全米で同性婚“合法化”へ 米連邦最高裁が判断

全米で同性婚“合法化”へ 米連邦最高裁が判断
2015年6月27日 NHK

アメリカの連邦最高裁判所は、男性どうしや女性どうしが結婚する同性婚をすべての州で認める判断を示しました。全米で同性婚が事実上、合法化されることになります。

アメリカでは、全米50州のうち37の州と首都ワシントンで同性婚が認められる一方、中西部オハイオ州など4つの州を管轄する連邦高等裁判所は、去年11月、同性婚を認めない判断を示しました。
同性婚の是非に対する司法の判断が州で分かれたことから、連邦最高裁判所が審理を進めてきましたが、26日、すべての州で同性婚を認める判断を示しました。

この判断は、9人の判事のうち5人が支持したもので、多数派の代表の判事は、判決文で「ある州で認められた結婚が別の州で否定されることは、当惑や苦悩を与える」と指摘したうえで「同性愛者が求めているのは法の下での平等な尊厳だ。憲法は同性愛者にその権利を与える」と記しました。

アメリカでは、同性婚の是非を巡って長年、世論を二分する議論となってきましたが、今回の判決で同性婚が事実上合法化されることになり、同性婚の支持派は「歴史的な勝利」と今回の判決を喜んでいます。

大統領が声明「アメリカにとって勝利」
アメリカの連邦最高裁判所が、男性どうしや女性どうしが結婚する同性婚をすべての州で認める判断を示したことについて、オバマ大統領は26日、ホワイトハウスで声明を発表しました。この中で、オバマ大統領は、「すべての人たちが、誰を愛しているのか問われること無く、平等に扱われるべきだと再確認された。自分たちが結婚できるのかどうか、多くの同性愛者が、不確かな状況におかれてきたがこれで終止符が打たれる。同性愛者や支援者、そしてアメリカにとっての勝利だ」と述べ、歓迎しました。

また、与党・民主党の大統領候補ヒラリー・クリントン前国務長官も、「この歴史的な勝利を祝えることを誇りに思っている」と評価するなど、民主党側からは歓迎する声が相次いでいます。

一方で、同性婚に反対する人が多い野党・共和党では、大統領候補のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が、「私は伝統的な結婚を支持している。連邦最高裁判所は、それぞれの州に判断を委ねるべきだ」とする声明を出しました。また、共和党のベイナー下院議員も、「失望している。結婚は、男性と女性との間での神聖な誓いのもとで、行われるべきだ」として、キリスト教の教えや伝統的な価値観などを重視する保守派を中心に反発の声が上がっています。

オバマ大統領は、みずからの政権発足時には、同性婚は全米で2つの州しか、認められていなかったとしており、今後、すべての州で同性婚が認められることについて、みずからの実績だとして、強調するものとみられます。

変化する世論 著名人も告白
アメリカで男性どうしや女性どうしで結婚する同性婚に対する世論は、過去およそ20年間で大きく変化してきました。

世論調査会社「ピュー・リサーチセンター」によりますと、2001年、同性婚を法律で認めることについて、賛成すると答えた人は35%、反対すると答えた人は57%で反対が賛成を大きく上回っていました。その後、賛成する人たちが徐々に増加し、2011年、賛成が46%、反対が45%で初めて賛成が反対を上回ります。そして、ことし5月の調査では、賛成が57%、反対が39%と、賛成が多数となり、2001年の調査と比べて賛成と反対の数が逆転する形となっています。

党別では、民主党支持者の65%が同性婚に賛成すると答えたのに対し、共和党支持者では賛成が34%にとどまるなど、民主党と共和党の支持者の間で大きな開きがある一方、「同性婚が全米で認められるのは避けられない」と答えた人は、どちらの党の支持者でもそれぞれ72%を占め、共和党支持者の間にも同性婚を取り巻く状況に対し一定の理解があることがうかがえます。

アメリカの著名人も、次々にみずからが同性愛者であることを明らかにしています。CNNテレビのキャスター、アンダーソン・クーパーさんは、2012年、同性愛者であることを告白しました。また、俳優のジョディ・フォスターさんは、おととし、ゴールデングローブ賞の授賞式で同性愛者であることを公表し、去年、女性のパートナーと結婚したことが明らかになりました。アメリカの四大スポーツのひとつ、プロバスケットボールNBAでは、おととし、ジェイソン・コリンズ選手が四大スポーツの現役選手としては初めて、同性愛者であることを告白し大きな注目を集めました。さらに、去年10月には、IT企業アップルのティム・クックCEO=最高経営責任者が、「ゲイであることに誇りを持っている」として同性愛者であることを告白するなど、さまざまな分野で活躍する著名人による公表は、アメリカで同性婚を容認する雰囲気を広げていきました。

法律で同性婚認める 約20か国
同性婚を法律で認めているのは世界でおよそ20か国に上ります。このうちアイルランドでは、先月、同性どうしの結婚を認める憲法の改正案への賛否を問う世界で初めての国民投票が行われ、その結果62%の賛成で改正が認められました。アイルランドは、国民の多数がカトリック教徒で、教義が憲法に反映されて同性愛は犯罪だとされてきました。しかし、同性どうしの結婚を盛り込む憲法の改正案は、若者を中心に賛成への動きが広がり、首相も支持を表明するなど、伝統的な家族観への変化が見られています。

イギリスでも、イングランドとウェールズでおととし7月、同性婚を認める法律が成立したのに続いて、スコットランドでも去年2月、同性婚を認める法案が議会で可決されました。法律の成立を受けて、イギリスで人気歌手のエルトン・ジョンさんは、去年12月、同性のパートナーと正式に結婚し結婚式を挙げました。

ヨーロッパではこのほか、フランスやフィンランド、それにデンマークやポルトガルなどで同性婚が認められており、同性婚を合法化する動きが広がっています。

ヨーロッパ以外で同性婚を法律で認めているのは、ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、ニュージーランド、南アフリカ、カナダで、これらの国をすべて合わせるとおよそ20か国に上ります。


・歴史的な決断となる。米国以外でも合法化する動きが広がりつつある。

宗教界に与える影響は大きく、今後の対応が注目されることなる。

スポンサーサイト

ローマ法王、地球温暖化に警鐘 公文書で呼びかけ

ローマ法王、地球温暖化に警鐘 公文書で呼びかけ
2015年6月19日 朝日新聞

 ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は18日、環境問題に特化した公文書を発表し、地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出、海洋の酸性化といった環境汚染が続けば、「今世紀は並々ならぬ気候変動と空前の生態系破壊を目撃することになる」と警鐘を鳴らした。

 法王は、道徳や教義への法王の立場を示す公文書「回勅」の中で、「数々の科学研究が、ここ数十年の地球温暖化の原因は主に人間活動の結果排出される温室効果ガスの濃縮によるものだと示している」と指摘。温室効果ガスを排出し続けて経済成長を遂げた先進国が、貧困の克服や社会の発展を目指す途上国の温暖化対策に技術などで協力するよう呼びかけた。一方、二酸化炭素の排出量取引については、現状が必要とする「根本的な変化」につながらず、過度の消費を維持したい国々の策略に使われかねないと指摘した。

 温暖化対策を巡っては、年末にパリで開かれる国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)で、京都議定書に続く新しい枠組みで合意できるかが焦点。カトリック信者は12億人おり、法王の呼びかけが、カギとなる途上国の動きに影響を与えるか注目される。(アテネ=山尾有紀恵)


・地球的規模の異常気象といえることに警鐘を鳴らしたもの。宗教と温暖化対策はつながりがなさそうでありそうだ。温暖化は地球が壊れるというよりも、人間の諸活動により生存が難しくなっていくということだろう。このような発言をしなくてはいけないのが現在の状況だ。

さすがにローマ法王の発言だけに反響は大きい。日本ではさして大きくは取り上げられないだろうが注目しなければならない。それが人間の行ってきたことの反省だからだ。それこそ宗教の本分とするところに違いない。

宗教家は死後のことを語るのではなく、現在のこと生きることを真摯に語るべき。それを要請されているし、それに応えられなければ存立の意義が問われるだろう。日本の宗教者も見習いたい。

追記
後日、その詳細が分かったので以下に示す。


教皇フランシスコ、回勅「ラウダート・シ」発表
18/06/2015 バチカン放送局

教皇フランシスコは、回勅「ラウダート・シ」を発表された。
これは、2013年6月に発表された「ルーメン・フィディ(邦題:信仰の光)」に次いで、教皇フランシスコの第2番目の回勅となる。

このたびの回勅の表題、「ラウダート・シ」は、アッシジの聖フランシスコの「太陽の賛歌」の中の言葉「ラウダート・シ、ミ・シニョーレ」(「わたしの主よ、あなたは称えられますように」の意)から取られている。聖フランシスコはこの賛歌の中で、太陽や月、星、風、水、大地など、神が創られたすべてのものを通して、神を賛美している。

教皇はこの回勅を通して、わたしたちの家である地球が上げている叫びに耳を傾け、皆の共通の家を保全し、責任をもってその美しさを守るために「方向性を変えていく」よう、「環境的回心」を呼びかけている。

回勅は、以下のように、序章とそれに続く6つの章からなる。

序章「わたしの主よ、あなたは称えられますように」
1章「わたしたちの家で起こっていること」
2章「創造の福音」
3章「環境危機の人間的原因」
4章「統合的エコロジー」
5章「いくつかの方向性と行動」
6章「環境的教育と霊性」

教皇は同回勅で、環境問題に関する最新の科学的研究を踏まえ、気候変動・水問題・生物学的多様性の保護・環境的負債など、現在の環境危機のいろいろな様相を見つめている。(1章)

そして、聖書を通して、ユダヤ教およびキリスト教的伝統の視点から、自然に対する人類の責任、すべての創造物の間にある親密な関わり、皆の共通の財産としての環境について考えている。(2章)

教皇は現在の環境危機の原因を、哲学や人間科学との対話のうちに分析。テクノロジーや、人間中心主義の弊害、また人間の労働や遺伝子組み換えの問題にも言及している。(3章)

回勅は、人類がこの世界で置かれた位置と、それを取り巻く現実を包括した「統合的なエコロジー」を提案する。教皇は環境・自然をわたしたちが生きる様々な分野、経済・政治・文化・日常生活に密接に関わるものと認識し、環境問題と社会・人間問題を切り離すことのできないものとして提示している。(4章)

教皇は、わたしたちに何ができるか、何をすべきかとの問いに対し、社会・経済・政治のあらゆるレベルにおける誠実で透明性のある対話を提案。いかなるプロジェクトも、それが責任ある良心によって生かされていないならば、決して効果的ではあり得ないと指摘する。(5章)

教皇は、環境的回心のために、教育と育成の重要性を強調。文化的危機の根源は深く、習慣を改めることは容易ではないが、そのためにすべての教育環境を巻き込んだ歩みが重要になるとしている。違う生活スタイルの選択によって、政治・経済・社会に健全な影響を与えると共に、小さな日常の態度、簡素な生活から、世界に対する責任と、弱い人々への配慮を持った、統合的エコロジーを目指すよう招いている。(6章)

教皇は、「創造主であり父である神」を信じるすべての人々と、キリスト教徒に向けた2つの祈りをもって、この回勅を締めくくっている。


ENCYCLICAL LETTER ”LAUDATO SI’”
OF THE HOLY FATHER FRANCIS
ON CARE FOR OUR COMMON HOME


http://w2.vatican.va/content/francesco/en/encyclicals/documents/papa-francesco_20150524_enciclica-laudato-si.html

榎木孝明、30日間「不食」生活中!摂取水だけ

榎木孝明、30日間「不食」生活中!摂取水だけ
2015年6月17日 スポーツ報知

 俳優の榎木孝明(59)が、5月20日から続けてきた30日間の「不食」を18日に終える。15日夜、インタビューに応じた榎木に、今回の思い切った行動を起こすきっかけや、体に及ぼしたさまざまな変化を聞いた。

1か月不食もすがすがしい表情を見せる榎木孝明

 修行僧のような姿ではなかった。榎木は痩せているものの元気で顔色も肌つやもいい。「絶食、断食ではない。食べなくても生きられることを自分の体で科学的に調べてみたかった。不思議ですが一度も空腹感はない。心地良い満腹感に満たされているような。苦痛を探してもないんです」

 この間、万が一に備え、専門家の指導を仰ぎ、都内の研究室に泊まり込み、ここから仕事へ。摂取は水のみ。血糖値や塩分対策で1度あめ玉を補給しただけだ。採血、検尿、心電図を毎日検査しているが異常はなく、9キロ減った体重はいま71キロをキープしている。

 飽食時代。04年ごろから「不食」本が注目され始めたが、榎木は20代からインド中心に一人旅を続け、飲まず食わずで帰国後、いつも体調が良くなっていることに着目。短期間の「不食」を何度も経験してきた。「食べないと死ぬ、という恐怖感が良くない」。スケジュールを調整し、1か月間の実験を敢行。さまざまな変化が起きた。

 「集中力が増し、本を読むスピードが格段に速くなった。睡眠も深くなり、4時間眠ればすっきり。腰痛も消えた。理由はまだ分からない。でも、眠っていた自浄作用が一斉に目覚めた感覚。運動時も胸式呼吸が腹式に。スタミナが増しました」

 榎木は、この経験はあくまで個人の体験に基づくもので研究の第一歩だと強調。「これを強制するものではないし、私自身、食文化を否定しません」。無事に「不食」を成功させると、2日後にはテレビの“食レポ”の仕事が待っているそうだ。(内野 小百美)

 ◆榎木 孝明(えのき・たかあき) 1956年1月5日、鹿児島県生まれ。59歳。武蔵野美術大を経て劇団四季に入り、81年「オンディーヌ」主演。83年四季退団。主な主演作に84年NHK連続テレビ小説「ロマンス」、90年映画「天と地と」、フジ系「浅見光彦シリーズ」など。7月スタートの日テレ系「花咲舞が黙ってない2」(水曜・後10時)に出演する。2男1女の父。特技は乗馬、武術全般、絵画。身長180センチ。

 ◆不食、絶食、断食とは いずれも「食物を体内に入れない」という点では共通しているが、「絶食」は主に医療行為やダイエットなど、なんらかの目的のための行為を、「断食」は主に宗教的な行為に対して呼ぶことが一般的。食欲と闘わずして食べない行為が「不食」と位置づけられている。


・不食という言い方ははじめて聞いた。「不食、絶食、断食」に違いがあるらしい。

俳優・榎木さんの一つの健康法になるのだろう。ただ、彼はそれを自分自身にのみ適用する。このような態度は大いに見倣いたいものである。

誰もが自分の体験を絶対視して、こうすれば、これを食べれば健康になると高説を垂れることが多い。それは芸能人にとっては話題になるための手段だろうが、それを真に受ける人が必ず出てくる。

厳密に言えば、個人の体験が絶対でないのは宗教体験と呼ばれるものからも分かるだろう。ある人は神を見たという、神の声を聞いた、神の意思を感じたという人もいる。それが妄想でなくて本物と誰が判断するのだろうか。

ただ、そこから宗教は始まっていくのかもしれない。問題は適用範囲であり、極限られた範囲でしか感じられない程度のことを誇大視することが多くの間違いの原因となる。

肉体を極限までもっていくと、人間本来の野生が戻ることは知られている。すると何が自分にとって食すべきか、さらにどうしたらいいのかということも頭でなく全身で分かるようになる。

私は個人的に断食の経験はないがヨガ道場で小食の経験をしたことがあった。残念ながら体感力が乏しいので何かを感じることはなかったが、案外昔の日本人が朝夕二度の食事だったということもうなずけた。

そして彼の話で思い出したが、修行は肉体をいじめることではないのだ。だから苦痛な修行は方法を間違えているし快楽の極みの果てに何かが得られるわけでもない。それはやはり自分自身との対話ということになろう。

身体の欲する刺激が何であるのか、何を食べ、何を読み書き、誰と付き合い、どのように暮らしていくのかを知っていくことが人生という修行であり、それが苦痛であるはずもない。その程度のこと、つまり腹八分(飽食の現代は腹六分か!?)を生きるということだろう。

食の管理は、くれぐれもしっかりとした導師や環境下で、徐々に初めて徐々に回復させることが要諦。イスラム教徒のラマダンなどもそうした点で優れた伝統なのだろう。

不食に値するものを、各個人が自らつかんで行うことは有効だろう。それが趣味であっても仕事や生活の中で見つけ行うこともできる。少し生活を緩めてみることは何かに気づく契機となるに違いない。


続報

榎木孝明「不食」で緊急会見!「反響に驚いています」
2015年6月17日 スポーツ報知

 今月18日まで30日間、水以外を摂取しない「不食」を続けている俳優の榎木孝明(59)が17日、都内の所属事務所で会見し、改めて体験談を語った。

 この日、新聞で報じられ、マスコミ各社から問い合わせがあり、急きょ囲み取材に。「僕自身がこの反響に一番、驚いています」。この間の排便についても触れ、「食事中の方、すいません。この1か月間に計3回あり4、5日目に宿便と思われる黒い便が。20日目ごろに腸壁と呼ばれるものが出ました。よく腸が動き、オナラが出ます。お風呂でかいだら無臭でした」などと丁寧に説明した。

 集まった取材陣も、常識ではちょっと考えられない体験を、何の苦痛なくこなし、にこやかに話す姿に「お腹がすかないって、本当にあるんですか?」「食べ物の夢を見ませんか?」など、半信半疑の質問が相次いだ。

 榎木は「不食」に賛否両論の声があることも把握しており、「決して同じマネはしないでください」と強調。宗教とのかかわりにも「どのオカルトにも宗教にも加担していません。強いて言えば、榎木教でしょうか?」といつもの物静かな口調で話していた。


グーグル検索 「約3年前の逮捕」削除命じる決定

グーグル検索 「約3年前の逮捕」削除命じる決定
2015年7月2日 NHK

インターネットの検索サイト、グーグルで名前を検索すると、およそ3年前の逮捕の報道が表示されるのは人格権の侵害だとして、男性が検索結果の削除を求める仮処分を申請したのに対し、さいたま地方裁判所が削除を命じる決定をしたことが分かりました。

先月25日に出されたさいたま地方裁判所の決定によりますと、男性は18歳未満の女性に金を払ってわいせつな行為をしたとして児童買春の疑いで逮捕され、罰金50万円の略式命令を受けました。

男性は逮捕からおよそ3年がたってもグーグルで名前を検索すると当時の報道が表示されるのは、人格権の侵害にあたるとして、検索結果の削除を求める仮処分を申請していました。

これに対しさいたま地方裁判所は「罪が比較的軽く事件に社会的な意義がない」などとしたうえで、「3年たったあとも検索結果を表示し続ける公益性は低い」として、削除を命じる決定をしました。

グーグルは「表現の自由を侵害するおそれがあり決定は不服だ」として異議を申し立てる方針です。一方、男性の代理人の弁護士はNHKの取材に対し「依頼者の要望もあり私からはコメントできない」と答えています。


・このブログでも、過去に削除依頼の要請が来たことが複数回ある。プロバイダー経由で代理人を立てて法的措置をするぞ!という姿勢のこともある。

最近の傾向は、まず検索サービス会社に対して「忘れ去られる権利」も尊重し、軽微な犯罪で社会的な制裁を得ている場合は削除する方向にある。上記の場合も、その延長上に地裁レベルでの判断があったということで一つの流れである。

ブログにマスコミ配信記事を利用しているので、その配信元が期限切れで削除されたものは残しておく道理はないだろう。

犯罪に関与した人が、その裁判として有罪となり罪を償うことが済み、再起をしたいと思うことは当然であり、その際に過去の報道が足枷になることはあるだろう。ただ犯罪とは、そこまで考えて償う必要のあることなのだと思う。

一番問題となることは、軽微な犯罪であっても、性犯罪や薬物中毒など習慣性のある場合に、そうした人の存在を警察や地域が把握しておく動きもあるほどに再犯する可能性が高いこともある。

また、このブログでも詳しく取り上げた京阪神地区でのキリスト教会へ消化器投げ込み連続事件。法的には軽微な器物破損事件でもう罪の償いは済んだことだろうが、教会関係者に与えた恐怖感は計り知れないものがあってまとめた。

彼にとっては、実名が書かれている報道は再起には負担があろだろう。ただ、すでに実名は広く拡散しており一つ一つのブログや掲示板を消すことは不可能。だから検索サービス会社に、検索しても表示されなように要請したり処分申請を裁判所に求めることになるのだろう。

報道は事実を伝えること、原因を探ること、抑制を社会に求めることがある。軽微な犯罪で社会的な制裁ということを、誰がどう判断するのか難しい問題で、個別に判断されることになるのではないだろうか。

ところで宗教者と社会的に認知されている人が、殺人まで平気で行う時代に急速に悪化した社会状況になっている。つまり市井の人たちと何ら変わらくなり、このブログで特に宗教報道と分類する意味ももはやなくなった。

職業と職業倫理が乖離し、もはやその点で問題提起をしても仕方ないと感じるようになり無力感がある。宗教者が平気で児童虐待、性的虐待する時代、家族を殺し隣人をも殺す。

このブログのマスコミ報道に関しては、縮小・削除を進めていくことは既定路線であり、その範囲を具体的に考えていく必要に迫られている。


関連

ヤフー削除基準“便乗”業者にご用心
2015年4月20日 プレジデントオンライン  ※PRESIDENT 2015年5月4日号 掲載

個人名を検索して出てくる知られたくない過去や不利益な情報が、人事や採用に影響を及ぼしたり、第三者に書き込まれた誹謗中傷で精神的苦痛を受けるケースが増えている。近年はSNSの普及に伴って、デマや虚偽の情報が拡散するスピードや範囲も上がり、重大な人権侵害となっている。

こうした被害に遭ったとき、どう対処すればよいのか。ネットの情報を完全に消し去るには、書き込まれた匿名の掲示板やブログ、SNSを逐一当たる必要がある。無数のミラー(コピー)サイトに書き込みが散在するネットの世界で、そのすべてを消すことは事実上不可能に近い。しかし、検索してもネガティブ情報が表示されなければ、元の情報に行き着くことは難しいので、問題の大半は解決する。

3月30日にヤフーが公表した「検索情報の削除に応じる際のガイドライン」は、そうした解決法の一つの形だろう。削除するか否か、要望にどう応えるかの基準を公表したもので、時代の要請にマッチした取り組みといえる。

ただ現場で削除に当たる法律家からは「ヤフーで対処しても、グーグルで検索すると出てくるのでは解決に至らない可能性が高い」(清水陽平弁護士)という声も。現在、国内の検索サイト市場はヤフーとグーグルでシェア9割。勢力は五分五分だが、世界市場ではグーグルの一人勝ちだ。しかもヤフーは2010年からグーグルの検索エンジンを採用している。「グーグルが表示しない措置を取ればそれがヤフーに反映されるから、グーグルに対処を依頼すればよい」(前出・清水氏)という。その依頼は、“削除ポリシー”一語の検索でトップに表示される「削除ポリシー」のページから行える。ただし、名誉毀損など多少の法的知識が必要だ。

問題はこうした報道に便乗し、「削除請け負います」などと宣伝し、困った会社や人に高額な月額料金を請求したり、できないことをできると称する業者の存在だ。すでに法的な対処や適切な手続きを踏めば、解決に繋がる時代になっている。今後、こうした悪質な業者の排除が急務だ。

(ソーシャルメディアリスク研究所代表 田淵義朗)


故三浦綾子さん夫妻の遺産、寄贈 資料、著作権を財団に

故三浦綾子さん夫妻の遺産、寄贈 資料、著作権を財団に
2015年6月10日 中日新聞

 作家の故三浦綾子さん(1922~99年)の夫で昨年10月に90歳で死去した光世さんの遺言に基づき、預金や著作権など夫妻の遺産が三浦綾子記念文化財団(北海道旭川市)に寄贈されたことが10日、分かった。財団は今後、寄贈された遺産の活用方法を検討する。

 夫妻に子どもはおらず、光世さんが生前に遺言公正証書を作成していた。寄贈されたのは、綾子さんと光世さんが著した文学作品など105点の著作権や光世さんの日記を含む資料約4万5千点、預金約4500万円、自宅の土地・建物。

 財団の松本道男専務理事は「貴重な資料を三浦文学の全体像を伝えるために有効に活用したい」と話した。


・著作権の寄贈ができるんだね。それにしても預貯金は思ったよりも少ない。

日本のキリスト教文学だが現在はどのようなのだろうか。三浦綾子さんの貢献は大きかった。

文学界は詳しくないが、人間の内面に迫るもの、自分を反省できるものが彼女の書くものにはあったと思う。

仏教界では瀬戸内寂聴さんが現役でバリバリやっている。

クローズアップ現代 No.3651
「愛し 書き 祈る ~瀬戸内寂聴 93歳の青春~」
2015年5月14日 NHK


上記の番組を見ていたが、1年の闘病後の復帰をアピールして、取り巻きたちも大喜びの様子だった。

寂聴さんの書いたものは全く読んだことがないが、しゃべることを聞いていると、やはり尼僧という印象はまったく感じない。法衣を着ている芸能人という感じだ。これは印象なので違うかもしれない。 

●今回病気で伏せっているとき、お墓に何を刻むか決めたそうだが?(国谷裕子)

 “愛した”“書いた”“祈った”(瀬戸内寂聴)


番組の最後で墓標に書く言葉を聞いた時に、このように語った。格好良すぎるだろう~と素直に感じる。時流に乗ることができるのが彼女の特徴だろう。

一方で、三浦夫妻は実直で朴訥とした言動を最後まで貫いた。それが素晴らしいと思う。

「花祭り」

「花祭り」
2014年4月 8日 トクする日本語ブログ NHK アナウンスルーム

4月8日は釈迦の生誕を祝う『花祭り』が行われます。花で飾られた「花御堂(はなみどう)」というお堂に、釈迦の誕生仏(たんじょうぶつ:うまれた時の姿の像)が安置されます。釈迦がうまれたのは、今のネパールのルンビニーの花園とされています。この「花御堂」はその花園を表わしたもので、そこから「花祭り」と呼ばれるようになりました。また、甘茶をそそぐのは、釈迦が生れたとき甘露の雨が降り注いだという故事にちなんだもので、釈迦の産湯も意味しているということです。このほか仏教にまつわることばは、普段使う言葉の中にも多くあります。『ないしょ』は「内証」が変化したことばで、[証]には〔さとる〕という意味があります。仏教では【自らこころのうちで真理を悟ること。またその悟った真理】をさし、悟りは外からうかがい知ることができないことから「秘密」という意味になりました。また『出世』は、仏教語の「出世間」の省略の形で、本来は【俗世間の煩悩を解脱して悟りに入ることや、出家すること】をいいます。かつて貴族出身のお坊さんを「出世者」と呼び、昇進が早く、高い位に昇ることを「出世」と呼ぶようになったのが、一般に広がったとされています。最後に『機嫌』。もとは「譏嫌」と書きました。[譏]は〔そしる・非難する〕で、「譏嫌」は「そしりきらう」という意味です。仏教では【譏嫌戒(きげんかい)という、人に非難を受けないための戒律】があります。非難を受けないようにすることは、人の気持ちに配慮することにも通じることから、「譏嫌」が人の気持ちや気分を表わすようになり、字も〔兆し〕などの意味の[機]に変わったということです。



東北・祭りの掛け声
2013年6月10日 トクする日本語ブログ NHK アナウンスルーム

今月1日2日に福島市で『東北六魂祭』が行われました。東日本大震災からの復興の誓いをこめて、東北6県を代表する祭が一堂に集まったお祭りです。祭りにはそれぞれ独特な掛け声があります。『青森ねぶた祭』では、【ラッセラー、ラッセラー】と声を掛けながら、ハネト(跳人)と呼ばれる踊り子たちが跳ねて歩きます。ねぶた祭は、七夕の灯籠流しが由来といわれ、古く、灯籠に使うろうそくを求めて「出せ出せ、ろうそく出せ、出さねばかっちゃくぞ」と囃しながら家々をめぐったそうです。その「出せ出せ」が「らせ、らせ」となり「らっせらー、らっせらー」に変化したというのですね。ねぶた祭では、衣装を着れば誰でもハネトとして参加でき、音頭取りの【ラッセラー、ラッセラー】に対し、【ラッセ、ラッセ、ラッセラー】と答えるのがコツだそうですよ。さて、『山形花笠まつり』の掛け声は、【ヤッショ、マカショ】。これは昔の土木工事で土を突き固めるときの掛け声。山形の民謡・花笠音頭は「土突(どつき)歌」がもとになっているので、【ヤッショ、マカショ】と声を掛けるのですね。花笠を持っていなくても、当日踊りに参加できるコーナーがあるので、ぜひ【ヤッショ、マカショ】と息を合せてください。さて、岩手県の代表するお祭りは『盛岡さんさ踊り』。『さんさ』は「さぁさ踊れ」の“さぁさ”が変化したとか、“三十三”種類の踊りがあったことからなど言われています。『盛岡さんさ踊り』も踊りの合間に【サッコラ、チョイワヤッセ】と掛け声をかけます。【サッコラ】は漢字で書くと「幸呼来」。“幸せを呼ぶ”という意味のことばです。『さんさ』も“さんか”できるお祭りですので、輪踊りに参加して【サッコラ、チョイワヤッセ】と幸せを呼びましょう。


<バチカン>フランシスコ法王2年 保守派抵抗…改革正念場

<バチカン>フランシスコ法王2年 保守派抵抗…改革正念場
2015年3月12日 毎日新聞

 フランシスコ・ローマ法王(78)がバチカン(ローマ法王庁)の法王選挙会議(コンクラーベ)で選出され、キリスト教カトリック史上初の中南米出身の法王が誕生してから13日で丸2年となる。法王は信徒の高い人気を支えにバチカンの改革を推進。カトリックの教義至上主義を戒め、個々の信徒を重視する「人物本位」の姿勢で独自色を打ち出している。だが、急激な変化を望まない勢力や保守派の抵抗が表面化しており、改革の取り組みは正念場を迎えている。

 法王は就任以来、バチカン改革のための委員会を作り、財政と資産管理を統括する「経済省」を新設。資金洗浄(マネーロンダリング)疑惑のあった宗教事業協会(通称・バチカン銀行)の立て直しと、財務部門のスリム化に取り組んでいる。社会的弱者を支援する「貧者の教会」路線に沿うように組織を刷新するのが狙いだ。

 信仰面では「家族」を中心課題に据え、昨年10月、教会が現代の家族問題にいかに取り組むかを話し合う世界代表司教会議を招集。伝統的な家族の価値観を重視する立場は維持しつつ、男女による結婚を神聖視するカトリック教会でタブー扱いされてきた同性愛者への対応や、離婚した信徒に対して取るべき配慮などに光を当てた。

 法王にとっての「追い風」は絶大な人気だ。法王がインターネット上で短文を発信するツイッターの読者(フォロワー)数は1900万人を突破。米世論調査機関によると、米国における法王の支持率は今年2月、就任以来最高の70%を記録した。

 だが、歯に衣(きぬ)着せぬ言動や、性急な改革は教会の内部で物議も醸している。世界代表司教会議では、同性愛者などに融和的な姿勢に保守派が反発。伊誌レスプレッソは、法王が「経済省」長官に任命したジョージ・ペル枢機卿に対し、法王庁高官から不満が出ている現状をすっぱ抜いた。

 バチカン日刊機関紙オッセルバトーレ・ロマーノの元副編集長、ジャンフランコ・ズビデルコスキー氏は「法王は(教会の)『外』にいる時は強大だが、『内』では弱い」と指摘する。【ローマ福島良典】

          ◇

 フランシスコ・ローマ法王が取り組むバチカン改革について、ローマ法王庁で結婚や離婚の問題を扱う法文評議会議長のフランチェスコ・コッコパルメリオ枢機卿(77)に聞いた。

 --フランシスコ法王の特色は?

 法王は(個々の)人物を通して現実を見る。問題を解決しなければならない時に、抽象的な規律から考えるのではなく、人々が抱える具体的な心配事から出発する。教義は不変だが、(カトリックで罪の状態にあるとされてきた)事実婚カップルや離婚信徒などを助ける必要がある。

 --法王の「貧者の教会」との関係は?

 「貧者のための教会」は法王の人物本位の一側面と言える。貧しい人々のことを考えれば、苦しみを分かち合い、共感を覚える。

 --法王選出後の2年間で一番の変化は?

 法王はカトリック教会の「中央政府」である法王庁を改革しようと決心している。経済面の改革で法王は「貧者のため」という教会の目的に沿う形で資産を活用するよう心を砕いている。だが、現状維持にこり固まる人々がいるのではないか。

 --法王庁内の抵抗はどの程度か。

 反対意見の人や(現状の変更を嫌う)保守派もいるが、カトリック教会では法王への忠誠心が強い。抵抗している人々もいずれ(法王に)協力するようになるだろう。【ローマ福島良典】


・バチカン改革が進んでいる。いろいろな問題を抱えたことで一気に改革の気風が生まれ、期待を込めて見守る。


ツイッター上の影響力、ローマ法王が最大 研究
2014/06/27 時事通信社

 マイクロブログのツイッター上で最も強い影響力を持っているのは、投稿内容が広くリツイート(共有)されているローマ・カトリック教会のフランシスコ法王――ソーシャルネットワークの政治利用に関する研究報告書で25日、発表された。

 インターネットを積極的に活用する法王の「@Pontifex」アカウントには9言語のバージョンある。そのフォロワー数は1400万人に上るが、この数字はバラク・オバマ米大統領のフォロワー数に比べれば3分の1程度だ。

 しかし、米広告代理大手バーソン・マーステラのソーシャルメディア専門家で、「ツイッター」と英語で外交を意味する「ディプロマシー」という言葉をかけた「ツイプロマシー(ツイッター外交の意)」調査を毎年行っているマティアス・リュフケンス氏は、鍵となる目安はフォロワー数ではないとみている。

 「極めて重要なのはフォロワーの数ではなく、その範囲と関わり方だ」と指摘するリュフケンス氏は、各フォロワーがそれぞれのネットワークに向けて共有するリツイート数こそが真の指標になると述べる。

 その観点からすれば、フランシスコ法王の影響力は圧倒的に大きい。母国語であるスペイン語のツイートは平均1万回以上リツイートされ、英語では6400回以上。これに対しオバマ米大統領のツイートは、2012年大統領選で再選を果たした際にミシェル夫人と抱き合う写真とともに投稿された「あともう4年」という勝利メッセージが80万6066回という驚異のリツイート回数を誇ったものの、他の一般的なツイートの共有回数は平均1400回程度にとどまっている。

 ■テレビに次ぐポテンシャル
 リュフケンス氏によると、最も多くのオーディエンスに伝えることのできるコミュニケーション手段は、昔も今もテレビだという。ツイッターについては、徐々に強力なツールになりつつあるとみており、「(ツイッターは)自己発信を助けてくれ、発信先さえ正しければ巨大な影響力を持つ」と説明する。

 政治家は、ツイッターの利用を通じて、人々に親近感を抱かせることができるほか、一般市民との個別の交流も可能となる。また、ウクライナ問題をめぐるロシア外務省とエストニア、スウェーデン両首脳によるツイート合戦でみられたような、正規の外交ルート外での意見交換もできる。

 各国首脳レベルで相互フォローを行うことで、その行為自体が一つの自己表現にもなる。ツイプロマシー調査によると、相互フォロー数が最も多いのはローラン・ファビウス仏外相の91件。その後に欧州連合の欧州対外行動局(「@eu_eeas」)の71件、3位はスウェーデン外相の68件が続いた。

 一方、米国のホワイトハウスとオバマ大統領が相互フォローしているのは、ロシア・ノルウェー両首相と英政府の3件だけ。【ジュネーブAFP=時事】



バチカンに「75歳定年制」…退職「奨励」改め
2014年11月06日 読売新聞

 ローマ法王フランシスコは5日、法王庁の行政組織で働く枢機卿に対し、「75歳定年制」を命じた。これまで75歳以上は退職が「奨励される」だった。

 各地の教区を管轄する司教についても適切な理由がある場合、周囲が退職を要請できるとした。組織の若返りを図るのが狙いとみられ、引退を拒む司教には、退職を促す公式な手続きが義務化される見込みだ。

 法王は、85歳で異例の生前退位を表明した前法王ベネディクト16世について、「偉大な勇気と謙遜の人」とたたえており、自身も生前退位をする可能性を示唆したことがある。【ローマ=青木佐知子】


徳島の僧侶の男を殺人容疑で逮捕 松山の女性殺害

徳島の僧侶の男を殺人容疑で逮捕 松山の女性殺害
2015年6月5日 朝日新聞

 松山市のアパートで昨年12月、住人の女性(当時37)が刺殺された事件で、愛媛県警は4日夜、浄土真宗本願寺派の僧侶、来見佳典(くるみよしのり)容疑者(29)=徳島市八万町千鳥=を殺人容疑で逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。

 捜査1課によると、来見容疑者は昨年12月16日午後4時半~午後8時半ごろ、松山市千舟(ちふね)町1丁目のアパート3階の一室で、黒田美貴(みき)さんの首を刃物で刺し、殺害した疑いがある。黒田さんは仕事で徳島へ出向くことがあり、来見容疑者と顔見知りだったという。

 来見容疑者は事件当日、車で徳島から松山へ向かい、殺害後に徳島へ戻ったと説明しているという。その夜、黒田さんが自室居間で血を流して倒れているのを訪れた知人男性が見つけた。凶器や黒田さんの携帯電話がなく、県警は交友関係を中心に捜査していた。


・僧侶は容疑を認めているという。報道映像と報道から寺に住んではいないようだ。

容疑者は殺害から、どのように過して仏事を行っていたのであろうか。宗教者が、家族や知人を殺すことの報道が増えている。

情報番組によると被害者はネイリストの仕事をしていた。容疑者は一昨年、結婚したばかり、被害者を中傷する書き込みをネットにしていたという。170キロも離れた松山市と徳島市、二人の接点や動機は今後の捜査による。潮見寺は13代続くお寺で檀家は200程度だという。周辺住民の容疑者に対する評価は高く、賢く優しい人柄だという。容疑者は進学校から岡山大学教育学部、大学院修了。

調べたところ、教育学研究科では「発達障害のある子どもの保護者に対する支援の動向と実践的課題」(2009)の紀要論文が共著で発表されている。発達支援学専攻と思われる。恵まれた環境で国立大学へ進学できる知性もあり、障がい児教育を専攻するという優しさも感じる。

追記
NHK松山放送局の取材では、この事件で容疑対象者は約60人に及び、当日の足取りを慎重に捜査した。被害者は保険勧誘や接客関係の仕事をし徳島や高知にも知人がおり交友関係は広かった。容疑者は被害者から保険の勧誘を受けていた。決め手となったのは容疑者の車が犯行現場近くの防犯カメラに映っていたこと。

他の報道では、凶器は自宅から持って行き犯行後に海に捨てたと供述しているという。仕事上のトラブルか容疑者は被害者の接客態度が悪いとインターネット上に不満を書いていた。被害者は友人にストーカーされていると漏らしたらしいが、県警にストーカー被害の相談はなかった。被害者は離婚歴があり複数の仕事をしていた。またネイリストの勉強をしていたという報道もある。

容疑者は記録の残る高速道路を使わず一般道で現場に行った。「刃物や黒田さんの携帯電話など事件に関わるものは全て別々の場所に捨てた」と供述。6月8日、容疑者立ち会いのもと、徳島市の吉野川の河口付近を捜索したところ供述通り、凶器とみられるナイフが見つかった。

追記 やはり・・・という動機
警察では、2人の間に男女間のトラブルがあり、僧侶が女性に強い恨みを持っていたことが犯行の動機とみられると発表しました。(6/12NHK松山)

追記 僧侶起訴
松山地方検察庁は、25日、徳島市の僧侶を殺人などの罪で起訴しました。僧侶が女性に一方的な好意を抱いていたことなどが捜査関係者への取材で新たに分かり、今後の裁判では動機の解明が焦点となります。これまでの調べで、僧侶が黒田さんに対して一方的な好意を抱いていたうえ、金銭的な援助をしていたとみられることが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。(6/25NHK鳥取、NHK徳島)


浄土真宗本願寺派・西・潮見寺
徳島市西二軒屋町2-31

徳島の僧侶を逮捕、女性刺殺容疑で愛媛県警
2015.6.5 産経WEST

 昨年12月に松山市千舟町1丁目のマンションで住人の黒田美貴さん(37)の遺体が見つかった事件で、愛媛県警松山東署捜査本部は4日、殺人容疑で徳島市八万町千鳥、僧侶来見佳典容疑者(29)を逮捕した。

 捜査関係者によると、2人は黒田さんの仕事先で知り合った。マンション付近の防犯カメラに来見容疑者の車が写っており、県警が関与を調べていた。

 逮捕容疑は昨年12月16日夕方から夜にかけて、黒田さんの首を刃物で突き刺して殺害した疑い。

 捜査本部によると、同日夜に部屋を訪ねた知人男性が、首から血を流して倒れている黒田さんを発見。司法解剖の結果、死因は失血死だった。


20150605.jpg

201506051.jpg

浄土真宗本願寺派トップ「申し訳ない」 僧侶に殺人容疑
2015年6月5日 朝日新聞

 昨年12月に松山市のアパートで住人女性(当時37)を刺殺したとして、徳島市の僧侶、来見佳典(くるみよしのり)容疑者(29)が愛媛県警に殺人容疑で逮捕された事件を受け、所属する浄土真宗本願寺派トップの石上智康(いわがみちこう)総長は5日、「宗派の責任者として申し訳なく、遺憾に思います」とする異例の談話を発表した。

 石上総長は談話で「被害にあわれた女性、ご遺族の思いを考えますと、誠に心が痛み」と陳謝。「僧侶は仏道を歩み、仏法を聴聞して、教えを説く立場」であり、自らを律する生活を送らなければならない、と述べた。そのうえで「このたびのことが事実であるとすれば言語道断であり、筆舌に尽くしがたく、当人に対しては宗派としても厳正に対処いたします」との考えを示した。



追記

元僧侶に懲役18年求刑=女性殺害事件-松山地裁
2015/11/26 時事通信社

 松山市のアパートで住人の女性を殺害したとして、殺人罪などに問われた元僧侶来見佳典被告(30)の裁判員裁判の論告求刑公判が26日、松山地裁(日野浩一郎裁判長)であり、検察側は「計画的で残忍」として懲役18年を求刑した。判決は12月1日。同被告は起訴内容を認めている。

 検察側は論告で「ゴム手袋などを事前に購入し、用意したサバイバルナイフで頸(けい)動脈を切って確実に死なせた」と指摘。弁護側は最終弁論で、被害者が借金や交際相手の存在に関してうそをついていたことがトラブルの原因などとして、懲役14年が相当と主張した。


30歳元僧侶に懲役16年 37歳女性刺殺で
2015.12.1 産経WEST

 昨年12月に松山市のアパートで住人の女性=当時(37)=を刺殺したとして、殺人と銃刀法違反などの罪に問われた徳島市の元僧侶、来見佳典被告(30)の裁判員裁判で、松山地裁は1日、懲役16年(求刑懲役18年)の判決を言い渡した。

 日野浩一郎裁判長は判決理由で「女性への恋愛感情を断ち切れず、金銭を渡したのに会ってもらえないことによる恨みなどの感情にとらわれた犯行で、動機はあまりに未熟だ」と指摘。

 さらに「防犯カメラを避ける経路をあらかじめ調査するなど計画性も高い」とする一方、被害者側にも合計約340万円を受け取りながら被告との約束を破るなどの不誠実な態度がみられたと言及した。

 判決によると、来見被告は昨年12月16日、松山市内の女性方に宅配業者を装い侵入。女性の顔を殴るなどした上、サバイバルナイフで首を刺し殺害した。


<寺院倒壊>築400年以上、老朽化が原因か 阿南/徳島

<寺院倒壊>築400年以上、老朽化が原因か 阿南 /徳島
2015年6月14日 毎日新聞

 13日午後0時10分ごろ、阿南市富岡町の景徳寺(篠原寛海住職)が倒壊したと近くの住民が市役所に連絡した。2〜3日前から建物がきしむ音を住民が聞いており、他に倒壊を引き起こす要因が見当たらないため、阿南署は老朽化が原因で倒壊したとみている。

 篠原住職によると、寺は築400年以上経過していた。1960年ごろから普段は無人で、けが人はいなかった。【立野将弘】


・この寺社だが、無人の状態で管理もされていなかった。幸いにケガ人はなく済んだ。この寺社にも長い歴史と人びとの記憶があるのだろうがさみしい。

今後、人口減少社会と一段の過疎化であちこちで問題が起こっていく。つい最近、空き家対策に関する法律が施行されてマスコミも大きく報道されたことは記憶の新しいだろう。

最近、葬送文化が変質しており、その本質から学ぶべきことが抜けてしまうことが残念である。


201506144.jpg

201506145.jpg

201506143.jpg


高野山真言宗 景徳寺
徳島県阿南市富岡町阿王谷58

「空家等対策の推進に関する特別措置法」
2015年2月26日一部施行(5月26日完全施行)


「寺の方から地響き」の通報、駆けつけると全壊
2015年06月14日 読売新聞

 13日午後0時10分頃、徳島県阿南市富岡町の景徳寺近くの住民から「寺の方から地響きのような音がして、砂ぼこりが上がっている」と同市役所を通じて徳島県警阿南署に連絡があった。

 同署員が駆けつけると寺が全壊していた。老朽化が原因とみられ、けが人は見つかっていない。

 同署の発表では、寺は木造平屋約170平方メートルで、420~430年前に建てられた。住職を兼任する近くの正福寺の篠原寛海住職によると、約30年前まで管理する人がいたが、長い間無人になっていたという。

 篠原住職は「時々草刈りに行っていたが、床が抜けるなど手の施しようがなかった。ご迷惑をおかけして申し訳ない」と話している。


浄水機販社社長ら在宅起訴=霊感商法で1億円脱税-東京地検

浄水機販社社長ら在宅起訴=霊感商法で1億円脱税-東京地検
2015/03/30 時事通信社

 霊感商法などで得た収入を申告せず計約1億円を脱税したとして、東京地検特捜部は30日、所得税法違反罪で、浄水機販売会社の田中了緒雅社長(35)と鑑定業の男(77)を在宅起訴した。

 起訴状によると、田中社長は2011~12年、会社の所得と装うなどして約1億6500万円の個人所得を隠し、所得税約6000万円を脱税。男も10~12年、約1億700万円の所得を隠し、所得税約3600万円を免れたとされる。

 関係者の話では、田中社長はブログを開設し、男を「霊界と交信できる」と紹介。自身は「案内人」と称して「先祖供養をすれば悩みが解決する」と呼び掛け、悩み相談を仲介していた。その上で男の顧客に対し、観音像や特殊な効能があるとうたった水を販売し、収入を得ていたという。


・脱税に他に霊感商法として被害を訴える方の民事訴訟も一方で起こされている。

報道では、不妊治療やアトピー治療なども霊の仕業として、祈祷グッズや高額浄水器などを販売していた。当初はお布施としていたが、脱税は認めているということだ。祈祷グッズの一例として、8万円で販売した供養塔が、実は某所で1000円で販売されている観光土産だったりする。


脱税容疑:会社代表ら2人を在宅起訴…東京地検
毎日新聞 2015年03月30日 22時16分

 鑑定料などで得た所得を隠して脱税したとして、東京地検特捜部は30日、東京都港区の浄水機販売会社「アール」の田中了緒雅(りょおが)代表(35)=足立区=ら2人を所得税法違反で在宅起訴した。

 起訴状によると、田中被告は2011?12年分の所得約1億6500万円を隠し、所得税約6000万円を脱税したとされる。また無職の池田曠吉(こうきち)被告(77)=横浜市=は10?12年分の所得約1億700万円を隠し、所得税約3600万円を脱税したとされる。

 関係者によると、田中被告はインターネットのブログに「先祖を供養すれば悪い因縁を断ち切れる」などと書き込み、相談者から鑑定料を受け取ったり、お札を販売したりするなどしていた。自らを「霊界案内人」、池田被告を「霊界と人間界の橋渡し役」と紹介していた。お札などを購入した大阪府や大分県などの女性6人が田中被告らに約840万円の賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしている。【山下俊輔】


↑