力が期待された政治家が比較的軽い問題で失脚したケースは数多い。89年には、当時の竹下登首相がリクルート事件での収賄疑惑によって退陣(が、起訴されることはなかった)。ヨーロッパ型の福祉国家をつくる構想を示した竹下がもっと長く首相の座にあれば、高齢化社会に備えた国づくりに貢献できたかもしれない。

 ソ連が崩壊した90年代初め、アメリカがポスト冷戦の世界秩序の構築に力を注いでいた一方で、日本は自民党の大物政治家、金丸信の闇献金疑惑と脱税問題の追及に明け暮れていた。金丸は失脚し、2大政党制の実現という彼の構想もついえた。

 「当時、アメリカでは旧ソ連の核管理など冷戦後の世界について論議していたが、日本は政治とカネ一色に染まっていた」と、政治ジャーナリストの田中良紹は言う。おかげで、日本はポスト冷戦世界の秩序に適応するのが遅れただけでなく、弱体化した自民党の不安定状態によって、経済的にも「失われた10年」を招いてしまった。

 そして長期政権を築いた小泉純一郎が06年に首相を退任して以来、スキャンダル絡みの辞任劇は加速度的に増えている。何しろ、たった4年の間に3人もの総理が生まれては消え去った。

 安倍晋三の政権下では、松岡利勝農水相が高額の光熱水費を計上した問題で、「ナントカ還元水」をめぐるコメディーさながらの大騒動に発展。相次ぐ疑惑のさなか、松岡の自殺という悲劇的な結末で幕が下りたかと思うと、その後の農水大臣らも金銭スキャンダルに見舞われ、長くは続かなかった。

 日中関係の改善という成果を挙げたにもかかわらず、安倍政権は立ち往生し、台頭する中国を牽制しつつ戦略的な関係を構築していくといった政策が損なわれた。現在に至っても、中国の最も豊かな隣人という地位を日本は最大限に利用する方法を見いだせていない。

■実績に目を向けない国民

 07年の参院選で自民党が惨敗したため、安倍の後任の福田康夫が社会保障制度の立て直しなどの政策を進めるのはもはや不可能だった。そして就任からわずか1年で政権を投げ出した福田の後を継いだ麻生太郎は、個人攻撃の標的になった。高級バーで酒を飲む、漢字を読み間違える、財務相の中川昭一が「もうろう記者会見」を行った──くだらない問題ばかりがクローズアップされ続けた。

 その頃、世界は金融危機のさなかにあった。だが日本は麻生の些細な失言などに気を取られ続け、景気対策といった政策に目を向けようとしなかった(日本が現在、そこそこの成長率を維持しているのは麻生の景気対策によるものだと指摘されている)。

 中川は、世界的な金融危機を乗り越えるため、IMF(国際通貨基金)に最大1000億謖の融資を約束した人物でもあった。IMFのドミニク・ストロスカーン専務理事はこの決断を「人類史上最大の融資」とたたえた。

 だが日本のマスコミや有権者は麻生や中川を評価しようとせず、自民党は09年の総選挙で大敗。自民党支配に終止符が打たれた。確かに、自民党政権は長く続き過ぎたかもしれない。しかし現在、鳩山がスキャンダルで失脚した自民党政治家と同じような運命をたどっていることで、1つの疑問が湧いてくる──スキャンダル(とおぼしきもの)に見舞われた政治家を完膚なきまでにたたく日本の風潮は、極端過ぎはしないか。

 沖縄の基地問題であきれるほどの無知と迷走ぶりを披露した鳩山だが、そもそも彼の政治力を失わせた引き金は偽装献金疑惑や脱税疑惑といった、国家が抱える難題と比べると重要性が見劣りする問題だ。おかげで、政治主導の確立といった選挙公約時のビジョンの実現もままならなくなっている。

 日本人が政治とカネにこだわる理由の1つには、何につけてもクリーンさを求める潔癖な部分があるかもしれない。また、献金を受けた有力政治家が、一部の業界や地域だけを潤すことへの不公平感もあるだろう。高度経済成長期が終わった後、有権者のこうした意識はますます強まっていったと、明治学院大学の川上和久教授(政治心理学)は指摘する。

■清潔至上主義でいいのか

 理屈の上では、透明性のあるクリーンな政治は有益なことだ。しかし日本では、スキャンダルが政治の最大の関心事になってしまい、国家的な問題を解決するための政策は二の次になってしまっている。検察は証拠不十分により鳩山の起訴を見送り、4月下旬に検察審査会も不起訴処分を「相当」とする判断を下したが、野党とメディアは鳩山と小沢一郎・民主党幹事長の「政治とカネ」の問題をいまだに糾弾し続けている。

 朝日新聞が3月に行った世論調査によると、7月の参院選で「政治とカネ」の問題を重視して投票すると答えた人は半数以上に達した。日本がいま直面している経済や外交の深刻な問題よりも、政治とカネというスキャンダルを追及することのほうが重要らしい。

 政治家の「清潔さ」を過度に重視する風潮は、政治資金規正法などにも影響を及ぼしてきた。度重なる法改正により、この法律の規定は複雑極まるものになった。「スピード違反や税金みたいに恣意的なもの」で、検察がその気になれば「ほとんどの国会議員が捕まっても不思議ではない」と、政治ジャーナリストの田中は言う。

 だが、政治家は誰一人として問題の本質を理解していないようだ。自民党を離党して「新党改革」を立ち上げた舛添要一・前厚生労働相は、「政治とカネ」の問題を根絶するために企業・団体献金を禁止し、「カネのかからない政治」をつくるべきだと主張する。

 この提案は、現実離れしている(そもそも民主主義国家では、政治家が活動するにはカネが必要)。重箱の隅をつつくような法律をさらにややこしくすれば、ごく些細な違反行為を理由に、有望な政治家がやり玉に挙げられる事態をさらに招きかねない。

 日本の「スキャンダルマニア」には、長年の蓄積がある。自民党の長期政権が続いた何十年もの間、弱い野党がスポットライトを浴びるチャンスは国会審議のテレビ中継くらいだった。野党は有権者にアピールするべく、国会にテレビ中継が入る日、もっぱら自民党のスキャンダルをセンセーショナルに取り上げて非難し続けた。

 この慣習が日本の政治論議をゆがめた。ダークスーツをまとった東京地検特捜部の検察官らが政治家の事務所に家宅捜索に入る、あのお決まりの映像がテレビに映し出されると、この国の政策論争はすべてストップする。そして国会とメディアと世論は寄ってたかって疑惑の政治家を袋だたきにする。

■鈴木宗男という「悲劇」

 メディアも、政策をめぐる議論を報じることよりも政争や政局を報じがちだ。政治家のスキャンダルを追及すれば、視聴率や売り上げ部数が稼げる。メディアは血に飢えたサメのように、新たな餌食を探し続ける。

 日本が直面している数々の難題を乗り越えるためには、時の首相と政権が腰を据えて政治に取り組むことが欠かせない。しかし日本のスキャンダルマニアは、政治に空白を作り続けている。

 首脳レベルに限った話ではない。元自民党の鈴木宗男衆院議員は政治家人生を通じて、ロシアとの関係改善に力を注いできた。資源大国ロシアとの関係を強化できれば、日本にとってプラスになり得るし、中国を牽制する材料にもなる。

 鈴木は、日ロ関係改善を阻む最大の障害である北方領土問題でも成果を挙げつつあった。しかし、過去に外務省に高圧的な態度を取ったことや当時の田中真紀子外相との確執で執拗なバッシングを受け、収賄疑惑も相次いで浮上。02年に逮捕・起訴され、その後国会から退いた。05年には国政に復帰したが、かつてほどの政治的影響力はない。

 鈴木はある意味、日本という国家の現状を象徴している。今も有力ではあるが、自らを弱体化させてしまって、国際的な影響力を急速に失いつつある──。

 「政治とカネ」で政治家を片っ端から糾弾して失脚させることが日本にとって本当に得策なのか、考えるべき時期に来ている。
(ニューズウィーク日本版6月2日号掲載)



・記事が書かれた段階では鈴木宗男さんは国会議員であったが失職し、収監された。

この記事では、海外の政治家スキャンダルから初めて日本人のスキャンダル指向を痛烈に批判している。今回は政治家について書かれているが、芸能人でも経済人でも教育者でも全て同じことが言えるだろう。

「政治と金」の問題が、野党もマスコミも大好きで非常に細かいところまで追及してくる。それが票になり部数拡張につながるためだ。政治にクリーンさを求めることと、政治的・経済的な課題に取り組むことのバランスは考えなくてはならないことだ。

まず政治にはお金がかかるという現実。政党助成金だけでは賄えないというということ。そして政治資金規正法が非常に細かいということ。記事にもあるとおりに、もし細かに精査したら国会議員すべてが何らかの問題が発覚してしまうだろう。これは一般人でも常識で考えれば分かることで、国会議員だけにクリアさ求めても仕方ないことだろう。

記事では政治家の実績を挙げながら、スキャンダルで失脚するという一点のみでしか判断しない国民に疑問を投げかけている。

人生いろいろ:大震災と人生態度4

† 原発の安全性に対して、安全を確保できるという楽観的な見方と最悪のシナリオに近づいているという悲観的な見方がある。前者はテレビの地上波放送や大手新聞で、後者はネット放送や雑誌などの論調である。

‡ これは、原発推進派と原発反対派という従来からの構図と同じである。後藤政志(元東芝原子力設計技術者)は、実名でマスコミに登場したが、丁寧な解説と分をわきまえたスタンスで評価が高い。残念ながら、大学教授らは理論は知っていても現場が分かっていない。海外メディアのように、厳しいくらいが恐らく客観的な見方なのだろう。海外でも原発論争は盛んであり、この事故対応により影響されることは必至だ。


菅総理 原発事故に怒るオバマ氏に不手際を詫びるとの証言
2011年3月21日 NEWSポストセブン ※週刊ポスト2011年4月1日号

菅直人首相は3月15日早朝、福島の原発事故に際して東京電力本店に乗り込み、「撤退などありえない。覚悟を決めて下さい」とまくし立てたが、16日の自衛隊の注水活動には撤収命令を出した。菅首相はなぜ、常軌を逸した行動に走ったのか。アメリカの民主党ブレーンの驚くべき証言を得た。

「菅総理はオバマ大統領に追い詰められて焦っていた。今回の事故に一番、腹を立てたのが来年の大統領選で再選を目指すオバマだ。クリーン・エネルギー推進を掲げて原発を多数設置する計画を目玉政策にした矢先の事故で、原発への危機感が世界的に高まってしまった。最悪のタイミングだ。

オバマはすぐに腹心のデーリー首席補佐官を“菅の見張り役”に任命し、初期からオペレーションに口出しした。これは未確認情報だが、菅はオバマに電話をかけ、不手際を謝罪したそうだ」

他国の事故対応で危険を冒して活躍している米軍には賛辞が送られるべきだが、そこには米政府の事情も複雑に絡んでいたわけである。

菅首相は、15日中には「米軍機による冷却剤散布」「そのための山形空港の供用」をすばやく決めた。もし、菅氏が怒れるオバマに恐れをなし、国民の安全より何より、まず「アメリカのいう通りに」と考えて東電職員を盾にしようとしたとすれば、「外国人献金」どころではない国家反逆行為だ。


世界の陰謀論・陰謀説10-8 パールハーバー奇襲

世界の陰謀論・陰謀説10-8 パールハーバー奇襲

8. 真珠湾攻撃は事前にわかっていた?

この陰謀論は、フランクリン・ルーズベルト大統領が日本の攻撃を意図的に誘いだし、攻撃があることは事前にわかっていたが、ハワイを防衛している将兵には知らせなかった、というものだ。

アメリカは伝統的にモンロー主義と呼ばれる孤立政策をとっており、ヨーロッパ情勢に関わりを持たない政策をとっていた。そのため、当時は世論も議会も戦争には圧倒的多数が反対だった。さらには、ルーズベルト自身も選挙戦において「あなたたちの子供を戦場には出さない」と公約していたのだ。しかし、ヨーロッパ戦線で苦戦しているイギリスを救うため、ナチスドイツと戦うためには宣戦布告が必要。そのためにはどうしても最初の一発を日本に撃たせ、アメリカの参戦を国民に認めさせる必要があったのだ。

陰謀論を信じる者たちによると、アメリカは少なくとも、イギリス、ソ連、オランダ、オーストラリア、ペルーなどから、真珠湾に奇襲攻撃があると事前に警告されていたという。実際に、日本の暗号もほぼ全てを解読していた。真珠湾に攻撃があるのは分かっていたが、アメリカ政府はこれを必要な犠牲と考え、わざと見逃すに至った。そう信じる人は多いようだ。



・NHK特集などで、米国政府首脳は少なくとも日本の情勢は把握していたことは確認されている。暗号解読も完璧であり、当時真珠湾に主要航空母艦がいなかったのは退避させられたらしい。

ただし、このように欧米人は考えるだろうし、反対に日本人はABCD包囲網から日本は開戦に引き出されたとする見方もできる。

戦争には大義が必要であり、イラク戦争のように大量破壊兵器があるという嘘が戦後にばれてしまうことが、一番怖いことなのだ。戦争は、国家総動員をかけて資源の全てを傾ける必要があり、反戦・非戦論を打ち壊す必要がある。日本人に敵意を向けるためには、ジャップは卑怯な奴らだという印象を与える必要があったのだろう。

知られているように、交戦通告が遅れてしまい、結果的に騙し討ちのような形にもなってしまったことが歴史となった。これは、日本人には大きな問題なので、今後も歴史発掘をお願いしたい。


Pearl Harbor Was Allowed to Happen

This theory states that President Roosevelt (FDR) provoked the attack, knew about it in advance and covered up his failure to warn the Hawaiian commanders. FDR needed the attack to sucker Hitler to declare war, since the public and Congress were overwhelmingly against entering the war in Europe. It was his backdoor to war.

Theorists believe that the US was warned by, at least, the governments of Britain, Netherlands, Australia, Peru, Korea and the Soviet Union that a surprise attack on Pearl Harbor was coming. All important Japanese codes were broken. FDR and Marshall and others knew the attack was coming, allowed it and covered up their knowledge.




“殺害 山本長官機撃墜と同じ”
2011年5月5日 NHK

ビンラディン容疑者の殺害について、アメリカのホルダー司法長官は、旧日本軍による真珠湾攻撃を指揮した山本五十六連合艦隊司令長官の軍用機を撃墜した作戦と同じだとして、その正当性を強調しました。
アメリカ国内では、パキスタンに潜伏していたビンラディン容疑者が武器を所持していなかったにもかかわらず、アメリカ軍の特殊部隊に殺害されたことについて、その正当性を問う声が出ています。これについて、ホルダー司法長官は、4日、議会上院の司法委員会で証言し、国際テロ組織アルカイダのリーダーであるビンラディン容疑者の殺害は、アメリカを自衛するための行為だとしたうえで、「敵の司令官を標的にすることは合法だ。第2次世界大戦中に行った山本五十六の殺害もそうだ」と述べました。ホルダー長官は、このように、真珠湾攻撃を指揮した山本五十六連合艦隊司令長官が乗った軍用機をアメリカ軍が撃墜した作戦を、今回の作戦になぞらえて、ビンラディン容疑者殺害の正当性を強調しました。アメリカでは、同時多発テロ事件の直後に、当時のブッシュ大統領が「真珠湾攻撃と並ぶ卑劣な行為だ」と非難するなど、同時多発テロ事件を、アメリカの領土が奇襲されたという点で共通する旧日本軍による真珠湾攻撃と重ね合わせて論じることも少なくありません。また、アメリカは、アルカイダとの戦いを、通常の事件の対応とは全く異なり、国を守るための「戦争」と位置づけており、今回のホルダー司法長官の発言もそうした立場を色濃く反映したものとみられています。


神の風景-人間と世間-25

「人のために生きるということは、それに伴って他の誰かにかけている迷惑に気がつかない粗雑な生き方である、といってよい位なのです。この粗雑さを思えば、人のためというよりは自分のために思を凝らして、ゆるしてもらうより他ない自分を発見しながら、人をゆるしつつ生きることの方が、大切のように思われます」(藤木正三)2-39人間への緻密

・どのようにしても粗雑さは回避できないようです。それならば、自分のために生きるという本道を歩みましょう。そしてたまに、自分の生き方を省みたいものです。

マニラで2万人の人間十字架、ギネス世界記録狙う

マニラで2万人の人間十字架、ギネス世界記録狙う
2011年 03月 10日 ロイター

 フィリピンの首都マニラにあるサントトマス大学の競技場で9日、カトリック教の行事「灰の水曜日」にちなんだイベントが行われ、約2万人が集まって人間十字架が作られた。人間十字架の最多人数でギネス世界記録更新を狙うという。

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 カトリック系の同大学は400年前に設立され、フィリピンで最も古い歴史を持つ。今回のギネス記録挑戦は、人工中絶反対などを訴える目的もあるとしている。

 学生や大学の教職員は、黒のTシャツか白い制服を着用し、広大な競技場に白と黒の巨大な人間十字架を作成。今回の挑戦の詳しい情報はギネスに送られ、世界記録としての認定を待つという。



・人間十字架でギネスに挑戦ということだ。人間曼荼羅なんてやってもいいかも。


サントトマス大学(University of santo tomas) http://www.ust.edu.ph/

人生いろいろ:大震災と人生態度3

† 地震を感じたのは、ちょうどNHKラジオで国会中継を聞いていた時だった。野党議員が、文部科学大臣に対する来年度予算の質問として公立学校の耐震化計画について質問していた。高木文科大臣は、着実に進んでいると答弁した。その後の記憶があいまいなのだが、放送よりも地震に神経が集中していた。皮肉だ。

‡ それから暫くして横揺れを感じた。経験から大きな揺れであり天井の電灯がゆらゆらとしていた。NHKラジオで速報が入り東北地方だと分かった。ただ津波警報が続いたために詳細は不明だった。

世界の陰謀論・陰謀説10-7 アポロ月面着陸疑惑

世界の陰謀論・陰謀説10-7 アポロ月面着陸疑惑

7. アポロは月面着陸していない?

アポロ月面着陸捏造論は、月面着陸の一部もしくは全てが、NASAと関係機関による捏造とするものだ。アポロ宇宙飛行士は決して月に到達してはいないというのである。

その理由は、当時の技術では月に行くのは不可能だった。しかしアメリカはソ連との宇宙競争に勝たねばならず、また当時のベトナム戦争の惨状から国民の目をそらすために、月面着陸がでっちあげられたとしている。

捏造論者の主張の根拠は、主に写真にある。彼らは多大な労力を割いて、NASAの月面着陸の写真を調査。そして月面で撮られたとされる何枚もの写真に関して、さまざまな点から矛盾が見られると指摘している。

しかし写真の専門家たちは、それらの指摘に反論。写真については反証が出されつくしているが、その他にも捏造論者たちが主張する証拠は多い。それにしても、もしも人類が月面に着陸していないとしたら、NASAはどこにたどり着いたというのだろうか?



・このアポロ疑惑に対しては、日本の月周回衛星「かぐや」による詳細な調査により、アポロが着陸した痕跡が確認されて一段落・・・かな。

この陰謀論の肝は、人命重視の思想が背景にあることだ。スペースシャトルチャレンジャー爆発事故は、米国政府が一番困った事件。当時も、もし宇宙飛行士の命に何らかの問題が発生したら大変なことになったわけであり、そのために、地上に月面と同じようなセットをつくり宇宙中継を演出したということだ。

NASAに関しては関連機関を含めて相当数の職員が働いているわけで、いろいろな情報が漏れている。ただ、科学的な知見に劣る人が、NASA公表の写真をいろいろと解釈することには問題も多い。


Apollo Moon Landing Hoax

Apollo Moon Landing hoax accusations are claims that some or all elements of the Apollo Moon landings were faked by NASA and possibly members of other involved organizations. Some groups and individuals have advanced alternate historical narratives which tend, to varying degrees, to state that the Apollo Astronauts did not land on the moon, and that NASA created and continues to perpetuate this hoax.

Moon hoax proponents devote a substantial portion of their efforts to examining NASA photos. They point to various issues with photographs and films purportedly taken on the Moon. Experts in photography (even those unrelated to NASA) respond that the anomalies, while sometimes counterintuitive, are in fact precisely what one would expect from a real Moon landing, and contrary to what would occur with manipulated or studio imagery. Hoax proponents also state that whistleblowers may have deliberately manipulated the NASA photos in hope of exposing NASA.


人生いろいろ:大震災と人生態度2

† 首都圏では物資の不足が報道されています。特に燃料や食料の備蓄をする方がいるようです。ただ、組織的に買占めをしている人たちもいるそうです。こうした状況においては、盗難や犯罪も起こっているようですが、治安維持は十分ではありません。

‡ 地元のホームセンター・100円ショップに行ってきたが、防災用品やライト、電池等が品薄のようだ。

17世紀「魔女裁判」の記録がデジタル化、オンラインで無料公開

17世紀「魔女裁判」の記録がデジタル化、オンラインで無料公開
2011年 03月 4日 Reuters

 17世紀のイングランドで行われた「魔女裁判」についての記録文書がデジタル化され、オンラインで無料公開されている。

 この文書はNehemiah Wallingtonという清教徒が残したもので、イングランド内戦中に「悪魔と関係を持った」女性たちの裁判の様子などについて詳細に記載されている。

 Wallingtonは1645年7月に南部チェルムスフォードで行われた「裁判」について、「多くの女性が強制されることなく、自ら望んで悪魔と契約を結んで」おり、これらの女性による魔術でキリスト教徒が殺害されたと記述。裁判にかけられた女性30人のうち、14人が絞首刑に処された。

 英東部エセックスとサフォークには当時、100人を超える魔女が存在していたとも記している。

 英マンチェスター大学の専門チームは、文書の写真撮影に2週間を費やし、ウェブサイト(chiccmanchester.wordpress.com/ )で閲覧できるようにした。



・現在、事情があって閲覧できないようだ。

神の風景-人間と世間-24

「結束には個人の微力からのあせり、個人の孤独からの逃避、要するに個に対するごま化しが、そして何より力をたばね合わせて事を成し遂げようとする人間の自己完結が、そこにはあります。結束が固ければ固いほど何か芝居がかってくるのは、そのためでしょう」(藤木正三)2-38散って生きる

・散って生きるという断想である。散ることの反対に結束することがある。わたしたちは、日本人として横並び意識が強い。隣と比較してモノを考え行動する。また、抜きんでて行動することを良しとしない心象がある。それは良い点もあり悪い点もある。個に対する意識は、欧米とは全く異なると言える。どちらが良いとは言えないが、たまには自分の考えも出したい。

クローズアップ現代 どこへ向かう検察改革

クローズアップ現代 どこへ向かう検察改革 (NO.3011)
2011年 3月 2日 NHK

事実と異なる供述調書の作成や証拠の改ざん―――。無罪が確定した厚生労働省元局長・村木厚子さんの裁判で露わになった検察の問題を根本から考え、改革への提言に繋げる「検察の在り方検討会議」の議論が正念場を迎えている。メンバーは元検事総長や元裁判官、弁護士、ジャーナリストなど15人。組織はどうあるべきか、取調べの可視化をどうするか、供述調書に頼る刑事司法を変えていくのかなど、近年司法制度改革が進む中で手つかずとされてきた問題にどこまで踏み込めるかが焦点だ。番組では議論から浮かび上がる改革への課題を見つめるとともに、冤罪事件を機に捜査機関の抜本的な改革を模索してきたイギリスの例を検証。実効性のある検察改革を実現する ために何が必要かを考える。

村岡啓一(一橋大学教授)

鈴木高晴(NHK社会部・記者)
森本健成キャスター



客観的な証拠の軽視②無理な取り調べ

検察改革焦点「可視化」、全面か一部化か
《検察庁側》通信傍受の拡大、おとり捜査、司法取引…「可視化」前に新しい捜査手法の導入

後半は、イギリスの捜査改革報告(コンフェ事件1975などを契機に可視化)

1994DNA採取拡大 2000通信傍受 おとり捜査の導入 監視カメラ社会

供述・自白よりも客観的な証拠の重視 公正の確保

・ゲストの話や番組の主張では、可視化と新たな捜査手法の導入は筋が違うということだった。ます、自白に頼らずに客観証拠で裁判を行うことは可能ということだ。

イギリスの例が適切かどうか分からないが、自白に頼らない全面可視化が公正を担保すると考え方が変化した。

その後の検討会議において、全国の検事に対するアンケート調査の結果が示されて注目される。在り方検討会議は、可視化している韓国に視察を行った。

これに加えて、裁判官の検察自白重視の姿勢が変わらなければいけないだろう。

人生いろいろ:大震災と人生態度1

† このたびの東北関東大震災で被災された皆様に、お見舞い申し上げます。まだ事態が推移しており予断を許す段階ではありません。

‡ 気持ちは誰もが焦りますが、関係者の皆さまがそれぞれの立場で真摯に行動されていると思います。その足を引っ張るような言動だけはしないように注意しています。
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