榎本栄一32

  道

師にも 友にも
妻子にも
ひそかに手をあわせながら
この辺りからは
おのずと一人になる

・この現実、つまり妻子すらも他人という現実。ただ、一番近い隣人から学ぶ。
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榎本栄一31

  ダルマさん

もしも私が
小賢しい
手足引っ込めたら
ダルマさんみたいに
たのしくコロリコロリ

・たのしくコロリコロリと、そのままになることが・・・

榎本栄一30

  浄土のとなり

この古い畳の上で
しずかに いのちのながれに
心耳(みみ)をすまし
ここが私の
一ばんだいじな棲処(ところ)としり

・心耳、すべてに心が添えればいいなぁ!

相田みつを が命名&デザインしたお菓子

相田みつを が命名&デザインしたお菓子
2012年3月6日 exciteコネタ

昨年、野田首相が就任した頃、「どじょうのように泥くさく、国民のために汗をかきたい」という発言から、「どじょう内閣」が通称となった。言わずと知れた、書家の相田みつを氏の作品「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」からの引用である。

この発言以降、東京・丸の内にある相田みつを美術館の来館者数が急増したという報道も当時、目にした記憶があるけど、野田内閣が増税路線を打ち出す中、現在の来場者数はどうなのだろう? と気になるところ……。

ところで、最近ある物産展でこんなお菓子を発見した。栃木県・宇都宮銘菓の「チャット」というお菓子である。昭和から変わってなさそうなレトロな書体、小鳥をあしらったパッケージがなんともかわいい。実はこれ、相田みつを氏が命名&デザインなどを手掛けたものなのだとか(!)。

製造元の「うさぎや」さんにお話を伺ってみたところ、「チャット」は1960年代に発売されたお菓子で、その当時、相田みつを氏は今でいうコピーライター的な仕事をしており、ネーミングや包装紙のデザイン案を手掛けるなどしていたのだとか。「チャット」とは、ネット用語でいう「お茶のみ話、気らくなおしゃべり」と同じ意味で、そんな楽しいティータイムにいつもそばにあるお菓子であれば……という想いを込めて命名。小鳥の意匠も、原案はみつを氏が考案したものという。

相田みつをはあまりにも有名すぎて、説教臭く苦手な世界観なのでは……と食わず嫌いだった私。が、実際に読んでみると結構共感できるところがあったりして、こんなモダンなネーミングとデザインの原案もつくっていたとは……やるじゃん、みつを。とひそかにファンになった次第。

中身は白あん入りのおまんじゅうで、プレーンとチョコ味の2種類があり、宇都宮の百貨店やお土産屋さんの他、ネット通販などでも手に入る。

「うさぎや」さんによれば、みつを氏の故郷である栃木県には他にもいくつか彼が手掛けたお菓子があるそうで、たとえば足利の「香雲堂」というお店の「古印最中」のパッケージやしおりもみつを作品とか。

「相田みつを美術館」では、年に一度、これらのお菓子を集めた催しなども開かれているそうで、こちらも気になるところ……。

春に向け、ダイエットが気になる季節だけれど、食欲にはどうしても勝てない。だって、人間だもの。と、開き直りつつ、ぜひ皆さんも宇都宮銘菓「チャット」を食してみてはいかがでしょう?
(まめこ)



・相田みつを さんの隠れた一面。彼のことばを理解する時に、お説教臭く感じるのは、ことばを生きた形で把握していないからだろう。

こうしなさい、というメッセージではなく、こんな面も自分自身にはあると気づかされることが大事なこと。そこで、初めて生きたことばとして応用が効くことになる。


宇都宮銘菓チャット

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<チャット>
 ・材料:白練餡、小麦粉、卵、バター、砂糖、膨張剤、香料
 ・発売元:うさぎや商店 創業大正4年
 ・誕生:昭和36年 (1961)
  チャット(chat)の名付け親は、詩人の相田みつを氏。

榎本栄一29

  尺取虫
 
尺取虫は
すらすらと進めない
屈んでは伸び

・進めないが立ち止まることなく伸び縮み、何処かへは行けるだろう

榎本栄一28

  うねりのなか

この生死海の波のうねりに
手を合わせながら
うねりの中から
向こうの岸がみえてくる

・手を合わせるように丁寧に生きていると、ふと、これでいいと感じることがある。

榎本栄一27

  好日

ひとのこぬ一にちは
耳の遠いのもわすれおり
眼をつむれば
寂かに桜(はな)も咲いており

・榎本師は晩年、耳が不自由であった。ただ、それも忘れるような日もある。五感は人を鋭敏にするが、創造力もあるのが人間。

榎本栄一26

  地べたに

私のおごり心が
いし瓦の如く
地べたにくだけころがり
日がのぼり
日がしずみ

・くだけころがっている心に、日々生きる

榎本栄一25

  ゆっくり

ゆっくりあるくようになり
道ばたの石ころも
光っているのをしり

・ゆっくり歩くのは、自らではない。

榎本栄一24

  巡礼果てなし

ながい娑婆巡礼でしたが
もうしばらくで
無碍自在
やど賃不要
のり物賃不要

・巡礼の果てに行く場所は…、そこは経済の支配ないところ。
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